もらってうれしくないお祝い花ランキング、同率2位が「ブリザードフラワー」「アレンジメントスタンド花」、1位は?
もらって嬉しい、華やかなお祝い花。なかでも伝統的な「胡蝶蘭」は香りもよく、見た目も美しい。お祝い花と言ったら、まず胡蝶蘭を想像する人も多いだろう。お祝い花を贈れば、オフィスをパッと明るくしてくれ、訪れた人々も笑顔になる。しかし、実は、それは送り手のエゴの可能性も……?
株式会社マーウィはこのほど、経営者・事務職など601名のビジネスパーソンを対象に「リモート化したオフィスでもらって嬉しいお祝い花・もらって嬉しくないお祝い花」についてアンケート調査を実施した。
また、お祝い花を贈ったことがあるビジネスパーソン313名に「最も贈っているお祝い花は何か」の実態調査も行った。それぞれの詳細は以下の通り。
もらって嬉しくないお祝い花1位は胡蝶蘭。実際に贈っているお祝い花も胡蝶蘭が1位!
601名のビジネスパーソンに「リモート化したオフィスでもらって嬉しくないお祝い花はどれか」という質問をしたところ、胡蝶蘭が1位に。2位以下はほぼ同率で、花に対する趣向の違いが主たる理由だった。
また、お祝い花を贈ったことがあるビジネスパーソン313名に「最も贈っているお祝い花はどれか」と聞くと、半数以上が胡蝶蘭と回答し1位に。
貰う側としては胡蝶蘭を嬉しくないと感じる人が多い中で、贈る側としては胡蝶蘭を選んでいるという貰い手と贈り手にギャップが表れる結果となった。
もらって嬉しくない理由は「水やりや処理に手間がかかるから」が約8割
胡蝶蘭をもらって嬉しくない理由は、約8割の人が「水やりや処理に手間がかかるから」と回答。他に4割が「大きくて置き場所に困る」と答えた。
これまで移転、就任、上場などの機会に企業間で贈られるお祝い花は、胡蝶蘭など生花が一般的だった。しかし、胡蝶蘭は水やりの手入れや処理時に分別の必要があることから、リモート化したオフィスにおいては、手入れの負担が大きいと感じられているようだ。
胡蝶蘭を贈っている理由は7割が「特に理由はない」「慣習だから」「会社で決まっているから」のいずれかを回答
胡蝶蘭を贈っている理由は、「慣習だから」が1位。他に、3割は「喜ばれると思うから」と回答、2割が「大きくて目立つから」と回答した。
胡蝶蘭をもらって嬉しくないと答えた人の4割が「大きくて置き場所に困るから」と回答しており、ここでも贈り手と貰い手のニーズの違いが明らかになった。
また、7割が「慣習だから」「特に理由はない」「会社で決まっているから」のいずれかを回答。本来相手のことを考えて選ぶはずのお祝い花が、慣習や規則によって決められていることがわかった。
もらって嬉しいお祝い花1位は、手入れいらずで長持ちするプリザーブドフラワー
「もらって嬉しいお祝い花はどれか」という質問には、半数以上がプリザーブドフラワーと回答し1位になった。
プリザーブドフラワーは花に特殊な加工を施し、水やり無しで数年持つようにした花材。実際に贈っているお祝い花アンケートでは観葉植物と並んで最も少なくなっているが、近年、高級なお祝い花として個人・法人において認知が高まりつつある。
最ももらって嬉しいと感じられているプリザーブドフラワーが、実際に贈られていることが最も少ないというニーズと実態に大きく乖離していることが表れた。
プリザーブドフラワーをもらって嬉しい理由は「水やりなどの手入れが必要ないから」7割
プリザーブドフラワーをもらって嬉しい理由は、「水やりなどの手入れが必要ないから」が7割。コロナ禍でリモート化したオフィスでは手入れの負担がないお祝い花が好まれることがわかった。
また、「枯れずに長く楽しめるから」と半数が回答。リモート化したオフィスでは、貰ったお祝い花を目にする社員の出社機会が限られるため、長期間楽しめることが好意的に捉えられた。
<調査概要>
・企業間のもらって嬉しいお祝い花・嬉しくないお祝い花
調査方法:インターネット上でのアンケート調査
調査対象:経営者、事務職などのビジネスパーソン601名
調査実施日:2021年3月1日~5日
・最も贈っている企業宛のお祝い花
調査方法:インターネット上でのアンケート調査
調査対象:企業宛にお祝い花を贈ったことがあるビジネスパーソン313名
調査実施日:2021年3月1日~5日
出典元:株式会社マーウィ
https://mawi.co.jp/
構成/こじへい