青春をどの部活に捧げる?10代2,700人が選ぶ 「入りたい!人気部活ランキングTOP10」
学生時代の青春のエピソードといえば「部活の思い出」をあげる人は多い。
コロナ禍で、様々なスポーツの大会が中止になったりする昨今だが、そんな青春真っ只中の10代にSimejiランキングは「入りたい!人気部活ランキングTOP10」を調査した。運動部と文化部はどちらが人気?あなたの入っていた部活はランクインしてる?
これから進学予定の10代の方は、学校の公式サイトに掲載されている部活一覧から、どのような部活があるのか事前に調べておこう。
第10位 卓球部
近年、少子化にも関わらず卓球の競技登録人口は、2009年度の約30万人から毎年増え続け、2019年度には約35万人に達している。卓球に初めて挑戦する人でも上靴と初心者用のラケットさえあれば、費用の負担も少なく気軽に始められる点も魅力的だ。運動部の中ではケガが少ないのもメリットだろう。
第9位 軽音楽部
文化祭での演奏披露など輝かしい姿に憧れて軽音楽部でバンドを始める方もいるのでは。楽器を弾いたことがなくても、部活を通して習得ができそうだ。バンドといえばKing Gnu「白日」、Official髭男dism「Pretender」のYouTubeでのMV再生回数はともに2億回(2021年3月6日現在)を超えテレビドラマや映画の主題歌にも起用されている。彼らに憧れ、部活に励む10代もきっと多いだろう。
第8位 テニス部
それぞれ個性がでそうなユニフォーム。部活を選ぶ際、ユニフォームも入部の決め手になることがありそうだ。テニスは運動量が多いため、体力や瞬発力、持久力もつきそう。屋外スポーツなので、夏は日焼けで真っ黒になるが、練習をがんばった勲章だ。
第7位 バドミントン部
最近では、日本男子シングルス初の世界ランキング1位となった桃田賢斗選手が有名。桃田選手は「バドミントンを通じて子供たちに夢や希望を届けていきたい」(Twitter公式アカウント@momota_kentoより)と発信している。部活をきっかけに、夢や希望をつかむ学生が増えることを願うばかりだ。
第6位 バスケットボール部
チームワークで勝利をつかむスポーツ、バスケットボール部。パス回しや、調子が悪い仲間をフォローしたり、チームプレイや団結力がしっかり学べそう。部員はもれなく井上雄彦氏による漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」(集英社)を読破しているという噂は本当だろうか。
第5位 美術部
自分の好きな絵を思う存分に描きたい、美大やコンクールでの入賞を目指す方もいれば、運動が苦手だから美術部に…と、入部の理由は様々なようだ。「1つの作品を仕上げる」という点で、とても集中力が高まりそうだ。最近では、美大合格へ挑戦する山口つばさ氏による漫画「ブルーピリオド」(講談社)も人気を集めている。
第4位 吹奏楽部
文化部の中の体育会系とも思われるほど、運動部並みの体力トレーニングが必要とされる部活、吹奏楽部。高校野球の試合球場で、チームを応援する吹奏楽部の華やかな演奏を目にしたことがある方も多いのではないだろうか。協調性を大事にした演奏、良い音を奏でるための走り込みや筋トレなど、トレーニングは意外とハードなイメージはあるが、息の合った演奏で選手を応援する姿はとてもかっこいい。
第3位 バレーボール部
根強い人気を誇るバレーボール部。毎年1月に行われテレビ中継もされる選手権大会「春の高校バレー」では、「バレーボールの甲子園」ともいわれており、学生たちの青春をかけた戦いが繰り広げられる。仲間との絆が熱い、バレーボール部を題材にした古舘春一氏による漫画「ハイキュー!!」(集英社)も人気。
第2位 ダンス部
公立中学でダンスが必修化されたのが2008年、まさに今の10代はダンスネイティブ世代。大阪府立登美丘高校ダンス部のバブリーダンスブームも記憶に新しく、まだまだダンス人口が増えそう。最近では、NiziUの「縄跳びダンス」や三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの「ラタタダンス」等、思わず体が動いてしまう、マネしたくなるダンスも多くみられる。
第1位 帰宅部
まさかの「帰宅部」が第1位。放課後の時間をアルバイトや友達と遊ぶ時間に充てたい、プライベートを大事にしたいという傾向が強いのか。家に帰ってゆっくりするのかアルバイトや趣味に没頭するのか、自分なりの活動を楽しんでいる10代が多いのかもしれない。
実は「休みたい」「辞めたい」「やりすぎ」の声も?部活の光と影
ところで、青春時代に部活を思い切り楽しめなかった人はいないだろうか。現役の10代も部活で悩みを抱えることが少なくない。光があれば影もあるように、部活動のマイナス面も覗いてみよう。
どうしても休みたいときもある!部活を休む理由はどうしてる?
毎日練習がある部活の場合、今日は休みたいと思ってもなかなか言い出しにくいもの。どうしても休みたいときは、角が立たないようすにするために、ちょっとした言い訳を用意している人が多い。「親が仕事(や病気)で家の手伝いをしなければならない」「親戚の法事がある」「兄弟の面倒を見ている」など家族を理由にするのが一般的だ。また、腹痛や微熱、医者に行くなど自分の体調を理由にするケースも多い。
部活を辞めたいと思ったら
最初は興味があって入った部活でも「人間関係で揉めてしまった」「レギュラーになれない」「楽しめなくなった」などの理由で辞めたい(辞めた)という人も少なくないはず。部活を三年間続けるのはもちろん素晴らしいことだが、「部活に出るのがつらい」などストレスがかかる状態であれば、無理して続ける必要はない。親や顧問に相談して、円満な退部につなげよう。
日本の部活はやりすぎ?生徒・顧問に負担も
部活のハードな練習によって、学業や私生活に支障をきたす例もある。野球や吹奏楽部の強豪校では早朝や休日の練習も日常的に行われており、「やりすぎ」「顧問の負担になっている」との声がある一方で、「成績を残すためには必要」とする学校や顧問も少なくない。
これを受けて、スポーツ庁と文化庁は「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」(2018年3月)と「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」(2018年12月)をそれぞれ策定。望ましい部活動の在り方についての指針を出している。
部活にはやりがいを持って参加している生徒も多いため、ハードな練習が一概にすべて悪いとは言い切れない。ガイドラインに沿いながらも、生徒や顧問・保護者の声が反映された部活動を運営できれば理想だろう。
※集計期間 2020/12/8~2021/2/18 有効回答数 10代男女 2,690
構成/ino.