1979年7月24日より発売を開始した2代目ホンダ「シビック」。そちらをベースにホンダ初のステーションワゴンが1980年1月23日より発売された。
それが、ホンダ「シビックカントリー」だ。
木目調のサイドパネルは発売記念として1500台が標準装備。以降はオプションで用意され、〝カントリー〟のイメージを増幅させると同時に、「シビックバン」との差別化もできた。
初代「シビックバン」
シビックバン LV
リアシートを倒すとフラットなラゲッジスペースが登場
ホンダ「シビックカントリー」は電磁式テールゲートオープナーを運転席横のボタンで操作してテールゲートを開放できる。
すると、ステーションワゴンの名にふさわしい広々としたラゲッジスペースが出現する。
さらに、リアシートを倒せばフラットな床面の広大なラゲッジスペースを利用できる。
ホンダ「シビックカントリー」は1.5Lエンジンを搭載。5MT、ATが選べた
エンジンは1488cc、CVCC水冷直列4気筒横置きOHCを搭載。最高出力は80PS/5500rpm、最大トルクは12.3kg-m/3500rpmとなっている。
組み合わされるトランスミッションは5速マニュアルミッションとホンダマチック(2段AT)の2種類だった。
5MTのインテリア
ホンダマチック仕様のインテリア
室内寸法は長さ1720×幅1290×高さ1115mm。フルトリムとカラーコーディネートが施される。
ホンダ「シビックカントリー」の主なスペック
ホンダ「シビックカントリー」の主要諸元をご紹介しよう。
全長×全幅×全高:4085×1580×1380mm
ホイールベース:2320mm
車両重量:835kg(5MT)/840kg(ホンダマチック仕様)
乗車定員:5名
燃料消費率(60km定地走行テスト値):24km/L(5MT)/20km/L(ホンダマチック仕様)
タイヤ:155SR-13スチールラジアル
サスペンション:フロント/マクファーソン式独立懸架、リア/半楕円リーフリジット