「ビールは太る」というのは本当か？

2021.03.20

ライフスタイル

お酒が好きだけどダイエットしたいから断酒してる！　そんな方もいるでしょう。特に「ビールは太る」と聞いて、断腸の思いで“ビール断ち”をしているのでは？

しかし、“ビールは太る”といっても、本当にビールを飲むと太ってしまうのでしょうか？

ビールは太るは本当？ビールに含まれている糖質やカロリー、炭水化物やプリン体をチェック！

さて、まずはビールを飲むと本当に太るのかどうかを調べるために、ビールに含まれている糖質やカロリーなど成分をチェックしてみませんか？

今回はアサヒビールの「アサヒスーパードライ」の成分を例に、その糖質やカロリーを見ていきます。

【参照】アサヒスーパードライ

【参照】ビール・発泡酒・新ジャンル原材料・成分一覧表

「アサヒスーパードライ(100mlあたり)」に含まれている成分は以下のとおりとなっています。

アルコール分：5％
エネルギー：42kcal
たんぱく質：0.2～0.4g
脂質：0g
炭水化物：3.0g(糖質3.0g、食物繊維0～0.2g)
食塩相当量：0～0.02g
プリン体：約5～6mg

以上のようになっています。意外とカロリーや糖質が低いと感じた人もいるのではないでしょうか？　それではなぜ、「ビール＝太る」といわれているのか、原因を探っていきましょう。

ビール＝太るは勘違い？ビールを飲むと太るといわれている原因

実はビールに含まれているカロリーのほとんどは、アルコールに由来されていることをご存じでしょうか。

パンやお米など炭水化物に含まれているカロリーは、血行促進や体温上昇などに多く消費されます。一方でビールに含まれるアルコール由来のカロリーは、グリコーゲンや脂肪となり、体に蓄えられることは少ないといわれています。

ビールは太るは間違い!? 原因は「おつまみ」だった!?

では、なぜビールは太るといわれているのでしょうか。その原因はビールが持つ「胃液の分泌促進作用」にあります。要するに、ビールを飲むことによって胃液が分泌され、食欲が増進してついつい食べ過ぎてしまう、ということです。

ですから、ビールを飲むことが直接的な太る原因になるわけではなく、ビールを飲むことで食欲が増し、おつまみを食べることによって間接的にカロリーや糖質を多く摂取してしまう。ということです。

だからといって、「ビールを飲む際におつまみを食べなければ必ず太らない」ということではなりません。ビールにもカロリーや糖質が含まれているので、飲み過ぎは肥満につながるだけでなく、健康に悪影響も及ぼす可能性があることをご考慮ください。

【参照】アサヒビールを飲むと太るの？

国内主要メーカー4社が発売している糖質オフ(ゼロ)のビールテイスト飲料は？！

中には糖質オフ(ゼロ)のタイプのビールが欲しいと思われる方もいるでしょう。そこでここからは、糖質0のビール、またはビールテイスト飲料(発泡酒、新ジャンルなど)をご紹介します。

国内主要ビールメーカー4社(アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー)から発売されている、糖質オフのビールとビールテイスト飲料をチェックしていきましょう。

アサヒビールの糖質0のビールテイスト飲料

アサヒビールが発売している糖質0のビールテイスト飲料は以下のとおりです。

・「アサヒスタイルフリー0」：ミュンヘン麦芽を採用した糖質0の発泡酒で、ビールに近いコクを味わうことができます。
・「スタイルフリーパーフェクト」：糖質に加え、プリン体、人工甘味料、着色料も0の発泡酒です。
・「アサヒオフ」：糖質0、人工甘味料0に加えてプリン体も0の発泡酒です。アルコール分も3％と低いため、飲みやすさもあります。
・「クリアアサヒ贅沢ゼロ」：麦芽使用量を増量し、麦芽エキスを採用したアルコール分6％の糖質0の新ジャンルです。

【参照】アサヒビール