「新生活のスタートにぴったりのiPhoneは?」とか、「スマホデビューにふさわしいiPhoneは何?」と聞かれることがある。
そんな時、購入するのが学生さんや20歳代前半の社会人であるなら迷わず、「iPhone SE(第2世代)」がいい! と、iPhone 3GSからのユーザーである筆者はオススメしている。
ボディデザインこそiPhone 6以来と、やや見慣れた感じにはなっているが、最新のA14 Bionicチップから1つ世代が古いだけのA13 Bionicチップを搭載し、最新のiOS 14をデフォルトで活用するからだ。
そして、オススメの理由の筆頭に挙げられるのは、何と言っても価格が安いことだろう。
「iPhone SE(第2世代)」の64GB SIMフリー版がお得
Apple StoreのSIMフリー版なら、iPhone SE(第2世代)の64GBモデルが4万9280円で購入できる。
【参考】iPhone SEを購入
ホームボタンで指紋認証ができるから、コロナ禍のマスク着用でも使い勝手はいいし、さらに、ケースも種類が豊富で楽しめる。
通信ネットワークは残念ながら5Gに対応しないけれど、5Gは各通信キャリア共に、今後2年程度はネットワークの整備段階。iPhone SE(第2世代)を3〜4年ほど使うのであれば、速度が遅いと絶望する事態はまだまだ少ないはずだ。
また、iOSはアップデートをひんぱんに行うが、A13 Bionc世代(ほかにはiPhone 11、iPhone 11 Proなど)と対応の過程を共に歩むと想定されるので、おそらくあと5年以内にiOSのアップデートに非対応といった状況にはならないであろう。
執筆段階の最新バージョンであるiOS 14.4の対応機種で発売日が一番古いモデルは、2015年9月10日に発表されたiPhone 6s/6s Plusだ。
2020年4月15日に発表されたiPhone SE(第2世代)でいえば、少なくとも2026年くらいまでは、アップデートに対応するのではなかろうか。つまり、その期間は〝現役のiPhone〟として利用できることになる。
「iPhone SE(第2世代)」は容量64GBで足りる?
iPhone SE(第2世代)は、ホワイト、ブラック、(PRODUCT)REDの3つのカラーからお気に入りをチョイスできる。
そして、容量は64GBと128GB、256GBの3タイプをラインアップ。Apple StoreでSIMフリー版を購入すると、それぞれの価格は
64GBモデル:4万9280円
128GBモデル:5万4780円
256GBモデル:6万6880円
となる。
最近はクラウドサービスを活用し、写真などの重いデータはインターネットのサーバー上にアップするケースが増えている。
たとえばiCloudやGoogleドライブといったデータ保存先を用意できるなら、手持ちのiPhone SE(第2世代)が64GBであったとしても、容量不足を回避できるのではないだろうか。
しかし、どうしても容量に不安があるのなら、128GBモデルをチョイスするのも手だろう。価格差は5500円だから。
「iPhone SE(第2世代)」64GBモデルの中古相場はどうなっている?
大手中古スマホ販売サイトで確認した、iPhone SE(第2世代)の64GBモデルの中古相場をご紹介しよう。
SIMフリー版、キャリア版、カラーを問わず、中古で3万5000円〜4万4000円前後、未使用だと4万円〜4万7000円前後となっている。
発売から1年ほどの最新機種ゆえ、手放すユーザーもまだ限られている。ゆえに中古相場は高値安定といったところ。
ただし、人気モデルなので新品の販売数量は多い。今後は市場に数が多く出ると想定されるが、大幅な価格低下はまだ先の話になりそうだ。
「iPhone SE(第2世代)」64GBモデルの買取価格はどうなの?
同、大手中古スマホ販売サイトで確認したところ、iPhone SE(第2世代)64GBモデルの買取価格はキャリアモデルで中古は2万8000円〜3万2000円前後、未使用では3万2000円〜3万6000円前後となっている。
国内版のSIMフリーでは、中古は3万4000円〜3万5000円前後、未使用では3万8000円〜3万9000円前後となっている。
ただし、買取価格は手持ちのiPhone SE(第2世代)の程度により大きく変わるので、あくまで参考値としていただきたい。
※データは2021年4月初旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、購入はあくまで自己責任にてお願いします。
文/中馬幹弘