「シチュー」をご飯にオンしても文句は言えない。だって、人の好みはそれぞれだから。
今回は、LINEリサーチが発表した「シチューの好み・食べ方に関する調査」を見てみよう。
男性は「ビーフシチュー」女性は「クリームシチュー」が人気
ビーフシチューとクリームシチュー、どちらのほうが好きかを聞いてみた。
全体ではビーフシチューが好きな人(「ビーフシチューのほうが好き」、「どちらかといえば、ビーフシチューのほうが好き」の合計)は44%、一方、クリームシチューが好きな人(「クリームシチューのほうが好き」、「どちらかといえば、クリームシチューのほうが好き」の合計)は53%という結果に。全体ではクリームシチューが好きな人のほうが、ビーフシチューを上回る結果となりましたが、男女によって差がみられた。
男性全体では、ビーフシチュー派が51%、クリームシチュー派が46%で、ややビーフシチュー派が多い結果に。一方、女性全体ではビーフシチュー派が37%、クリームシチュー派が61%と、クリームシチュー派の割合が圧倒的だった。また、女性は「クリームシチューのほうが好き」と明確に答えた人も4割弱いた。
年代別にみると、ビーフシチュー派は男女ともに10~20代が、他の年代に比べてやや多い傾向にある。クリームシチュー派は上の年代になるほど多くなり、特に女性の30代以上では6割を超え、50代女性では7割弱。 以前の調査「小中学校時代、好きだった給食は?」の「好きだった給食ランキング」でも、クリームシチューは30代以降で10位以内にランクインしていた。
ご飯にシチューをかけて食べる「シチューライス」派は全体で約3割
ビーフシチュー、クリームシチューそれぞれ好みは分かれるが、シチューを食べるときの一番好きな食べ方について聞いた。
もっとも多かったのは「ご飯と分けて食べる」で、全体で4割弱。次いで、「パンと食べる」と「ご飯にかけて食べる」がほぼ同じ割合でそれぞれ3割弱。
ご飯やパンは一緒に食べない、という人は全体で1割弱と、ほとんどの人はご飯やパンと一緒にシチューを食べていることがわかった。ビーフシチュー派、クリームシチュー派それぞれでみると、あまり大きな差はありませんが、ビーフシチュー派のほうがパンと食べる人の割合がやや多いようだった。
また、男女差はあまりみられなかったが、「ご飯にかけて食べる」シチューライス派は、女性よりも男性にやや多いようだ。
年代別にみると、10~20代では「ご飯にかけて食べる」シチューライス派が3割超えで、もっとも多く、分けて食べる派、パン派もそれぞれ3割前後。30代以降は「ご飯と分けて食べる」が一番多く、特に50代では5割弱と半数近くになっている。
調査について
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2021年2月12日~15日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある。
構成/ino.