IoT家電やAIを駆使したプログラムなど、進化の目覚ましい家電業界。勝手に作業してくれたり、プロに頼んだような仕上がりだったり、ユーザーを心地よくもてなす新機能を搭載した「おもてなし家電」があるというウワサ。驚きの新発想がどこまで家事をラクにしてくれるのか、家電王・中村剛さんに「実際はどうなの?」を聞きつつ、真相を究明!
【真相究明人】
家電王・中村 剛さん
『TVチャンピオン』の家電通選手権で王者に輝いた家電のプロフェッショナル。「家電は暮らしを豊かにする」を信念に、家電の特性や活用術を発信。
【DIMEウワサ調査隊】
[1号]ライター・高山
夫と小中学生男子2人の4人家族。洗濯機は多い日だと1日3度回し、冷蔵庫は常に食材でパンパン。
[2号]ライター・嶺月
おいしく作れるなら高額な家電でもいいが、難しい機能は使いこなせないアナログ・フードライター。
[3号]編集・渡辺
夫婦2人暮らし。共働きのため、家事にも積極参加する愛妻家の家事男子兼ファッション担当。
【噂】ゴミ捨て不要の超キレイ好きロボットがいる!?
中村 ついに出ましたよ、クリーンベース付きで10万円を切るロボット掃除機が!
嶺月 既存の『ルンバ i7+』は約15万円。安くできた理由が知りたい。
中村 カメラの搭載をやめてコストダウンしたのです。家具や進入禁止などの設定はできませんが、走行距離で学習し、マップを作っていくので、高級家具を置いた部屋数の多い大邸宅でもない限り、全く問題ないでしょう。
嶺月 ただ『ルンバ e5』や『600シリーズ』は5万円程度。クリーンベースに5万円を出す価値があるか迷います。
中村 ゴミ捨て時にホコリが舞いがちなので、ハウスダストに弱い方には「価値あり」です。吸引力も『600シリーズ』の約10倍と強力!
高山 赤ちゃんやペットのいる家、さらにこのご時世なら、クリーンベース付きの『i3+』がベストかな。
渡辺 ただ何か、今までの『ルンバ』と印象が違いません?
中村 お、いいところに気づきましたね。グレーのファブリック調になったんです。今までボディーは指紋やホコリの付着が気になることもあったので、うれしい変化。
高山 目に入る場所に置いてもいいって思えるの、大事ですからね!
アイロボット『ルンバ i3+』
オープン価格(実勢価格約9万9800円)
フロアトラッキングセンサーで移動距離を把握しながら各部屋を移動し、無駄なく効率的に清掃。清掃完了まで自動充電&再開し、掃除を最後までやり遂げる。
●サイズ:本体φ342×H92mm、約3.2kg/クリーンベース D390×W310×H490mm
〈 ココが新発想!〉しゃれたデザインでクリーンベース付き
最大60日分のゴミをゴミ収集機内に自動で収納。花粉やカビを99%封じ込め、紙パックを捨てるだけでゴミ捨て完了。ファブリック調のボディーにデザインも一新。
スマートスピーカーに話しかけるだけで清掃開始。花粉やペットの換毛期は清掃回数を増やすなど最適な清掃習慣を提案。
さらにココもスゴい!
安定の吸引力
強力なパワーリフト吸引と独自のゴム製デュアルアクションブラシで、大きなゴミからハウスダスト、ペットの毛まで逃さず吸引。毛が絡みにくいブラシで手入れもラク。
ファブリック調デザイン
柔らかな印象のグレーボディーで、主張しすぎず、インテリアになじむ。ファブリック調のマットな盤面は指紋やホコリが付きづらく、清潔感のある佇まいをキープ。
取材・文/嶺月香里 高山 惠