何がどう違う？ahamo、povo、LINEMO、各社の20GB新料金プランのチェックポイント

【Check 5】新プランで利用できる対応端末は？

「ahamo」は『iPhone』シリーズのほか、Androidの72機種で利用できる。さらにおすすめの端末として『iPhone 11』『Xperia 1 II』『Galaxy S20 5G』も販売。「povo」は『iPhone』シリーズほか、auスマートフォン、SIMフリーモデルなどで利用可能。「LINEMO」は対応端末を3月上旬に発表予定で、Y！ mobileと同様となる予定だ。なお、同キャリアで乗り換える場合はスマホの割賦払いが継続できる。

〈 POINT！〉同キャリアでプランを乗り換える場合、今のスマホをそのまま利用できる。

【Check 6】新プランに適用される国際ローミングサービスは？

3社の新プランでは、いずれも国際ローミングサービスが提供されるものの、その内容は異なる。例えば「ahamo」は82の国や地域で、20GBの範囲内であれば追加料金なしでデータ通信を利用可能。「LINEMO」はY！ mobileと同じく、1日の通信量に応じて料金が発生する。「povo」は提供予定ながら、3月1日現在、開始時期などの詳細は明らかにされていない。

各社の国際ローミングの違い

「povo」

auでは150以上の国と地域で利用できる「世界データ定額」（24時間490円～／早割キャンペーン適用時）を提供中だ。新プラン「povo」の国際ローミングサービスに関して詳細は明らかになっていない。同等以上のサービスを期待したい。

「LINEMO」

サービス内容はY！mobileの「海外パケットし放題」と同等。利用するためのオプション料金は必要ないが、1日につき25MBまで1980円、25MB以上2980円の料金が発生する。また、新規契約から4か月以上経過しないと利用できない。

「ahamo」

通常は24時間980円の「パケットパック海外オプション」が必要だが、「ahamo」では不要。20GBの範囲内でデータ通信ができる。ただし利用できる国と地域は「パケットパック海外オプション」が200以上なのに対して、82と少ない。

〈 POINT！〉「ahamo」は追加料金なし。日本と同じ感覚で使える。

【Check 7】契約や修理などのサポート体制は？

各種の手続きやサポートはオンラインのみとなる。「LINEMO」ではLINEを使用。「ahamo」と「povo」では専用のアプリが提供される予定。なお、「ahamo」では、ドコモ端末を継続利用する場合、「ケータイ補償サービス」がそのまま利用できることも発表されている。

サポートだけでなく新規申し込みもオンラインから行なう。「LINEMO」の場合、顔写真と写真付きの身分証明書で本人確認をする「eKYC」（デジタルでの本人確認）などの仕組みを使って手続きする。SIMカードなしで開通できるeSIMなども活用される予定。

店頭での対面サポートがないと不安という人には、新ブランドは不向き。全国の店舗でのサポートを受けつつ、料金を抑えられるUQ mobileやY！ mobileといったサブブランド、もしくは楽天モバイルも併せて検討したい。

〈 POINT！〉専用サイトまたは公式アプリが窓口に。「ahamo」はケータイ補償を継続可能。

取材・文／編集部

※記事の内容は2021年3月1日時点のもの。価格はすべて税抜き