画像は価格改定前のもの
2021年に始まったドコモ・au・ソフトバンクの20GBプランでは、キャリアメールや家族割といったサービスを利用できない代わりにそれぞれオンライン専用/低価格で提供されているため多くの注目を集めています。
3キャリアの20GBプラン「ahamo」「povo」「LINEMO」はそれぞれ価格やサービスにおいて少しずつ違いがあります。今回は、ahamoの他にない特徴について紹介していきましょう。
ahamoはpovo/LINEMOと何が違うの?
それでは、ドコモのahamoがauのpovo、ソフトバンクのLINEMOと違うポイントについて紹介していきましょう。
容量は20GB、オンライン専用という大きなポイントが共通しているため混同しがちですが、実は細かい内容は異なっています。
ahamoでは直接スマートフォン端末の購入ができる!
ahamoでのみ対応しているサービスの1つとして、「直接スマートフォン端末を購入できる」というものがあります。実はpovo/LINEMOでは端末の販売は行っておらず、今使っているスマートフォンのSIMロックを解除するか、SIMフリースマートフォンを用意しなければいけません。
ahamoでは公式HPより「iPhone 11」「Xperia 1 II」「Galaxy S20 5G」の購入が可能。まだ直売機種こそ少ないですが、選択肢があるだけでも嬉しいですね。
格安のプランに変更するのと同時に、スマートフォンも買い換えたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
ahamoはpovo/LINEMOと価格・基本プランの内容に違いが!
ahamoの基本料金は月々2970円。povo/LINEMOの基本料金は月々2728円と約250円の差があります。
ahamo
povo
これはahamoにのみ「5分以内の国内通話無料」というオプションが基本料金に含まれているためで、povoとLINEMOでこのオプションを適用するには別途月々550円が必要になっています。
ただしLINEMOの場合は、月々550円の5分以内の国内通話無料オプションが、加入から1年後まで無料となるキャンペーンを開催しています。
LINEMO
ちなみに通話時間が5分を超過した場合は3ブランドともに22円/30秒の通話料金が発生します。5分以内の短い通話を月に何度もするという人はahamoが最も安く運用できるかもしれません。
ahamo回線はドコモの「ファミリー割」にカウントできる!
家族で加入するキャリアを統一し、家族割サービスを適用して少しでも安くスマートフォンを運用したいという人にも、ahamoがおすすめです。
ahamoに家族割といった割引オプションが用意されていないのはpovo/LINEMOと共通なのですが、ahamoの回線はドコモのメインブランド(5Gギガホ プレミアなど)に適用できる「ファミリー割」の頭数にカウントすることができます。
ahamoの料金から割引することはできませんが、大容量プランを使用している家族の基本料金には値引きを適用することができるので覚えておきましょう。
ちなみにpovoは早期申込特典として、2021年夏までに加入すると家族割の頭数にカウントすることができます。
海外旅行/出張が多い人にもahamoはおすすめ!
昨今はコロナ禍で海外旅行や出張に赴く機会も減りましたが、この状況が落ち着いてから旅行や出張にたくさん出向くことが考えられる人にも、ahamoはおすすめです。
ahamoでは、海外82の国・地域にてデータ通信の利用が可能。さらに海外200以上の国・地域で電話をかけたり、メッセージを送信することや、日本国内のスマートフォンから海外へ電話・メッセージの送信が特別な申し込みをせずに利用できます。
ただし、海外で電話を受ける場合には着信料が発生するので注意しましょう。
ahamoのみ対応していないサービスも……
povo/LINEMOでは利用できますがahamoでは利用できないサービスとして、「eSIM」があります。これまでの物理的なSIMカードとは違い、インターネット上で発行してスマートフォンに直接ユーザーの情報を反映できるSIMなのですが、ahamoでは現在利用できません。
eSIMには手続き後、SIMカードの到着を待たずすぐにスマートフォンでデータ通信が行えるといったメリットもあるので、今後対応していく可能性も十分考えられるでしょう。
とはいえ、スマートフォンの運用に必ず必要なものではないので、即座に使いたいといったこだわりがなければあまり気にする必要もないでしょう。
※データは2021年4月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦