3月10日は「ミートソースの日」。コロナ禍の外出自粛による自炊機会の増加により、ミートソースパスタの需要が増えている。ミートソースの手作りニーズも増している一方で、手間がかかって面倒という声も。そこで今回は、市販のミートソース缶を活用して簡単時短につくれるパスタやおつまみレシピを紹介する。
話のネタに!3月10日が「ミートソースの日」に制定
3月10日が、このほどカゴメにより「ミートソースの日」に制定された。これは「3(ミー)」「10(ト)」の語呂合わせによるもので、一般社団法人 日本記念日協会より、 正式な記念日として認定を受けた。ねらいは「ミートソースパスタの魅力をより多くの方々に伝えること」だという。
もともとミートソースパスタは、世代を超えて愛されている洋食メニューのひとつ。作るときの手軽さやアレンジの幅広さなどの理由から、近年需要が高まっているそうだ。
1皿の中で炭水化物(スパゲティ)と野菜(トマト・玉ねぎ・にんじん・ピーマン)と肉(ひき肉)を摂れることから、近年では多忙な現代社会に適応したメニューとして注目もされている。
食MAPのデータによると、3月は、直近10年間(2010年~2019年)のミートソースパスタの月次食卓出現頻度平均値が年間最高値となっており、年間で最も食べられている月となっている。3月といえば、子どもは春休みであることから自宅でランチをとる機会が多いことから、簡便メニューとしての活用が想定される。
ミートソースパスタは主婦の味方
ところで、ミートソースパスタはどんなところが魅力なのかを、具体的に知ることのできるカゴメのアンケート調査結果がある。
3歳~12歳までの子どもを持つ女性300名を対象に、「ミートソースパスタ」を支持する理由や楽しみ方に関する調査を実施したところ、約8割(79%)が「ミートソースパスタは家族みんなが好きなメニュー」と回答。魅力のトップ3は次の結果となった。
●ミートソース パスタ の魅力TOP3
第1位「食卓の皿数が減らせる」(53%)
第2位「野菜とお肉がとれる」(45%)
第3位「短い調理時間で作れる」(45%)
魅力が多いミートソースパスタ。近年はミートソースをレトルト品ではなく「手作りしたことがある」人が71%と多い結果も出ている。
ミートソースつくるの正直面倒…! そんな人のための簡単・時短レシピ
一方で、ミートソースは作るのが手間という声もあった。アンケート調査でも、ミートソースの手作りは「野菜を細かく刻むのに時間と手間がかかる」、 「玉ねぎのみじん切りで目が痛くなる」などの回答があり、野菜の下ごしらえに苦労している人が多い。 また 「煮込む時間が長くて面倒くさい」、 「トマト缶を入れた後なかなか味が決まらない」などの声もあった。
そんな声を受け、カゴメが簡単・時短に作れるミートソースパスタのレシピを開発した。
にんにくと玉ねぎが入った「カゴメ基本のトマトソース」を使うことで、「みじん切り」の工程も不要に。合い挽き肉を加えるだけで、10分調理すればミートソースが完成。「煮込むのに時間がかかる」「味が決まりにくい」という悩みも解決する。
「春キャベツたっぷり フライパンで10分ミートソース」
【材料 (3人分)】
・合いびき肉…150g
塩…少々
こしょう…少々
・サラダ油…大さじ1
・カゴメ基本のトマトソース(295g)…1缶
・カゴメトマトケチャップ…大さじ1
・カゴメ醸熟ソース ウスター…大さじ1
・スパゲティ…240g
・春キャベツ…1/4個
塩…1g
こしょう…少々
オリーブ油…大さじ1
【作り方】
1.フライパンにサラダ油を熱し、塩・こしょうを振ったひき肉をパラパラになるまで炒める。
2.基本のトマトソース、トマトケチャップ、醸熟ソースウスターを加え軽く煮る。(約5分)
3.塩(分量外)を加えた湯でスパゲティを茹でる。ゆであがる2~3分前にキャベツを加え一緒に茹でる。茹で上がったら湯をきり、塩、こしょう、オリーブ油をからめる。器に、3を盛り付け、2をかける。
ミートソース缶活用のお酒も進む簡単絶品レシピ
ところで、ミートソース缶を活用すれば、パスタだけでなく、さまざまな絶品メニューも簡単に作ることができる。次のレシピも参考にしてみよう。
●カゴメ「ミートソースで簡単!ロコモコ丼」
ミートソースは作り置きすれば、グラタン、カレー、タコライス、リゾット、スープなどにも使える。これはロコモコ丼へのアレンジレシピだ。
【材料(3人分)】
合いびき肉…150g
塩…少々
こしょう…少々
サラダ油…大さじ1
カゴメ基本のトマトソース(295g)…1缶
カゴメトマトケチャップ…大さじ3
カゴメ醸熟ソース ウスター…小さじ1
卵…3個
サラダ油…小さじ 1
カゴメ ベビーリーフミックス…1パック
カゴメ ラウンドレッド(トマト)…1個
ご飯…450g
【作り方】
1.フライパンにサラダ油を熱し、塩、こしょうをしたひき肉をパラパラになるまで炒める。
2.基本のトマトソース、トマトケチャップ、醸熟ソースウスターを加えて煮る。(約5分)
3.フライパンにサラダ油を熱し、目玉焼きを焼いて取り出す。
4.器にごはんを盛り、2をかけ、3をのせる。
ベビーリーフ、一口大に切ったトマトを添える。
●アサヒビール「はんぺん納豆ミートのオーブン焼き」
15分でできる時短おつまみ。ミートソースのちょっと濃厚な味わいにアサヒビールの「クリアアサヒ」がよく合うという。はんぺんのふんわりした食感と納豆の相性も絶妙。芋焼酎「かのか」やキリッと冷やした「アルパカ」の白ワインにも合いそうだ。
【作り方】
1.はんぺんは食べやすい大きさに切る。
2. 耐熱皿にうすくサラダ油をぬり、はんぺん、納豆、ミートソース、チーズをのせ、トースターで焼き目がつくまで焼く。焼きあがったらパセリをふって出来上がり。
(レシピ詳細は記事下リンク参照)
●アサヒビール「簡単餃子ラザニア」
焼き餃子が余ったら、ミートソースやホワイトソースにチーズをかけて焼くだけの簡単ラザニア風アレンジにトライ。2種類のソースとチーズが餃子と好相性で、「クリアアサヒ」や「ブラックニッカ」のハイボール、「アルパカ」の赤ワインによく合いそうだ。
【作り方】
1. 耐熱容器にオリーブオイルを薄く塗り、焼き餃子、ミートソース、ホワイトソースを重ね、最後にピザ用チーズをのせる。
2.余熱したオーブンで焼き色がつくまで焼く。
(レシピ詳細は記事下リンク参照)
ミートソースは、主婦の味方であるのはもちろん、広く忙しい現代人にとっても万能といえそうだ。ぜひ活用してみよう。
【参考】
「春キャベツたっぷり フライパンで 10分ミートソース」
カゴメ公式サイトレシピページ
レシピ動画ページ(「クラシル」内)
・カゴメ「ミートソースロコモコ丼」(クックパッド内)
アサヒビールホームページ「ズバうま!おつまみレシピ」
・アサヒビール「はんぺん納豆ミートのオーブン焼き」
・アサヒビール「簡単餃子ラザニア」
取材・文/石原亜香利