ウォッカ、テキーラ、ラムと並んで4大スピリッツと称される『ジン』。大麦やじゃがいも、ライ麦などを原料とした蒸留酒で、ジュニパーベリーと様々なハーブで香りづけするのが特徴だ。この香りづけによって、フルーティーだったりスパイシーだったり、フレーバーがガラッと変わってくる。 そんなジンに興味はあるけれど、銘柄が多すぎてどう選べばいいかわからないという人も多いのではないだろうか。今回は、世界中のあらゆる場所で作られているジンの中からおすすめの銘柄を厳選して紹介する。最近めっきりバーで飲めていないという人は、この機会に家でカクテル作りを楽しんでみてはいかがだろうか。
【目次】
初心者でも飲みやすいジンの銘柄3選
ジンは、製法によって主に「ドライジン」「ジュネヴァ」「シュタインヘーガー」「オールド・トム・ジン」の4つに分けられる。その中でも初心者におすすめなのは、クセがないドライジンと、甘みのあるオールド・トム・ジンだ。この2種類の製法に絞って厳選した銘柄を、おすすめの飲み方とともに紹介する。
キリンビール タンカレー ロンドンドライジン 47.3度
バーの棚に1本は置いてある、世界でも人気のあるドライジン。現在までその製法を知っているのはたった6人だけだという。門外不出のレシピから生み出されるジンは、厳選されたボタニカルの豊かな香りをまとっている。すっきりとしたキレのある味で、ストレートでも、カクテルベースにしても楽しめる。
出典 公式サイト|キリンビール タンカレー ロンドンドライジン 47.3度
バカルディ ボンベイ・サファイア
世界中から厳選した10種類のボタニカルを用いた、スムースな味わいのドライジン。ヴェイパー・インフュージョンと呼ばれる独特の製法を採用することによって、深く華やかな香りを引き出しているのが特徴だ。世界中で愛されるもっともポピュラーなドライジンの1つなので、ジン初心者も試しておいて損はないだろう。ボンベイ・サファイアとトニックウォーターを1:4で割ったジントニックがおすすめ。
出典 公式サイト|バカルディ ボンベイ・サファイア
ジンクス オールドトムジン 700ml
ラベルに描かれたかわいらしい黒猫のイラストが目をひくオールド・トム・ジン。スウィート&ビターオレンジピールをふんだんに用いているため、オレンジの香りが豊かでフルーティーな口当たり。おすすめのカクテルはレモンジュースとソーダで割るトムコリンズ。紅茶と割れば、フルーツティーのような味わいに。
個性派ぞろいのクラフトジンおすすめ銘柄4選
近年人気が高まっているのが“クラフトジン”と呼ばれるジン。明確な定義はないが、原料や製法、産地などに強いこだわりをもって作られるジンのことを指すようだ。ジンは使用する原料の規定が少なく、自由度が高いことから、生産者のアレンジが効いた銘柄が生まれやすい。ここでは、個性が光るクラフトジンを4つ紹介する。
エギュベル ジン 700ml
南フランスのプロヴァンスにある、エギュベル修道院で作られているドライジン。ボタニカルはジュニパーベリーをはじめ、ポピュラーな素材を組み合わせている。冷やしてストレートで飲めば、甘みの強い上品な香りを楽しめる。アルコールの刺激が少ない優しい口当たりなので、ギムレットやホワイトレディなどのショートカクテルのベースに使うのもありだ。
サントリー ジャパニーズジン 翠(SUI)
柚子・緑茶・生姜の3つの和素材を使用した、まさに“和ジン”と呼ぶにふさわしいクラフトジン。すっきりと軽やかな味わいが特徴だ。日本の食卓になじみ深い素材を使っているので、食事をしながら飲みたい1本だ。おすすめの飲み方は、ジンとソーダを1:4で割るソーダ割り。
出典 公式サイト|サントリー ジャパニーズジン 翠(SUI)
梅ヶ枝酒造 Japanese Craft Gin よきつき令月
梅ヶ枝酒造が作る、日本酒をベースにしたジン。ボタニカルには温州みかん、いちご、びわなどの厳選した長崎のフルーツと梅の枝を使用。フルーティーな香りとお米のやさしい甘みが感じられる、日本らしいな味わいに仕上がっている。華やかな香りをそのまま楽しめるソーダ割りやロックがおすすめだ。
出典 公式サイト|梅ヶ枝酒造 Japanese Craft Gin よきつき令月
ジーヴァイン ジン フロレゾン
フランスのコニャック地方原産の白ブドウを使ったクラフトジン。白ワインのような風味が感じられるさわやかな味わいで、フローラルかつフルーティーな香りが堪能できる。ジントニックのベースにして生のフルーツを加えると、よりさわやかにいただける。
気軽に試せる安くておいしいジン銘柄4選
ジンは銘柄の数が多いだけに、価格もピンからキリまである。まずはお試しで買ってみたい人向けに、予算1000円前後で購入できる比較的安価な銘柄を集めた。300mlなどミニサイズで販売されているものもあるので、ぜひチェックしてほしい。
アサヒ ウヰルキンソン・ジン 37°
10種類以上のボタニカルを使用した、シトラス風味の爽やかな味わいが特徴だ。瓶入りの720mlと300mlといったミニサイズ商品もあるため、まずは試したいという人にもぴったり。気に入れば、大容量の1.8Lのペットボトル入りもあるのでぜひ。
出典 公式サイト|アサヒ ウヰルキンソン・ジン 37°
キリンビール ギルビージン 37.5度
100年以上の歴史をほこる「ギルビー家秘伝のレシピ」によって生み出されたジン。12種類のボタニカルを使用し、柑橘系の香りが際立つ味わいが特徴だ。容量は700mlと350mlのミニボトルもある。どちらも手を出しやすい価格帯になっている。
出典 公式サイト|キリンビール ギルビージン 37.5度
キリンビール ゴードン ロンドン ドライジン 43%
世界で初めてジントニックを生んだといわれているブランドで世界中で愛され続けているジンだ。750mlはアルコール分43%。40%のものなら200mlのミニボトルで販売されている。
出典 公式サイト|キリンビール ゴードン ロンドン ドライジン 43%
アルコール分40%のものなら200mlのミニボトルで販売されている。
サントリー ビーフィーター ジン 40度
1820年の創業以来変わらない秘伝のレシピで作られるジン。レモンピールが香る爽やかな味わいは、ジントニックにぴったり。容量700mlで比較的安価な価格帯だ。200mlのポケットサイズもある。
出典 公式サイト|サントリー ビーフィーター ジン 40度
※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。
文/ねこリセット