ほかのスポーツと比べると、試合や練習をするのにかなり広いスペースが必要な野球。子供や自分の練習をしようにも中々場所が取れず、自主練習ができないという人は多いのではないでしょうか。
また、練習をするにもアシスタントがおらず、1人で効果的なトレーニングができないという人もいるのでは?
そこで今回は、限られたスペースでも野球の練習に打ち込めるアイテムや、1人でも練習ができるトレーニングギアをご紹介します。
お家や1人でもピッチング練習ができるトレーニングギア
ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離は、少年野球の軟式でも14mが必要。しかし、自宅やお庭でそれだけの広さを確保するのは難しいでしょう。
また、ピッチングをするには捕球してくれる「キャッチボールの相手」が必要ですが、いつでも相手がいるとは限りません。
そこで狭い場所でもトレーニングできたり、1人でも練習できるトレーニングギアをご紹介します。
前腕から先が鍛えられる! ハイゴールド「ゴッドフィンガー FG-88」
オープン価格(実勢価格:3800円)
ピッチャーには強靭な下半身も必要ですが、スナップ(手首の強さや柔らかさ)も重要といわれています。ハイゴールドの「ゴッドフィンガー FG-88」は、ボールの先端に芯棒が付いたトレーニングギア。
ボール部分を握り、手首を動かして芯棒を上下に振ります。芯棒の曲がり角度は40~60度くらいのふり幅になるように。1回約50~80回程度、1日7~10セットくらい行うことで、リストの強化につながります。
【参照】ハイゴールド公式サイト
球の回転をチェックできる ミズノ「スピントレーナー」
価格:1078円
ストレートを投げる際、ボールに余計な回転がかかってしまい、直球がナチュラルに曲がってしまう人へ特におすすめなのが「スピントレーナー」。ボールのように握って投げることで球筋の回転がより分かりやすく目で確認でき、投球フォームを確かめることができます。
スピントレーナーをまっすぐ投げられるようになれば、球筋や回転がキレイなストレートを投げられるようになるはずです。
なお、本来はキャッチボールのようにスピントレーナーを投げるのが理想的ですが、あまり場所が取れなかったり、キャッチボール相手がいない場合は、布団やクッションなどにスナップ(手首)を利かせて投げるのもアリ。本体はシリコーンゴムでできています。
指先(リリース時)の感覚を身につける ミズノ「ベタースピン」
価格:1万6500円
ボールをリリースする時、指で弾く感覚を身につけたい人には、ミズノの「ベタースピン」がぴったりかもしれません。土台部分を利き手とは反対の手で抑え、本体上部の部分に人差し指と中指の第一関節を引っ掛けます。
その状態で指に力を入れることにより、バネに抵抗力が生まれ、指先の感覚を養うことができます。自宅など場所が限られた場所でできるのはもちろん、練習試合中にイニングの合間などでもトレーニングできるでしょう。
【参照】ミズノ ベタースピン
バッティング練習に役立つトレーニングギア
続いては限られたスペースや1人でも使える、バッティング練習に役立つトレーニングギアをご紹介します。
狭い場所でもミートポイントのチェックができるフィールドフォース「インパクトスウィングバット」
価格:7700円
ボールを使って行うバッティング練習はある程度広いスペースと、ボールを受け止めるためのネットなどが必要です。
「インパクトスウィングバット」の重量は本体(バット部)が約550g。ウェイトリング(可動部)の重さは約200gとなっているため、金属バットとほぼ同じ重さですが、全長はわずか65cmなため、お部屋の中など限られたスペースでもスイング可能。
また、スイングをするとウェイトリングが動き、ミートポイントで本体の先端にぶつかります。これによりバッティング時のインパクトを意識してトレーニングができるでしょう。
【参照】インパクトスウィングバット
野球のトレーニングはうるさい? 静かにバッティング練習ができるUNIX トレーニングボール
オープン価格(実勢価格:902円)
野球の醍醐味の1つといえば、バットにボールが当たった時の「カキーン!」という音ですよね。でも庭でトスバッティングなどボールを使ったバッティング練習をしていると、音が周囲に鳴り響いてしまい、近所迷惑になってしまう……とお悩みの方へ。
ユニックスの「トレーニングボール」は、素材がスポンジ(ポリウレタン)なため、金属バットでバッティングをしても音がほとんどしません。ボールの中心にはパチンコ玉くらいの玉が入っており、バットの芯にあたると「パチッ」と小さな音がします。
とても柔らかいので、打感を得ることは難しいですが、ミートポイントの確認ができるうえ、素材がスポンジなため、しっかりと芯で捉えなければ思った方向に飛ばないといった難しさもあります。
万が一家具や人に当たってしまっても、故障やケガの心配も少ないでしょう。ちなみに芯が入っていないタイプも発売されています。
狭いスペースでもイレギュラーバウンドの捕球練習ができるGP「イレギュラーバウンドボール」
オープン価格(実勢価格:900円)
ボコボコと面白い形をした「イレギュラーバウンドボール」は、地面に投げると不規則なバウンドをするため、イレギュラーバウンドを捕るために必要な動体視力や反射神経を培うことができます。
ラバー素材でできているため万が一、家具などに当たってしまっても、物を壊す心配は少ないでしょう。
【参照】オオトモ公式サイト
※データは2021年4月初旬時点での編集部調べ。
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文/髙見沢 洸