除菌
「コロナ禍の状況を考えると、家庭にある防災グッズの中に、マスクやアルコール、ハンドソープ、またスリッパも大きな感染症対策になるので、ぜひ準備しておきたいですね」(石川さん)
これらの基本的な除菌・消毒グッズのほか、小さく持ち運びしやすいハイテク除菌グッズにも注目したい。スマホを利用して紫外線で除菌できる『ピカッシュ』や、マスクやスマホなど、体によく触れるアイテムを除菌できる『UV除菌ケース』は、感染症に敏感な今、重要アイテムといえるだろう。またオゾンによって居住空間を除菌する『ナノエフェクト』もかなり秀逸。家での日常づかいはもちろん、避難所のプライベート空間で活躍しそうだ。
【 HOP 】スマホを使って約5秒で簡単除菌
マテリア『ピカッシュ』3630円(1個)
スマホに差すとUVライトを照射できる除菌ギア。除菌したいものから約5mmの距離で5秒間照射すると、表面の99%を除菌できる。専門の検査機関によるテストも実施しており、その実力はお墨付きだ。
[ ココがハイテク!]
本体の先端からUVライトを照射。安全性が高く手先や歯ブラシ、さらには食品にも使える。携行性も◎。
【 STEP 】あらゆる角度からのUV照射で除菌完了
キングジム『UV除菌ケース』6000円
約220×H111×D40mmのケースに、マスクや紙幣、さらには消毒液を直接使えないスマホなどを入れると、内部でUVライトがあらゆる方向に反射。投入したものを隅々までUV照射するため、約10分で除菌が完了する。
[ ココがハイテク!]
ケースの内側にUVを効果的に反射するアルミ素材を採用。フル充電後、約10分×最大15回使用できる。
【 JUMP 】20畳の空間をオゾンで除菌・消臭
マクセル『オゾネオ エアロ』2万1780円
放電によって生み出すオゾンを内蔵ファンによる風で部屋の隅々までに送り込んで除菌。「中モード」で電気料金は月額約43円、騒音レベルは35dBとつけっぱなしでも問題ない。最大20畳までの空間に対応する。
[ ココがハイテク!]
優れたデザイン性だが、実証試験では1時間で99%除菌、2時間でウイルス除去といった結果を出している。
■ 東京臨海広域防災公園そなエリア東京
管理センター長 丸山浩司さん
広報担当 石川 緑さん
取材・文/今 雄飛