暑さ対策
ここ数年、真夏でなくても酷暑に見舞われることが多い日本。避難所、在宅での避難にかかわらず、夏には夏の防災対策が必要となる。具体的には熱中症対策と食中毒の予防だ。
熱中症は気温や湿度が高いところで、体温の調節がうまくできないことで起こる。水分やナトリウム補給も大切だが、室温を下げることが予防につながる。省電力の小型クーラーなどがあれば、カセットガス式の発電機などでも駆動することが可能だ。
また食中毒への対策もしておきたい。在宅避難の場合など、停電で冷蔵庫が使えない時にもバッテリーで駆動する冷蔵庫があれば、当分の間は暑さによる体力消耗をしのぐことができるだろう。
【 HOP 】省電力タイプで外での使用も可能
ショップジャパン『ここひえ R2』7980円
水の気化熱現象による冷却効果を利用。周囲をじんわり冷やしてくれるパーソナルクーラー。6Wと消費電力が小さいので小型のモバイルバッテリーでも駆動する。クーラーとは違い乾燥しないので、喉にもやさしい。
[ ココがハイテク!]
サイズはW173×H181×D176mm、重量は約1.1kgと軽量・コンパクトなので片手での持ち運びもカンタン。
【 STEP 】冷も温も使えて季節を問わず活躍
マキタ『充電式保冷温庫』7万6780円(税込み)
マキタ製のバッテリー、AC、シガーソケットと3種類の電源で駆動する保冷温庫。保冷は−18~10℃まで、保温55~60℃までと季節を問わず使用可能。500mlのペットボトルなら20本収納できる、20Lの容量を誇る。
[ ココがハイテク!]
水や食料などを詰め込んでも楽々運べるハンドル&キャスター付き。避難時など様々な場所に対応する。
【 JUMP 】真夏の車中泊もこれで快適!
コイズミ『ゼロブリーズ マーク2』17万8000円 (税込み)
前モデルから冷房能力を約2倍にアップさせたパーソナルクーラー。送風口と吸排気口が1つのボディーに収まったコンパクト設計で、収納も持ち運びも自由自在だ。専用バッテリーでの駆動時間は最大5時間。
[ ココがハイテク!]
モバイル機器の充電ができるUSB type A、type C 端子を装備。駆動中にもスマホなどへの給電もできる。
■ 東京臨海広域防災公園そなエリア東京
管理センター長 丸山浩司さん
広報担当 石川 緑さん
取材・文/今 雄飛