一見、普通の青年だが、テスタさんは株式投資で40億円を稼いだ天才投資家だ。いかにして「億り人」になれたのか、その思考法を紐解くと、驚くほどに単純明快だった。
投資家 テスタさん
2005年、800万円を元手に株式投資をスタート。2021年1月時点で総利益40億円超を稼ぎ出した。かつてはデイトレードなどの短期投資中心だったが、2017年頃から高配当株や中長期投資にシフト。ツイッターは@tesuta001
DIMEカレッジ第3回「億り人になる方法」開催決定!
◆開催日時:2021年3月26日(金)19:00〜20:00予定
◆スペシャルゲスト 投資家 テスタ氏
2005年に800万円を元手に株式投資をスタート。2021年1月時点で純利益40億円超を稼ぎ出した。かつてはデイトレードなどの短期投資中心だったが、2017年頃からは高配当株や中長期投資にシフト。Twitterアカウントは@tesuta001
◆参加費:無料
◆視聴方法:下記よりお申し込みいただいた方に、配信用のURLを追ってお送りいたします
お申し込みはコチラ→ http://p.sgkm.jp/event_202103
★お申し込みの際に、是非テスタさんに聞いてみたいことをお書きください。
40億円稼いだ男も『鬼滅の刃』を読んでいる
近年、証券口座を開設する人が急増中だ。某大手ネット証券では9か月で100万口座も増加し、過去最速だという。日経平均株価は30年ぶりの高値を更新、ビットコインも3年前のバブル時につけた1枚230万円台を優に超え、一時は430万円に達した。
コロナ禍にもかかわらず投資熱が盛り上がっている中で、テレビなどにたびたび登場する注目の個人投資家がいる。「テスタ」というハンドルネームの青年だ。
取材で訪れた日の昼食はカップラーメンだったそうで、
「吉野家の牛丼も大好きですし、食事はよくUber Eatsで注文します」(以下すべて「」内テスタさん)
と語る。『鬼滅の刃』は原作漫画も映画も見ており、テレビゲームもよくプレイするという。40歳前後に見える彼の価値観が、同年代とそう大きく違うようには見えない。
だが、彼の成した偉業はとてつもない。2005年に株式投資を始めて以降、40億円以上を稼いだ。
「僕がほかの人と比べて、何か特別すごいというわけではないと思います。1億円くらいの利益なら、どなたがやってもそう難しくないでしょうから……」
なぜ彼は40億円もの利益を稼ぐことができたのか――その秘密は、投資の本質を射抜いており、かつ普遍性が高い彼の「哲学」にあった。以下に見ていこう。
思考法(1)投資を始める前に歴史を知るべし
そもそもテスタさんが2005年に投資を始めたきっかけは何だったのだろうか。
「僕の場合はラクをして生活したいというだけだったので、特に高尚な理由はないんです。でも、皆さんは別に本職を持っている、いわゆる『兼業投資家』の人が多いと思います。リモートワークになって家にいる時間が増え、家で何かできないかと考えたり、飲食店などの商売や経営することにリスクを感じたりして、口座を開設する人が最近は増えているのではないでしょうか。
そういったすべての人に共通して大事なのは、リスクを負わないこと、お金を減らさないことだと思います」
では、具体的にどうやってリスクに気をつければいいのか。
「初心者の人がまずやるべきことは『歴史を知ること』ではないでしょうか。僕が株式投資を始めてから15年ほどたっていますが、その間、ライブドアショック、リーマンショック、東日本大震災、いろいろなことがありました。
〝〇〇ショック〟と呼ばれるような甚大なもの以外にも、大暴落は毎年のように起きています。昨年3月には『コロナショック』がありました。新型コロナが発生するなんて誰も予想ができなかったように、『暴落は予想できず、避けられない』ということをまず前提としておく。そして、そうなった時に決して破産したり、大きくお金を減らしたりしないようにすることが大切ですね」