2020年9月16日に、日産「フェアレディZ」のプロトタイプモデル、「フェアレディZプロトタイプ」がオンラインイベントで公開され、世界中のZファン、スポーツカーファンの熱い注目を集めている。
初代S30型のシルエット、Z32型を彷彿とさせるリアテールランプ、Z専用のステアリングホイールなど、エクステリア&インテリア問わず各所にフェアレディZの血脈を感じさせるディテールが盛り込まれている。
しかも最新のスポーツカーとしての先進性も併せ持つ「フェアレディZプロトタイプ」の美しいデザインには、思わずため息がもれる。
そんな「フェアレディZプロトタイプ」の市販化が期待されている。その価格はどれくらいになるのか? 推察してみたい。
日産の新型「フェアレディZ」の価格予想
2021年秋に「東京モーターショー」が開催予定となっている。
コロナ禍で開催延期やオンラインイベント化の可能性もあるが、そこで市販前提モデルがデビューすると予測される。
その後、2021年末もしく来春に市販車が販売されるのではないか……こちらが発売までの大方の予想だ。
日産の新型「フェアレディZ」のエンジンほかスペックは?
日産自動車が公開した「フェアレディZプロトタイプ」の主要諸元は以下となっている。
エンジン:V-6 ツインターボ
トランスミッション:6速マニュアルトランスミッション
全長:4382mm
全幅:1850mm
全高:1310mm
ホイール/タイヤ寸法:255/40R19(フロント)、285/35R19(リア)
生産車では上記と異なる可能性もあるが、新型「フェアレディZ」のV-6 ツインターボ搭載モデルは、最高出力298kW(405PS)/6400rpm、最大トルク475N・m(48.4kgf・m)/1600-5200rpmの2997ccV6DOHCツインターボ「VR30DDTT」エンジンをベースにする可能性が高い。
日産の新型「フェアレディZ」の価格はいくら?
日産の新型「フェアレディZ」の価格を予想してみよう。「VR30DDTT」エンジンを搭載する「スカイライン400R」の562万5400円というメーカー希望小売価格が参考になるだろう。
「スカイライン 400R」
【参考】日産:スカイライン [ SKYLINE ] セダン | 価格・グレード | 400R
また、現行の「フェアレディZ」のうち、「Z」グレード(6MT)のメーカー希望小売価格が397万9800円、上位の「Z Version ST」グレード(7M-ATx)は530万8600円である。
新型「フェアレディZ」はノンターボ仕様やオートマチック仕様が選べる可能性もあるが、価格は400万〜600万円程度と予測する。
日産の新型「フェアレディZ」にNISMOバージョンはある? 価格は?
現行の「フェアレディZ」には、レーシングブランド-NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)による直系ワークスチューン車、「フェアレディZ NISMO」が存在する。
新型「フェアレディZ」にも、NISMOバージョンの登場を期待したい。
現行の「フェアレディZ NISMO」(7M-ATx)のメーカー希望小売価格は651万9700円となっており、新型のNISMOも同価格帯での販売が望まれる。
※データは2021年4月初旬時点での編集部調べ。
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文/中馬幹弘