国内メーカー・シャープの「AQUOS sense」シリーズ。2019年に発売された「AQUOS sense3」は300万台以上の出荷台数とかなりの売り上げ実績を持っています。
そんなAQUOS senseシリーズとして初の5G対応モデルとなった「AQUOS sense5G」がドコモ・au・ソフトバンクから発売、さらにSIMフリーモデルも2021年3月12日より順次発売されます。
では、本製品はAQUOS sense3と比較してどれくらい進化しているのでしょうか。詳しく見比べていきましょう。
AQUOS sense5G/sense3のスペックを見比べてみよう
早速、AQUOS sense5GとAQUOS sense3のスペックを見比べ、どのくらい違いがあるのか確認していきましょう。
AQUOS sense5GとAQUOS sense3は見た目に大きな違いなし?
AQUOS sense5Gのディスプレイは約5.8インチ、解像度フルHD+で独自の「IGZOディスプレイ」を採用しています。一方AQUOS sense3は約5.5インチ、解像度フルHD+のIGZOディスプレイを搭載。
AQUOS sense5G
ディスプレイサイズこそ0.3インチの違いがありますが、解像度・使用しているディスプレイのサイズにあまり違いはありませんので、そこまで使い勝手が変わることもないでしょう。
AQUOS sense3
本体サイズと質量はAQUOS sense5Gが約148mm×約71mm×約8.9mmで約178g、AQUOS sense3が約147mm×約70mm×約8.9mmで約167g。質量としては約10g程度の違いがありますが、筐体サイズとしてはAQUOS sense5Gが縦横に1mmずつ大きいだけなので、あまり違いは感じられません。
AQUOS sense5G/sense3のカメラに違いはあるの!? AIの力で進化か?
AQUOS sense5Gのアウトカメラは約1200万画素標準、約1200万画素広角、約800万画素望遠の3眼構成。一方AQUOS sense3は約1200万画素標準、約1200万画素広角の2眼構成。望遠レンズが追加されたことで、遠方の撮影に強くなったと考えられます。
AQUOS sense3
またAQUOS sense5Gには、自動的に被写体を認識し画質を最適化する「AIオート」機能をはじめとし、「「AIライブストーリーPro」「AIライブシャッター」といった機能が追加されています。
AQUOS sense5G
処理性能の向上により、高画質で様々な撮影モードに対応できるようになったのではないでしょうか。
AQUOS sense5Gはバッテリー強化で1週間の電池持ち!?
AQUOS senseシリーズに搭載されている「IGZO」ディスプレイは、省電力に優れたパネルとして有名。加えてAQUOS sense3には4000mAhとサイズを考えると大容量のバッテリーを搭載しているので、電池持ちに優れているという特徴があります。
AQUOS sense5Gはバッテリー性能がさらに強化。同じくIGZOディスプレイを搭載しながら、4570mAhとバッテリー容量をより大型化。公式HPによると「5Gでも一週間の電池持ち、動画再生13時間、ビデオ通話6時間」となっています。
また、同梱の充電器を使用した場合AQUOS sense5Gは約150分、AQUOS sense3は約170分で充電が可能。バッテリー容量を増やしながら充電速度が速くなっています。
AQUOS sense3からOS・CPUも次世代になったAQUOS sense5G
AQUOS sense5Gに搭載されている初期OSはAndroid 11。AQUOS sense3ではAndroid 9Pieが搭載されていたので、2世代進化しています。
搭載CPUは、AQUOS sense3がSnapdragon 630なのに対し、AQUOS sense5GがSnapdragon 690 5G。名前の通り5G通信に対応し、処理性能も向上しています。
デザインに大きな変更こそないものの、各採用パーツの進化により性能をアップさせているといえるでしょう。
AQUOS sense5G/sense3で変わらない部分も?
AQUOS sense5G/sense3では、変化していない部分もあります。内部パーツでいうと、どちらもメモリ4GB/ストレージ64GB。特にメモリはスマートフォンの動作性に大きく関わる部分ですが、CPU性能の向上などにより動きの質を上げています。
搭載機能としてはおサイフケータイに対応し、指紋認証と顔認証の両方によるロック解除も可能。防水・防塵性能はどちらもIPX5/IPX8/IP6Xとなっています。
※データは2020年3月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦