花粉症の人にとってつらいこの季節。外出時はもちろんのこと、在宅時も、洗濯ものを部屋干ししたり、こまめに掃除機をかけたりと、何らかの花粉対策を講じている人もいるのではないだろうか?
そんな「自宅での花粉症対策」 に関する実態調査がこのほど、株式会社FLIEにより、花粉症の症状を抱えている956名を対象に実施された。
「自宅での花粉症対策」 における意識調査の結果内訳
まずは、昨年と比べてどの程度花粉症の症状があらわれているか調査を行った。
症状の昨年比では約半数の47.9%が「変わらない」と回答したものの、昨年より症状が「重い29.6%」が「軽い15.8%」を上回る結果となった。
また、国内の地域ごとに回答の差をみてみると、関東甲信・東海・中国・九州では昨年より「重い」と回答した方が全国平均値より高い割合となった。
自宅の中で何かしらの花粉症対策をしている方は約8割にのぼった。それだけ屋内に入ってもなお対策が必要である、というつらい状況なのかもしれない。続いて、具体的にどの様な対策をしているのかランキング形式で見ていきたい。
具体的な対策方法では花粉が舞っている外出先から帰宅した際の「口うがい」「衣服をはたく」が過半数を超えてトップ2となった。
「空気清浄機」が4位にランクインし、実に5人に1人の方が自宅でもマスクを着用しているという結果からも、新型コロナウイルス対策の影響で例年より手厚い対策をとっている方が多いのかもしれない。
一方で、感染対策としては換気が求められる中、3人に1人が「室内の喚起を控える」という回答もあった。「その他」のフリーアンサーでは「帰宅後すぐに風呂」「目を洗う」「アロマですっきりする」などの回答がみられた。
次に、自宅での花粉症対策をしていない人へ、その理由について聞いた。
つらい花粉症であっても対策をしていない理由としては「必要性を感じるが実行していない」がトップとなった。やはり自宅はくつろぎの場であり、そこまで徹底しないと考える方も多いのかもしれない。「その他」のフリーアンサーでは「コロナで外出しないから症状が出にくい」「面倒だから」などの回答があった。
最後に、コロナ禍における花粉症の悩みを聞いた。
悩みの第1位は約過半数の回答が集まった「外出時に周りの目が気になる」だった。周りの状況に敏感になる今だからこそ、引け目を感じてしまう人が多い結果となった。
また、約4人に1人が「病院に行きたいけど行きづらい」という結果となり、健康状態を維持するためにはとても大事な通院にまで影響が出てしまっている現状もわかった。
<調査概要>
調査方法: インターネット調査
調査対象: 日本在住で花粉症の症状を抱えている方 956名
調査期間: 2021年2月26日~2021年3月5日
出典元:フリエ住まい総研
構成/こじへい