懐中電灯
夜間の災害で停電になってしまった際、真っ先に必要となるのが懐中電灯。単に〝手元を照らす〟だけでなく、暗闇の中を手探りで動いて思わぬケガを負ったり、暗闇による不安で冷静な判断ができなくなったりするのを避けられる重要アイテムだ。
「最近は、ピンスポットだけでなく、ランタンのようにも使えたり、大容量バッテリーを搭載してスマホも充電できたりする〝多機能〟モデルが増えています。中には、発電機能付きも。ただ注意したいのは、その照明以外に使いすぎないこと。肝心な時に、懐中電灯として使えなくなってしまうから。乾電池も併用できるものを選ぶなど、〝電力分散〟を念頭に選びましょう」(丸山さん)
【 HOP 】照射距離は201m!小型でハイパワー
ジェントス『SG-409R』オープン価格(実勢価格約4480円)
ピンスポットからワイドまで、先端をひねるだけで照射の広さをコントロールできる。また最大の照射距離は201m、明るさは480ルーメンと、LED1灯を搭載した小さなボディーでありながら、かなりハイパワー。
[ ココがハイテク!]
154gの軽量さが特徴。3.5時間のフル充電でハイモードで4時間、エコモードで11時間の点灯ができる。
【 STEP 】スポットも広範囲も自在に照らす!
アズシーク『バッテリー機能付きLEDライト』オープン価格(実勢価格約3980円)
ピンスポットはもちろん、蛍光灯のように広範囲も照らせる多機能懐中電灯。46個のLEDが460ルーメンの強力な明るさを発揮しながら、最長で120時間の点灯ができる。耐加重100kgでいざという時に壊れる心配が少ない。
[ ココがハイテク!]
停電時や災害時など、万が一の時にも安心。スマホなどの充電が十分できる4000mAhのバッテリーを搭載。
【 JUMP 】バッテリー切れの心配なし!振るだけで充電完了
大作商事『ナイトスターJP』7980円
自衛隊など多くの官公庁にも採用された〝振るだけ〟で充電できる日本製の懐中電灯。特徴はそのタフさ。水深100mの完全防水、完全密閉の耐衝撃設計、マイナス40℃~55℃の温度にも対応する。劣化しない蓄電装置を搭載。
[ ココがハイテク!]
振ることで本体内の磁石が往復し、電流を発生させて充電される。30秒振れば20分点灯する発電効率もよい。
■ 東京臨海広域防災公園そなエリア東京
管理センター長 丸山浩司さん
広報担当 石川 緑さん
取材・文/今 雄飛