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鬼滅の刃でもおなじみの「生殺与奪」とはどんな意味?

2021.05.03

日常会話ではあまり耳にすることのない『生殺与奪』は、どのような意味なのでしょうか?意味や由来と併せて、使い方や具体的な例文も紹介します。言い換えられる表現も覚えておくと、場面に合わせて適した表現を使い分けできるでしょう。

「生殺与奪」とは?

『生殺与奪』は、映画やアニメ化されて話題の漫画『鬼滅の刃』のせりふにも使われている言葉です。初めて耳にし、意味が分かっていない人もいるのではないでしょうか?そこで、どのような意味や由来があるのかを紹介します。

意味は「他人を思いのままにすること」

生殺与奪は『せいさつよだつ』と読み、『他人を自分の思うままにすること』という意味です。漢字の成り立ちを見ると、より意味が分かりやすくなるでしょう。

生かすと殺すという意味の『生殺』と、与えると奪うという意味の『与奪』の二つの相反する漢字から成り立っています。他人を生かすも殺すも、与えるも奪うも自由自在で、思いのままに支配可能な状態を表す言葉です。

言葉の由来

『生殺与奪』は、古代中国の思想家『荀子(じゅんし)』が残した著書に記されている『殺生與奪(せっしょうこうだつ)』という言葉が由来です。

古代中国では、国の支配者が絶対的権力を持っていると書かれており、その状況を示す言葉が『殺生與奪』です。殺生與奪が日本に伝わると、『生殺』と前後が入れ替わり、『與』には与えるという意味があったため『与』に変わったとされています。

また、『生殺』の読み方は、『せいさい』だと思っている人もいるのではないでしょうか?それも間違いではありませんが、近年では一般的ではないようです。

「鬼滅の刃」のせりふにも登場

アニメ化や映画化で注目されている『鬼滅の刃』の原作漫画には、多くの四字熟語が登場します。『生殺与奪』もその一つです。

漫画では第1巻、アニメでは第1話で、登場人物の一人・冨岡義勇(とみおかぎゆう)が放つせりふとして使われています。鬼に変貌した妹の禰豆子(ねづこ)を斬らないでほしいと頼み込む主人公・炭治郎(たんじろう)に、「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」と言う場面です。

第1話で使われていることや冨岡義勇の正体がまだ不明の状態ということもあり、インパクトのあるせりふになっています。今では作品を代表する名ぜりふの一つと言われているので、改めて見返してみるのもおすすめです。

言葉の意味を理解した上で見ると、より心に響くせりふに感じられるでしょう。

生殺与奪の使い方

『生殺与奪』は、日常会話でも使えるのでしょうか?具体的な使い方を例文で見ていきましょう。

背後に絶対的権力がある

生殺与奪は、どうにもならない絶対的な権力や権限が背後にあるときに使用する言葉です。自由自在にできる絶対的主導権や完全に支配できる状態などの場合も含まれます。

例えば、以下のような状況で使用可能です。

  • 古代中国では、国王が生殺与奪の権力を握っていた
  • 社長が生殺与奪の権力を握っていると言っても過言ではない
  • 生殺与奪の権を他人に奪われないように気を付けるべきだ
  • 昔は将軍が生殺与奪の権を握っており、家来は絶対服従だった
  • 生殺与奪の権力を握ることで、他人を意のままに支配する犯罪が後を絶たない

日常会話では使わない方が無難

生殺与奪は、日常会話に適した言葉とは言い難い表現とされています。使用されている漢字や例文の印象からも分かる通り、攻撃的で威圧感のある言葉のためです。

上から目線で見下した表現であるため、思わぬトラブルの原因になることも考えられます。日常会話では、できるだけ使わない方が無難でしょう。

実際に日常会話で耳にすることはないに等しく、主に漫画や小説など書き言葉として用いられています。同じような意味の言葉もあるので、日常会話では別の表現を用いるようにしましょう。

生殺与奪を言い換えると?

代表的な言い換え表現を二つ紹介します。日常会話で使いやすい表現もあるので、覚えておくと役に立つでしょう。

「活殺自在」

生殺与奪と意味が近い言葉としては、『活殺自在(かっさつじざい)』が挙げられます。活かすと殺すという意味の『活殺』と自由自在という意味の『自在』を組み合わせた言葉です。

『活かすことも殺すことも自由自在にできる絶対的な権力がある』という意味合いです。例文は以下のようになります。

  • 選抜選手を決める監督は、選手にとっては活殺自在の権力を握っている存在だ
  • 彼は会社で活殺自在の権力があり、不満があっても誰も逆らえない状況だ
  • ワンマンの社長だが、家庭では奥さんに活殺自在の権力を握られている

「命運を握る」

日常会話でも使いやすい言い換え表現は、『命運を握る』です。『命運』は『命運を分ける』という表現で使われることが多く、『その後の人生に大きく影響するような重大なことや運命』を表します。

『命運を握る』とは、『人や物が非常に重大な決定権や支配権を握っている』という意味合いになります。例文は以下の通りです。

  • 新政権の命運を握る地方選挙
  • 新しく開発されたアプリが会社の命運を握っている
  • 志望校に合格できるかの命運を握るのは、経験豊富な面接官だ

構成/編集部

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