イマドキの高校生は現金をいくら持ち歩いているのか?
放課後にコンビニで買い食いをしたり、ファミレスのドリンクバーで友達とだべったりと、高校生は登下校時にも何かとお金を使う。では、イマドキのJK・DKは普段、どれくらいの現金を持ち歩いているのだろうか?また、どんなタイプの財布を使っているのだろうか?
そんな、高校生の所持金・お財布事情に関する意識調査がこのほど、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」により、日本全国の高校1年生~3年生の男女1043名を対象として実施された。
ふだん持ち歩く金額は「5,000円未満」が7割!高学年になると金額が増加傾向
ふだん現金をどのくらい持ち歩いているか質問したところ、現金を持ち歩いている高校生は全体の93%で、高学年になるほど現金を持ち歩く人の割合が高いことがわかった。
ふだん持ち歩いている金額は「1,000円~2,000円台」がもっとも多く35%、次いで「3,000~4,000円台」が29%だった。合わせて、ふだん持ち歩いている金額は「5,000円未満」という人が全体で約7割と大半を占めている。
学年別にみると、持ち歩く金額が「1,000円未満」の割合は低学年で、「5,000円以上」の割合は高学年で高くなる傾向だった。
お財布のタイプは「長財布」が半数近く。女子高生はコンパクトな「三つ折り財布」も人気
ふだんどんなお財布を使っているか、お財布のタイプを聞いた。全体でもっとも多かったのは「長財布」で、男女ともに5割近くの人が使っている。次に多いのは「二つ折り財布」、「三つ折り財布」と続く。
男女別にみると、女子高生は「二つ折り財布」よりも「三つ折り財布」のほうがやや割合が高く、2位となっている。また、割合は少ないものの「コインケース(小銭入れ)」や「カードケース・カード入れ」を使う人は、低学年になるほど多い傾向にあった。
高校生もお得情報は見逃せない?お財布の中にはクーポン券なども
お財布に入っているものといえば、現金やレシート、ポイントカード、プリペイド・ICなどのカード類、身分証明書や診察券などがあるが、それ以外で高校生がお財布に入れているものについて聞いた。
現金やカード類、レシートなどしか入れていないという人は、全体で2割程度。女子高生と比べて男子高生のほうが高く、特に高校1年生の男子高生で高い割合だった。
お財布に入れているものの全体1位は「クーポン券/割引券」で、男子高生で1位、女子高生も2位にランクインした。
全体2位は「プリクラ」で、女子高生では過半数で1位だった。3位は「おみくじ」、4位は「おまもり/お札」、5位には「過去の映画・イベントなどのチケットの半券」がランクイン。半券は男女ともに4位にランクインしているが、男子高生と比べて女子高生は割合が高く、特に高3の女子高生で高い結果となった。
高校生は7割近くがポイントを貯めている!特に女子高生はポイントを貯める人が多い
お店で買い物をしたときなどに貯まるポイントやスタンプカード。高校生にこのようなポイントを貯めているか質問したところ、全体の7割近くがポイントを「貯めている」ことがわかった。
男女別にみると、男子高生よりも女子高生のほうがポイントを貯める人が多く、特に高3の女子高生では76%が貯めていると回答。また、学年が上がるにつれてポイントを「貯めている」割合が若干高くなる傾向にあった。
8割近くの高校生がお金の記録はつけていない!
「おこづかい帳や家計簿など、収支がわかるものをつけていますか?」と質問したところ、「記録はつけていないし、レシートや領収書も保管していない」という回答がもっとも多く約6割。次いで多かったのは「記録はつけていないが、レシート・領収書を保管している」という人で2割。使ったお金の記録はしていない人が合わせて約8割という結果だった。
使ったお金の記録をしている高校生は2割強だが、記録方法で多かったのは「デジタル・アプリのおこづかい帳・家計簿サービス」と、「紙のおこづかい帳・家計簿」で、同率で1割弱だった。
また、グラフにはないが、男子高生は紙派が多く、女子高生はデジタル派が多い印象だった。学年別では、低学年になるほど「紙のおこづかい帳・家計簿」を使う人が多いようだった。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2021年2月16日~17日
有効回収数:1043サンプル
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある。
出典元:LINEリサーチ(LINE株式会社)
https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
構成/こじへい