一時90頭まで減少！季節の変わり目に羊のような姿になる希少犬種「山陰柴犬」

♯山陰柴犬

　山陰地方固有の柴犬「山陰柴犬」が話題になっている。一見普通の柴犬のようだが、一部の犬は初夏頃になると、羊のような風貌になるのだ。その愛らしい姿にSNSでは「着ぐるみ感半端ない！」「犬？　羊？」といった反響があり、さらには山陰柴犬のような冬毛をまとう自分の愛犬をアップする人も続出している。

　そんな山陰柴犬だが、一時は伝染病などの影響により90頭ほどに減少。絶滅が危惧されていたが、有志による「山陰柴犬育成会」の活動により、現在は520頭ほどに増えているそうだ。この愛くるしい姿は、ぜひ後世に残したい！

SNSでアップされて一躍大人気となった山陰柴犬・コウ。右が冬毛の抜ける頃、左が夏毛の姿だ。すでに天に召されてしまったそうだが、コウの影響力は今でも健在！

取材・文／高山 惠　写真提供／山陰柴犬育成会