■連載/阿部純子のトレンド探検隊
家飲みを居酒屋気分にさせるワクワク感とおいしさを実現
日本初の新容器を採用した「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」は、ふたが全開することで、麦芽の香りが感じやすくなるとともに口に流れる液量が多くなり、“生ジョッキ”のような感覚で飲むことができる、まったく新しい発想の缶ビール。
新型コロナ以降、家飲みが主流になっているが、家飲みの場合、本格的な生ビールを味わえない、居酒屋のような開放的な雰囲気が得られないという不満を持つ人が6割以上いることがアサヒビールの調べでわかった。こうしたユーザーのインサイトから、ジョッキで飲む生ビールの味と、外飲みのような開放感、ワクワク感を味わってもらいたいという想いで開発を行った。
ふたが全開してそのまま飲めることや、ジョッキに注いだような泡立ちやおいしさが実現できたことから、モニターの反応も下記のような驚きの声が多かったという。
「泡が上がってきて、おっとっと、と口をつけたくなる感覚が居酒屋の生ビールのようでワクワクする」
「ふたが全部開いて驚いた。口が広いので香りがいいし、缶でこんなに泡があるなんて、缶とグラスの良いところ取りで楽しい」
「泡がすごい!グラスに注いだときよりもクリーミーで生ビールに近い感じ」
「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」はその名の通り、中味はアサヒスーパードライ。缶のふたを全開すると泡が自然に発生し、まるでサーバーから注いだ生ビールのような味わいがある。
〇きめ細かい泡
泡の大きさは、通常缶からのグラス注ぎだと約0.5㎜だが、生ジョッキ缶は約0.1㎜ときめの細かい泡が特長。きめ細かい泡と一緒に飲む感覚が生ジョッキにきわめて近く、さらりとした飲み口を実感できる。
〇麦の香りと流量
フルオープンにより口に流れ込む量は約90mlで、通常缶の約65mlに比べると流量が多いため、麦芽香がより多く広がり、飲みごたえと鋭いキレ味が実感できる。
〇ガス圧
サーバーからジョッキに注いだ生ビールと同じレベルのガス圧を維持することで、ジョッキに注いだビールを飲むような炭酸感が実感できる。
ふたを開けて缶から直接飲める生ジョッキ缶は、2つのイノベーションにより実現した。
〇自己発泡する缶胴
自己発泡する缶胴の内部には、特許出願中の特殊な塗料を塗布しており、クレーター状の凹凸をつけることにより、沸き出るような泡立ちを実現した。
〇フルオープン缶ふた
全開放するフルオープンの缶ふたには、飲料缶では日本初のダブルセーフティー構造を採用。手や口を切らない安全構造になっているので、直接缶に口をつけて飲むことができる。
「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」は340mlでオープン価格。酒類取り扱いのコンビニエンスストアでは4月6日から先行発売、4月20日から全国で発売する。
【AJの読み】この発想は面白い!ベランピングでも楽しめそう
缶のふたが全開してジョッキ代わりになる。発想自体がユニークだが、見かけだけでなく味わいもサーバーから注ぐ生ビールのようなおいしさを追求しているところに本気度を感じる。泡はとてもクリーミーで甘く、時間が経っても消えにくい。切り口に直接口をつけるのは少し怖いなと思っていたが、ダブルセーフティー構造で安心して飲むことができた。
生ジョッキ缶は温度によって泡立ちが変わる。飲み頃温度は4~8℃。12℃以上だと吹きこぼれることもあるので注意して。また、泡をもっと楽しみたいという場合は、缶を手で包むと泡が出やすくなるので試してみよう。
グラスが必要ないので、アウトドアでも活用できそう。手軽にキャンプ気分が味わえるベランピングで飲んでも気分が上がって楽しめそうだ。
文/阿部純子