在宅勤務でコーヒーを飲んでいたら、カーペットにこぼしてしまった。
子供がコーラを絨毯にこぼした。
飼っているペットがソファにおしっこをしてしまった。
このように、洗いにくい布製品に液体をこぼしてしまった経験は誰しもあるでしょう。そんな時はアイリスオーヤマが2021年2月に発売した「リンサークリーナー」が活躍するかもしれません。
電動ポンプ搭載で水を噴射し、汚れを浮かせて吸引することができます。今回はそんな「リンサークリーナー」を実際に使って、その使用感などを紹介します。
準備には3分もかからない
カーペットや絨毯にジュースやコーヒーをこぼしてしまった! まずは焦らずリンサークリーナーを使うための準備をします。
リンサークリーナーの内容物は以下のとおり。
本体、ブラシ付きヘッド、T型ヘッド、清水タンクキャップ、ホルダー
本体サイズは幅290㎜×奥行180㎜×高さ270㎜。重さは約3.2kgとなっています。本体の上部にはハンドルが付いているため、持ち運びも便利にできます。
本体右側のタンクは「清水タンク」。この清水タンクに入れる水道水をブラシ付きヘッドから噴射し、汚れを浮かせて吸引します。吸引した汚水は本体左側の「回収タンク」に入っていきます。
まずは本体側部に清水タンクキャップを装着します。この清水タンクキャップを装着することによって、持ち運ぶ際にホースを本体に巻き付けて固定できるようになります。
次に清水タンクを取り外して水を入れます。清水タンクは本体右側のタンクです。上部のつまみ(ラッチ)を外側に引っ張ることで、簡単に取り外すことができました。
清水タンクに水道水を入れ、清水タンクキャップで閉めます。清水タンクの容量は1.1Lです。
水道水を入れたら本体に再びセッティング。
次にバキュームホースの先端にあるハンドツールに、ブラシ付きヘッドを装着します。
出っ張っている部分と穴を合わせることで、簡単に装着できます。
これで準備はOK! ここまでかかった時間はわずか3分程度。説明書を読みながら準備でしたが、かなり短い時間で用意できました。これだけ手軽に用意できるのであれば、カーペットにシミが付く前に掃除できそうです。
あとはジュースやコーヒーをこぼしてしまったカーペットの近くまでリンサークリーナーを運び、電源プラグを差し込みます。
リンサークリーナーの実力を検証!
リンサークリーナーの準備ができたところで、早速その実力を検証していきます。
検証に使うのは白地のマットレスと炭酸系のオレンジジュース。果たしてリンサークリーナーで、どこまでキレイにできるのでしょうか
オレンジジュースを染み込ませた白地のマットレスを用意しました。
本体の中央にある電源ボタンを押して、リンサークリーナーを起動します。
ハンドツールの腹面には噴射レバーがあります。この噴射レバーを押し込むことで、ヘッド部から水が噴射します。
汚れにヘッドを当て、水を噴射しながらブラシで擦っていきます。1往復ではさすがに汚れを取り除くことはできませんでした。しかし、水を噴射しながらヘッドを5~6往復させると……。
ジュースのシミをほとんど取り除くことができました! なお、リンサークリーナーは基本的に「シミ」などを取り除く吸引機ですが、布製品についた臭いが気になる場合は、「アルカリ電解水」の使用がおすすめです。
ちなみにリンサークリーナーを使っている最中は、かなりの運転音がします。利用する場合は、近所迷惑にならないよう、十分注意してください。
こちらは本体左側の回収タンク。濁った水が溜まっており、布製品をキレイにできたことがわかり、達成感を感じることができます。
ちなみに、ジュースやコーヒーをこぼしたカーペットなどのほかにも、洗いにくいぬいぐるみの汚れもキレイにできます。
また、ヘッドをT字ヘッドに取り換えることで、ソファの隙間などもお掃除できちゃいます。
使い終わったら回収タンクを取り外します。取り外し方は、清水タンクを取り外した時と同じく、本体上部のつまみ(ラッチ)を外側に引っ張って脱着します。
回収タンクの上部にはストッパーがあります。こちらを上げるとフタを取り外せます。フタを取り外したら、中の汚水を捨てて、水洗いすればOK。
あとは清水タンクやバキュームホースに残っている水を捨てます。
リンサークリーナー 仕様
製品名:リンサークリーナー
規格:RNS-P10-W
定格消費電力:310W
回収タンク有効容量:0.4L
清水タンク容量:1.1L
ホースの長さ:Φ30㎜×1.2m
お湯使用温度:約40℃まで
製品寸法:幅290㎜×奥行180㎜×高さ270㎜
重さ:約3.2kg
電源コードの長さ:約3.0m
税込価格:1万8480円
【参照】アイリスプラザ
取材・文/髙見沢 洸