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令和時代の高校卒業式定番イベントTOP3、3位黒板アート、2位寄せ書き、1位は?

2021.03.15

進学か就職か……。同じ学び舎でともに青春時代を過ごした仲間たちが、まったく別の道を歩むという意味で、高校の卒業式は特別なイベントだ。

では、イマドキの高校生たちは、卒業に際してどんな思い出作りをしているのだろうか?

そんな「2021年 高校の卒業トレンド」に関する意識調査がこのほど、SNSトレンドとZ世代インサイトの研究機関「memedays」により、15~19 歳 のmemedays会員女性115名を対象にして実施された。

いまどき高校生は、第2ボタンをもらわない!?定番イベントを調査!

まず、「高校の卒業式の定番イベント」について聞いたところ、1位は「当日の写真撮影」(75.7%)、2位は「寄せ書き(色紙、ノート、卒業アルバム等)」(73.9%)、3位は「黒板アート(寄せ書き含む)」(48.7%)、4位は「手紙をもらう・あげる」(41.7%)、5位は「合唱」(40.9%)となった。

ラインナップ自体は昔からの定番と変わらない印象だが、スマホで手軽に撮影したりシェアしたりが当たり前になったことで、「当日の写真撮影」がトップとなったと考えられる。

また、普段は校則でスマホの携帯を禁止している学校でも、卒業式のみOKとしているケースがあり、調査内でも「最初で最後の大々的にスマホ撮影を楽しめる機会なので、盛り上がりたい」という意見が見られた。

ちなみに、卒業式における定番の代表格である「第2ボタンをもらう」については、6位という結果だった(「ボタン/ネクタイ/名札等をもらう・あげる)」…37.4%)。今も定番のひとつではあるものの、「写真や動画にした時に地味になってしまう」、「SNS映えしない」ことが、トップ5に入らなかった要因だと考えられる。

卒業も、SNS映え!?「制服投げ」に「愛の花束」……新アイデア続々

では、Z世代の重要な価値観である「SNS映え」に焦点を当てると、どうだろうか。

「SNS映えする卒業式の定番イベント」について聞いてみたところ、1位は同率で「制服をみんなで投げる」、「黒板アート(寄せ書き含む)」(67.0%)という結果に。3位は「当日の写真撮影」(51.3%)、4位は「好きな人から花束をもらう・あげる」(49.6%)、5位は「寄せ書き(色紙、ノート、卒業アルバム等)」(36.5%)となった。

実際にInstagramやTikTokでは、2月頃からみんなで制服のジャケットを一斉に投げる写真が続々と登場。黒板の落書きに合わせてポーズしたり、教科書で顔を隠したりするショットも多く見られ、これらはまとめて「#タイムリミット女子高生」や「#青春フォトグラフ」のハッシュタグで投稿されている。

▲Instagramの「#タイムリミット女子高生」や「#青春フォトグラフ」投稿

8割以上が「卒業SNS投稿」に、こだわりアリ!投稿自体も思い出づくりに

このように、いまの若者たちは制服や学校のロケーションを使った、高校生のうちにしか撮れない、いわゆる「エモい」写真に思い入れが強いことがわかる。「卒業の思い出SNSの投稿には、こだわりたいか」と聞いてみると、84.3%もの人が「はい」と答えた。

その理由で最も多かったのは、「一生に一度の記念だから」(67.8%)だったが、2位に「投稿することも思い出になるから」(50.4%)という意見が入っているのは、普段から思い出づくりを目的にSNS投稿を楽しんでいるZ世代ならではといえるだろう。

以降は、3位「卒業した後も振り返りたいから」(47.0%)、4位「友達やまわりの人との絆を形にしたいから」(44.3%)、5位「エモい写真や動画が撮れるから」(27.8%)という結果になった。

また、「卒業シーズンにやってみたい(やっておきたい)こと」について自由回答で質問したところ、「みんなでカウントダウンムービーを作る!」、「今まで高校で撮った友達との写真と動画を編集して歌詞動画を作る」、「卒業ムービーを作ってプロジェクターで鑑賞会したい」といった意見が目立った。

思春期をYouTubeやTikTokの流行とともに過ごしたムービーネイティブな世代にとって、動画制作は身近で自分たちらしい表現方法として浸透しているようだ。

定番卒業ソングは平成のヒットが並ぶも、TikTokでは令和の最新曲が席巻

最後に、「定番の卒業ソング」について、聞いた。1位は「旅立ちの日に/合唱」(75.7%)、僅差で2位が「3月9日/レミオロメン」(72.2%)、3位は「旅立ちの日に…/川嶋あい」(33.0%)、4位は「友~旅立ちの時~/ゆず」(31.3%)、5位は「YELL/いきものがかり」(27.0%)という結果に。いまの高校生はだいたい2003年~2005年生まれだが、幼少期にヒットした曲が定番と捉えられているようだ。

一方で、意外にもTikTokではこれらの曲が卒業ムービーの楽曲として使われる頻度はそれほど高くないようだ。使用楽曲で人気だったのは、今年2月に発売されたばかりの「桜が降る夜は/あいみょん」や、映画「花束みたいな恋をした」のインスパイアソング、「勿忘/AwesomeCityClub」などだった。TikTokにおいては「定番感」よりも、「新しさ」や「トレンド」が重視されているといえる。

<調査概要>
・調査名:2021年高校の卒業トレンド調査
・調査対象:15~19歳のmemedays会員女性115名
・調査日:2021年2月21日~25日
・調査方法:インターネット調査

出典元:トレンダーズ株式会社

構成/こじへい

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