お部屋BBQが楽しめるキッチン家電「Toffy スモークレス焼肉ロースター」がToffy(トフィー)より、2021年3月22日に発売されました。
この「Toffy スモークレス焼肉ロースター」。「サイドヒーティング方式」を採用しているため、調理の際に煙が発生しにくいのがポイント。
では、なぜサイドヒーティング方式を採用していると、煙が発生しにくいのか。また、煙は本当に発生しにくいのか。そしてしっかりお肉は焼けるのか。実際に検証していきます。
シンプルな構造だから操作に迷うことはなさそう!
まずはToffy スモークレス焼肉ロースターの外観を見ていきます。
Toffy スモークレス焼肉ロースターは幅437㎜×高さ155㎜×奥行235㎜。質量は約3.05kgとなっています。正面には水受けトレイを引き出すための取っ手が備え付けられています。
取っ手を引くと簡単に水受けトレイを引き出せます。調理をする際は、こちらに400mlの水を入れます。
本体右側面には通電ランプがあり、その右には温度を調整できるダイヤルがあります。焼肉を楽しむ際は、WARM(保温)、LOW(弱火)、HI(強火)にダイヤルを切り替えて火加減を調整できます。
左側面には、電源プラグを接続するための差込口があります。マグネットで接続できるため、簡単に脱着可能です。
底面の四隅には脚が付いており、熱がこもりにくい構造になっています。
天面の左右には調理中も熱くなりにくい取っ手と、内側には取り付け金具が採用されています。こちらに付属の焼き網や平面プレートを取り付けます。
本体のほか、内容物は左から「焼き網」、「平面プレート」、「電源プラグ」の3つ。今回は焼肉をするため、「焼き網」を使っていきます。
ちなみに今回は使用しない「平面プレート」を取り付けると、上の写真のように本体とプレートの間に、排熱のためのすき間があきます。
このように非常にシンプルな構造をしているToffy スモークレス焼肉ロースター。操作に迷う心配も少なそうです。しかし、熱を使った調理をするため、購入して使用する際は、必ず同梱されている取り扱い説明書を読んでくださいね。
実際に焼肉をしてみると
構造がわかったところで、続いては実際に焼肉をしてみます。
最初に温度調整ダイヤルが「OFF」になっていることを確認し、近くに可燃物がない平らな場所にToffy スモークレス焼肉ロースターを置きます。次に正面下部にある取っ手を手前に引っ張り、水受けトレイを引き出します。
水受けトレイを引き出したら、400mlの水を投入します。
ちなみに水受けトレイの内側には、「MAXライン」があります。水を入れた際、ここまで水が達しているかチェックします。
続いて焼き網をセットし、電源プラグを接続。温度調整ダイヤルを「LOW」から「HI」の間に設定し、予熱を開始します。
予熱が始めると、本体内側にあるサイドヒーターがほのかに灯り、だんだんと熱くなってきました。これで準備はOK! 早速、食材を置いていきます。
ちなみに加熱が始まると本体は非常に熱くなります。加熱を始めたらなるべく本体を動かさず、どうしても動かしたい時は、左右の取っ手をつかんで移動させます。
まずはウインナーを並べていきます。焼き網には凹凸があるため、丸みを帯びたウインナーも転がりにくく、非常に置きやすいと感じました。焼いている最中、ウインナーが焼かれる臭いはしますが、煙はほとんど見えません。
しばらくしてウインナーをひっくり返します。すると外側にあるウインナーに焦げ目がついていて、内側にあるウインナーは、まだ生焼けのようです。ヒーターが底側ではなく側面〈サイド〉に付いているため、外側の方が若干早く焼けるようでした。
それでも外側のウインナーと内側のウインナーを入れ替えたり、向きを変えたりしていると、いつの間にか良い焼き加減になっていました。
続いては豚ももの薄切り肉を並べていきます。枠内に入るか不安でしたが、焼き網の奥行は150㎜なのでキッチリと収まりました。
ウインナーに比べて薄いので、5分もかからない内に焼けました。もちろん煙はほとんど……というよりも全く見えません。ただし、お肉が焼ける良い香りは漂ってきます。
続いては少し厚みのある、豚のすね肉を焼いてみます。厚みがあるため、内側にも火が通るよう、温度調整ダイヤルを「LOW」に合わせて、じっくりと焼いていきます。
焼き続けること10数分……
こんがり焼きあがりました! 煙ももちろんほとんど発生しておらず、部屋が煙で充満することはありませんでした。
ちなみにお肉のほか、筆者は焼き鮭も焼いてみました。もも肉に比べて厚みのある鮭ですが、じっくりと焼き上げることで、内側にもしっかり火を通せます。また、底面にはヒーターではなく水受けトレイがあるため、焼き網に置いた後でも、塩コショウを振って味付けができるのも嬉しいポイントです。
なぜ煙がほとんど出ないの?
筆者はウインナー、豚もも肉、豚すね肉、焼き鮭と4種類の具材を焼いてみましたが、ほとんど煙は発生しませんでした。では、なぜToffy スモークレス焼肉ロースターは煙が発生しにくいのでしょう。
通常、焼き肉などで煙が発生するのは、加熱した具材から出る脂などが熱源(ヒーターや炭など)に触れ、焼けて蒸発します。これが煙の正体といわれています。
しかしToffy スモークレス焼肉ロースターは、側面からの輻射熱(ふくしゃねつ)で加熱する「サイドヒーティング方式」を採用。
熱源であるヒーターはサイドに付いており、脂などが落ちる底面には水受けプレートしかありません。そのため、ヒーターに脂が触れにくく、ほとんど煙が発生しないということなのです。
このようにサイドヒーティング方式を採用した、Toffy スモークレス焼肉ロースターであれば、煙を気にすることなくお家BBQを楽しめるでしょう。
Toffy スモークレス焼肉ロースター仕様
品番:K-SY1
品名:Toffy スモークレス焼肉ロースター
本体寸法:幅 437㎜×高さ 155㎜×奥行 235mm
焼き網寸法:幅 315㎜×奥行150mm ※ 取っ手含まず
平面プレート寸法:幅 333㎜×高さ 40㎜×奥行 113mm
重量:約 3050g
電源:AC100V 50-60Hz
定格消費電力:1000W
電源コード長:約1.3m
価格:1万9800円
取材・文/髙見沢 洸