ルイ・ヴィトンやエルメスなどの高級ブランド。多くの人は、こうしたブランドにどのくらい憧れを持っているのだろう。
LINEリサーチは10~50代の男女を対象に、憧れのハイブランド・ラグジュアリーブランドについて調査した。
はじめにハイブランド・ラグジュアリーブランドが好きかどうかを聞いた。すると「どちらともいえない」が全体で約3割と、もっとも多い結果に。
ハイブランド・ラグジュアリーブランドが「好きな人」(「とても好き」と「やや好き」の合計)は全体で3割、逆に「好きではない人」(「あまり好きではない」と「まったく好きではない」の合計)は4割近くとなった。
「好き」、「どちらともいえない」、「好きではない」の割合は、全体でほぼ3等分されているが、若干「好きではない人」が多いことがわかりました。また「とても好き」という人の割合は約1割、「まったく好きではない」人の割合は約2割で、年代別で割合の差はあまりみられなかった。
男女別にみても、「どちらともいえない」が男女共にもっとも多く約3割ずつ。特に10代では、まだ身近ではないためか「どちらともいえない」の割合がもっとも高く約4割だった。
ハイブランド・ラグジュアリーブランドが「好きな人」は男女で差がみられる。女性は36%、男性は24%と、女性のほうが12ポイント高くなっている。女性の20代・50代が他の年代と比べて「好きな人」の割合がやや高めとなっているが、女性は10代を除き各年代で35%~39%と4割近くが好きということがわかる。
一方「好きではない人」は、女性が32%、男性が45%で男性のほうが13ポイント高くなった。男性は「まったく好きではない」人の割合も、女性と比べると高くなっている。特に「あまり好きではない」人の割合は、20~30代男性でやや高めとなった。
憧れのブランドTOP2はエルメスとルイ・ヴィトン
憧れのハイブランド・ラグジュアリーブランドについて質問したところ、全体のランキングでは「Hermes(エルメス)」と「Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)」がTOP2となった。
3位以降は、「CHANEL(シャネル)」、「GUCCI(グッチ)」、「Tiffany & Co(ティファニー)」「ROLEX(ロレックス)」が2割台で続く。3位「CHANEL」、4位「GUCCI」、5位「Tiffany & Co」は特に女性で割合が高く、6位の「ROLEX」は男性で割合が高いようだ。
7位の「Cartier(カルティエ)」は、特に30代女性でもっとも高く、9位の「Burberry (バーバリー)」は10~20代の若い女性の割合が高め。10位の「Bvlgari(ブルガリ)」は、女性40代・50代の割合が高いことがわかった。
男女年代別にみていくと、10代が憧れるハイブランドには「CHANEL」、「GUCCI」、「Dior」、が上位にランクイン。また10~20代女性では、「Tiffany & Co」の割合も高く、20代女性では「PRADA(プラダ)」が上位にランクインした。
また、女性は30代以降で「Hermes」が1位を占めており、男性は20代以降で「ROLEX」が1位を占めている。男性は、「ROLEX」、「TAG HEUER(タグ・ホイヤー)」、「OMEGA(オメガ)」といった、時計ブランドが女性よりも割合が高い結果に。「OMEGA」は特に40代男性の割合が高めだった。
そしてファッション系のハイブランドの中では、「Armani(アルマーニ)」が女性よりも男性のほうが、割合が高くなっている。さらにTOP5外ではあるが、「Chloe(クロエ)」、「CELINE(セリーヌ)」は他の年代に比べて20~30代で、特に女性の割合が高く、憧れのブランドとなっているようだ。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2021年3月5日~8日
有効回収数:5252サンプル
構成/ino.