ドラム式洗濯機はタテ型よりも電気代や水道代などランニングコストは低い傾向にあります。しかしドラム式洗濯機の方がどうしても本体価格が高い場合があり、なかなか購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はドラム式洗濯機の購入費用を抑えられる、つまり安く購入できる時期をご紹介します。
ドラム式/タテ型洗濯機が安い時期はいつ?
ドラム式に限らず、洗濯機の価格が安くなるのは一般的に「新製品の発売前後」といわれています。ドラム式洗濯機の場合9~10月頃、タテ型洗濯機の場合5~7月頃に新製品が発売される傾向にあります。
※2020年10月発売のパナソニック NA-VX900BL/R
本体費用を抑えたい方は、旧モデルの洗濯機の価格が安くなるタイミングを見計らって、買い替えを検討しても良いかもしれませんね。
例:2020年に各メーカーから発売された洗濯機の発売時期
パナソニック:ドラム式 NA-VX900BL/R→10月1日
東芝:ドラム式 TW-127X9L/R→10月中旬
日立:タテ型 BW-DX100F→7月23日
シャープ:タテ型 ES-PW11E→6月18日
ドラム式洗濯機のメリット/デメリット!
ドラム式洗濯機は基本的に、内部のドラムを回して洗濯機を下方向に落とす「たたき洗い」で汚れを落とします。タテ型洗濯機の「こすり洗い」とは異なり、衣類が傷みにくく、また水も少ない量で済むため、節水にもつながります。
加えて、乾燥機能が付いているタイプであれば、洗濯物を干す手間も省けるでしょう。
一方でタテ型洗濯機と比較すると初期購入費がかさむ傾向にあり、また設置スペースを広く取るモデルもあります。加えて、少ない水量で洗濯をするため、「色移り」しやすいという声もあるようです。
ドラム式洗濯機を購入するならメーカー公式サイトで比較するのもアリ
ドラム式洗濯機に新調するか、タテ型洗濯機をそのまま使おうか悩んでいる人は、メーカー公式のWebサイトをのぞいてみませんか?
製品別にわかりやすく比較表が掲載されているので、欲しい機能やおおよそのランニングコストをチェックできます。
【参照】パナソニック 洗濯機の縦型とドラム式を徹底比較!それぞれの違いと選び方
ドラム式洗濯機を安く買いたいなら中古もおすすめ?
オークションサイトやリサイクルショップなどでも、中古のドラム式洗濯機が販売されていることがあります。うまくいけば比較的安い値段でドラム式洗濯機を手にいれることができるかもしれません。しかし、購入してから故障が頻発する可能性も0とはいいきれません。
中古のドラム式洗濯機を購入する場合は、製造年月を確認しましょう。国税庁によると、洗濯機の法定耐用年数は6年となっています。製造から6年以上が経過しているドラム式洗濯機を購入する場合は注意しましょう。
【参照】国税庁 よくある質問
2020年秋に発売された各メーカーのドラム式洗濯機
ここからは2020年秋に発売された最新モデル(2021年3月現在)のドラム式洗濯機を、メーカー別にご紹介します。いずれもオープン価格となっているため、記載する価格は編集部調べとなります。
紹介するドラム式洗濯機は、洗濯容量11kgの製品と12kgの製品が2つずつです。
洗濯容量11kgのドラム式洗濯乾燥機:パナソニック NA-VX900BL/R
オープン価格(実勢価格:約32万9780円)
パナソニックのななめドラム洗濯乾燥機「NA-VX900BL/R」は、洗濯容量11kg/乾燥容量6kg。汚れ移りを抑える「2度洗いモード」を搭載しています。また、「約40 ℃毛布コース」を新たに採用。毛布や敷きパッドに付いた皮脂汚れや臭いを温水で洗い落とします。約1か月使うと、ディスプレイに「槽洗浄サイン」が表示されるので、洗濯槽をお手入れするタイミングもばっちりわかります。
【参照】パナソニック ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX900BL/R
洗濯容量11kgのドラム式洗濯機:シャープ ES-W113
オープン価格(実勢価格:約27万8000円)
シャープのドラム式洗濯機「ES-W113」は、洗濯容量11kgで乾燥容量6kg。水と洗剤だけでは落ちきらない衣類についた雑菌をプラズマクラスターが除菌・消臭できます。無線LAN機能を搭載しているため、スマホアプリ「COCORO WASH」と連動すれば、外出先でもスマホから運転状況をチェックできるのもポイント。「マイクロ高圧洗浄」で水を毎秒100万個以上の微細な水滴にして衣類に噴射。衣類の繊維の奥まで入り込み、しつこい汚れをはじきます。
【参照】シャープ ES-W113
洗濯容量12kgのドラム式洗濯機:東芝 TW-127X9
オープン価格(実勢価格:約26万円前後)
東芝のTW-127X9は洗濯・脱水容量12kg、洗濯~乾燥容量7kgのドラム式洗濯機です。洗剤の効果をさらに高める「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」を採用。また、約40℃のウルトラファインバブルの洗剤液を保温しながら衣類をつけおきして洗えるので、しつこい黄ばみもすっきり落とせます。液体洗剤や柔軟剤を事前に入れておけば、洗濯時に自動で投入できる点もポイント。
【参照】東芝 TW-127X9
洗濯容量12kgのドラム式洗濯機:日立 BD-NX120FL
オープン価格(実勢価格:約30万8000円)
日立のビッグドラム「BD-NX120FL」は、洗剤の自動投入とAIお洗濯、そして風アイロンが特徴のドラム式洗濯機です。洗濯・脱水容量は12kg、洗濯~乾燥容量は7kgとなっています。洗濯のたびに洗剤と柔軟剤を、洗濯物の量に合わせて適量を自動投入できるため、洗剤の入れすぎや不足を防げます。また、汚れの量などをAIが判断し、洗濯物の状況に合わせて洗い方や運転時間を自動で判断できる点も〇。高速の風で衣類のシワを伸ばせるので、アイロンがけの手間も省けるはずです。
【参照】日立 BD-NX120F
※データは2021年3月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/髙見沢 洸