一般カードよりも特典やサービスが充実し、一定のステータス性がある一方で、ブラックカードのように取得ハードルがべらぼうに高いわけではない……。そんな理由から、ゴールド・プラチナのクレジットカードを持つ人は多いはず。
そんな、ゴールドカード・プラチナカードのコロナ禍における利用実態を探るアンケート調査がこのほど、クレジットカードレビュードットコムにより、ゴールドカード・プラチナカード保有者125名を対象にして実施された。
付帯する特典や補償の利用が減ったと50%以上が回答
ゴールドカード以上を所有している人と対象にアンケート調査をした結果、もっとも所有している人が多かったのが「dカード GOLD(29名)」となった。続いて、2位「三井住友カード ゴールド(20名)」、3位「エポスゴールドカード(19名)」という結果になった。
ゴールドカードやプラチナカードは、ポイント還元率以外に、補償や優待などを充実させているクレジットカードが多くある。
そこで、現ゴールドカード・プラチナカード所有者にこの社会情勢の中「特典や補償を利用する機会は増えたか、減ったか」についてアンケートしたところ、半数以上にあたる50.4%(63名)が「減った」と回答した。
さらに、優待や補償など多くが使う機会が減ることで、「解約の検討をしているか?」についてアンケートしたところ、「いいえ」と回答した人は72.8%(91名)となった。一方で、「解約する」「検討中」を含めると27.2%(36名)の人が継続して所有することに迷いがあることが伺える。
続いて、クレジットカードを解約せずに使い続けると答えた91名を対象に、継続して持つ理由について尋ねたところ、「還元率が良い(25名)」が最も多く、「年会費が安い・無料(17名)」が続いた。
一方、クレジットカードを解約すると回答した14名を対象に、解約理由を尋ねたところ、一番の理由として挙げられたのが「特典条件が改悪された(5名)」が最多だった。
その他には「旅行へ行く機会がなくなった」「年会費がもったいない」との回答があるなど、ゴールドカードやプラチナカードの特典・補償を年会費以上に感じられることが少なくなったことが要因にあげられる。
<調査概要>
調査期間:2021年3月28日~4月1日
集計対象人数:125名(年令問わず)
集計対象:男女
※インターネット調査
出典元:クレジットカードレビュードットコム(Office With)
https://review.card-shinsa.com/
構成/こじへい