2年半で23000㎞走破!「クロスカブ110」の魅力【カブガール】
初めて林道を走った時のことは忘れない。
「無理だって!こんなの走れん!!」
フラットだって聞いていたのに、ガタガタのコンクリートの上には小石や杉の枯れ葉が積もっているし、何よりも下りが急すぎる。ハンドルにしがみつきながら、いつコケるのかと緊張して叫びっぱなしだった。
こんにちは、今となってはトコトコ林道散歩をするのが大好き!高木はるかです。
クロスカブを購入しておおよそ2年半。23000㎞走りました。長期間長距離乗ったライダーからの視点で、愛車「クロスカブ110」の良いところをご紹介します。
慣れれば簡単、カブのシフトチェンジ
初めてカブに乗ったときに難しく感じたのが、カブシリーズ最大の特徴である「ほぼロータリー式シフトパターン」と「シーソー式チェンジペダル」。
カブのシフトパターンはほぼロータリー式。「ほぼ」というのは、走行中は4速からNに入れることができないからです。
さらにギアを入れたまま停車してもエンストしないという不思議な特徴もあります。(反対にエンジン停止時にギアが入っていてもタイヤロックがかからないのですが、クロスカブは前輪にブレーキロックがついているので、ゆるい坂道なら停めることが可能です。)
チェンジペダルはステップを挟んで前後に分かれています。前側を踏むとシフトアップ、後ろ側を踏むとシフトダウン。
おまけにカブにはクラッチレバーがありません。
通常バイクのペダルは前に1本だけで、クラッチレバーを握ってペダルをつま先で上げ下げすることで操作します。それまで乗っていたバイクでの運転が体に染みついてしまっていたので、はじめはシフトチェンジするごとに
「えっと…?シフトダウンしたいから、後ろのペダルか」
頭で考えながらのぎこちない動作でした。
コツを掴むまではちょっと時間がかかりましたが、慣れればなんてことはありません。今ではカブっぽいこの1連の操作にロマンを感じ、大好きです。
敢えて「好き」以外のメリットを挙げるなら、Nに入らなくて苦戦することがないことでしょうか。信号や道路脇で停車する時、サッと止まってパッと発進できる身軽さがあります。
アソビゴコロを感じるアクティブバイク
クロスカブはノーマルでセミブロックタイヤ。カブシリーズの特徴であるレッグシールドがなく、軽快なスタイルです。
冒頭でもご紹介しましたが、クロスカブに乗ってからは林道をトコトコと散歩をするのが好きになりました。
林道は道幅が狭く、こう配が急で路面が悪いところが多いのですが、小柄なクロスカブで走れば問題なし。あくまで散歩の範囲で、無理なく自分のペースを楽しんでいます。
オフロードを走れるからといってオンロードが走りにくいかというと、そんなことはありません。
舗装路でももちろん安定して走ることができ、シートの分厚さや走行中の姿勢から長時間の運転も疲れにくく、購入して以降何度もロングツーリングへ行っています。二人でなら、何キロだって走れる気がする!
とっても簡単たっぷり積載
オフもオンも走りやすいクロスカブなので、キャンプツーリングにピッタリ。私がキャンプに出掛ける時の荷物が、この写真の道具+寝袋と服。
クロスカブは大型のリアキャリアだけでなく、ライトの上にもちょっとした荷物を置けるフロントキャリアを備えています。
フロントキャリアにはテント・チェア・テーブルを入れたスタッフバッグを固定。それ以外のものをリアキャリアに乗せた容量50Lのホムセン箱の中に収納しています。
荷物を前後に分散させることで、見た目ゴチャゴチャせずスマートに積載できるのがお気に入りポイントです。
ここだけの話、実はこれからキャンプへ出かける予定なんです。
勘のいい方は気づかれたかもしれません。そう、荷物の写真はその準備中に撮影をしたのでした。
むふふふふ…!!
今日はどこまで出かける?!
それでは、行ってきます!!
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com