テニスをするのに用意しなければならないアイテムはラケットとテニスシューズだけではない。ラケットに張られたガットも、テニスをプレーする上で必要不可欠な存在だ。素材はナイロン・ポリ・ナチュラルの3種類があり、ガットのタイプによって打ち心地がガラッと変わる。せっかくなら自分好みのものを選びたい。今回は有名メーカーを中心に、素材別のおすすめガットを紹介する。
【目次】
・牛の腸を使った天然素材!手になじみやすいナチュラルガットのおすすめ4選
中学生や初心者向け!ナイロンガットのおすすめ4選
ナイロン製のガットは弾力性があり、振動吸収がいい。よって打球感がやわらかく、打ちやすいので初心者におすすめのガットだ。比較的低価格な商品が多いのも魅力のひとつ。一般的にポリ以外のガットは1.30mmが標準的な太さとされている。それより細くなればより高反発になり、太くなれば耐久性が増す。太さは好みに応じて選ぼう。
バボラ ブリオ
バボラの「ブリオ」はやわらかい打球感と耐久性を両立したバランスのいいガットで、初心者でも扱いやすい。高反発さよりもコントロールを重視したい人は1.35mmの太さがおすすめだ。
ゴーセン MICRO SUPER16
ゴーセンのナイロンガットの基本モデル。耐久性や反発力、打球感のやわらかさやスピンのかかり具合など、すべてのバランスがいいガットなので、初心者にくわえて学生にもぴったりだ。カラーはホワイト。
出典 公式サイト|ゴーセン MICRO SUPER16
テクニファイバー X-ONE BIPHASE
ナイロン製でありながら、ナチュラルガットのようになめらかな打ち心地を味わえるガット。伸縮性、弾力性にすぐれているため、肘への負担も軽減してくれる。
トアルソン T-Eight T8
トアルソンが独自に開発した、弾力性を高める「T8加工」が施されたガット。ナイロンとポリの中間くらいの硬さで、高反発さと心地よい打球感が味わえる。素材にPEEKファイバーが加わることで耐久性もアップしている。
中級者~上級者向け!ポリガットのおすすめ3選
伸縮性が少ないポリエステル製のガットは、打った力がダイレクトにボールへと反映されるため力強い打球が可能だ。パワープレーを好む競技者も多く使用している。ただし、テンション(ガットを張る強さのこと)は維持されにくいので、たびたび張り直したほうがいいだろう。
バボラ RPMブラスト
ナダル選手が使用しているガット。高反発で打球感がよく、スピンがかかりやすいという特徴がある。カラーはブラック。
ヨネックス ポリツアースピン
5角形モノフィラメントと呼ばれる断面が5角形の独自構造をしており、よりスピン性能に特化したガットだ。カラーはブラックとコバルトブルーの2色から選べる。
ルキシロン 4G 125
縦糸と横糸を異なるガットにすることを「ハイブリットガット」と呼ぶ。プロ選手が多く採用する方法で、錦織選手がクロスストリング(横糸)に使用していたガットがこのルキシロン「4G 125」だ。テンション維持力が高く、長時間使っていてもガットがゆるみにくい。
牛の腸を使った天然素材!手になじみやすいナチュラルガットのおすすめ4選
最後に紹介するのは、天然素材である牛の腸を使ったナチュラルガットだ。以前は羊の腸を使用していた名残から「シープ」とも呼ばれている。高反発かつ振動吸収もよく、打球感が心地よい。テニス肘で困っている人や高齢の方にもおすすめできるガットだが、唯一の欠点は価格が高価なことだ。
ウィルソン NATURAL GUT17
錦織選手やフェデラー選手など、世界トッププレーヤーがメインストリング(縦糸)として使用している。心地よい打球感とホールド性能を実現する、最高品質のナチュラルガットだ。
バボラ VSチーム 125
契約プロのリクエストで開発されたナチュラルガット。高反発さだけでなく、コントロール性やスピンのかかりやすさも重視したいプレーヤーにおすすめだ。「打感が良い」とユーザー評価も高い。
バボラ TONIC+
ナチュラルガットのなかでも比較的安価なのがこのバボラ「TONIC+」だ。とりあえずナチュラルガットを試してみたい、飛びと耐久性を求める人におすすめ。
ルキシロン NATURAL GUT
ハイブリットガット用に作られたという、珍しいタイプのナチュラルガット。全面をナチュラルガットで張るよりも大幅にコストを抑えられる、といった利点がある。弾力性、耐久性に優れている。
出典 公式サイト|ルキシロン NATURAL GUT
※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。
文/ねこリセット