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ビジネスシーンでよく使われる「アカウンタビリティ」とはどんな意味?

2021.04.08

ビジネスシーンやニュースで耳にする「アカウンタビリティ」という言葉。日本では「説明責任」や「説明義務」と訳されることが多いが、他にもさまざまな意味があり、ビジネスのみならず医療や福祉現場、行政など幅広い場所で使われている。

本記事では、「アカウンタビリティ」の由来や使われるようになったきっかけ、場面によってどのように意味が変わるかなど、知っておきたい知識をまとめた。

「アカウンタビリティ」とはどんな意味?

はじめに、「アカウンタビリティ」が持つ元々の意味や、使われ始めたきっかけについて詳しく解説する。類似した表現を持つ言葉も併せて覚えておこう。

アカウンタビリティは日本語で「説明責任」を表す

アカウンタビリティの意味としてもっとも一般的なのは、冒頭でも触れた「説明責任」や「説明義務」。説明責任は経営用語として使われており、簡単に言うと経営者が株主に対して企業の経営・財務状況を開示することを指していた。

現在では「企業に限らず、政治や学校教育といった社会に影響を及ぼす組織や団体の責任者が、関係するすべての人に対して活動の内容や結果の報告をするべきである」とする考えが、アカウンタビリティとされている。

また企業経営においては、説明責任だけではなく、成果に対する責任も含めてアカウンタビリティと捉えられている場合が多い。

アメリカで生まれた造語が起源

アカウンタビリティは、アカウンティング(会計)とレスポンシビリティ(責任)の2つの単語を組み合わせた造語。1960年代のアメリカで生まれた「政府や公共機関は、国民が納めている税金の使い道を説明する義務があるのではないか」という考え方が起源となっており、公共機関だけでなく株式企業と株主の間にも適用されるようになった。

その後、説明を求められる対象や開示する内容が段階的に拡大され、現在は相手に理解を求めるための関係づくり全般に用いられる言葉として定着している。

心理学におけるアカウンタビリティはどのような意味を持つ?

心理学では、アカウンタビリティは「責任の概念」であるとされ、一般的に使われる意味とは少し異なっている。「責任の概念」とは、わかりやすく言うと「自分に起こる出来事はすべて自分自身の行動が引き起こした結果であり、責任は100%自分にある」ということ。

例えば、何か解決できない問題がある場合、原因は「本気で解決しようとしていない」か「解決する力が備わっていないか」のどちらかしかなく、自分の行動が変化しなければ解決には至らないとする考え方。

アカウンタビリティの類語とは

アカウンタビリティと似ている表現として、レスポンシビリティやインフォームドコンセントが挙げられる。

・レスポンシビリティ

レスポンシビリティはアカウンタビリティの元になった言葉の一つであり、アカウンタビリティと同様に「責任」の意味を持つ。ただし、アカウンタビリティで求められるのが「数字や結果に対する説明責任や成果責任」であるのに対して、レスポンシビリティの対象となっているのは「実行責任」。

アメリカのプロジェクトマネジメントでは、プロジェクトのリーダーがアカウンタビリティを持ち、メンバーがレスポンシビリティを持つ。実行した段階でレスポンシビリティは果たしたことになるため、成果に不備があっても責任はメンバーでなくアカウンタビリティを持つリーダーが負うことになる。これが説明責任と実行責任の違いだ。

・インフォームドコンセント

看護や医療の現場におけるインフォームドコンセントは、直訳すると「説明を受けて納得した上での合意」。医者が患者に対して治療方針や使用する薬の情報などを十分に説明し、患者が内容を理解した上で同意し治療に臨むことを表す。つまり、インフォームドコンセントを行う上で、医者のアカウンタビリティが必須であると言える。

アカウンタビリティを正しく行うために必要なこととメリット

近年、さまざまなものに対してアカウンタビリティが求められるようになり、企業だけではなく、一人ひとりが自らの行動に責任を持ち、アカウンタビリティの意識を高めることが重要になってきている。最後に、具体的にどういった取り組みが必要なのかを紹介したい。

効果的なアカウンタビリティを行う上で必要なこと

アカウンタビリティに対する意識を高めるためには、経営者も含めた全員が意識改革を行い、組織全体にアカウンタビリティの重要性を浸透させる体制の自律的な整備が重要。アカウンタビリティを適切に行えているかを確認したり適正に評価するための指標を設けたりするのも効果的だ。

アカウンタビリティを行うメリットとは

アカウンタビリティを社内で徹底するメリットは複数ある。一つは、企業の透明性が高まり社会的な信用を得られること。企業の不祥事にともなう責任追及が厳しくなっている昨今において、アカウンタビリティを適切に行う企業は「信頼できるクリーンな会社である」との評価がなされ、他社からの協賛金などの支援も拡大しやすくなる。

また、アカウンタビリティスキルの高いリーダーは部下の育成にも優れている傾向があり、社員全体のモチベーションアップにもつながるはずだ。

文/oki

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