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カレンダーに載っている「赤口」は何と読む?

2021.04.07

『赤口』は仏滅と同様に、『六曜』の中でも縁起が悪いとされる凶日です。意味や避けるべきイベントを知っておけば、今後のスケジューリングに役立てられるでしょう。吉となる時間帯や実施して問題ないことについても解説します。

赤口とは?

六曜の一つである赤口は、『しゃっこう・しゃっく』と読むのが正解です。六曜は鎌倉時代に中国から伝来したとされており、現代の日本人の生活に深く根づいています。

「しゃっこう」または「しゃっく」と読む

カレンダーに記載されている六曜の中でも、赤口は読み方を迷いやすい言葉です。正しくは『しゃっこう』または『しゃっく』と読みます。

『あかぐち』と読んでしまいやすいため、間違えないようにしましょう。

『じゃっく・じゃっこう・せきぐち』と読んでも間違いではありませんが、より正確に読むなら『しゃっこう・しゃっく』が無難です。

赤口は「六曜」の中の一つ

先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口を『六曜(ろくよう)』といいます。読み方は、それぞれ下記のようになります。

  • 先勝:せんしょう・せんかち
  • 友引:ともびき
  • 先負:せんぷ・せんまけ・さきまけ
  • 仏滅:ぶつめつ
  • 大安:たいあん

毎日いずれかの六曜が割り当てられており、その日の吉凶を占う目安として使われています。

六曜は日本人の生活に深く根づいている慣習の一つです。慶事弔事や建築行事などの実施日を決める際に、多くの人が六曜を考慮しています。

六曜は順番が決まっており、『先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口』の順で繰り返すのが基本です。ただし、旧暦の1日は六曜が固定されているため、2日連続で同じ六曜が並ぶこともあります。

かつての六曜は、1日の時間帯を六つに区別するものとして使われていました。日にちの吉凶を占う目安になったのは、明治時代の暦改正がきっかけです。

ルーツは中国

六曜は中国で誕生し、鎌倉時代の14世紀に日本へ伝来したとされています。

江戸時代に日本全国へ広まりますが、社会が西洋化する明治時代には政府が六曜の使用を禁止しています。六曜が一般化したのは、第二次世界大戦後に政府が六曜の統制を解禁した後なので、比較的新しいタイプの慣習といえるでしょう。

六曜には仏滅とあるため仏教用語に思われがちですが、仏教や神道とは全く関係のない言葉です。神社仏閣で催事を行う場合も、原則として六曜は考慮されません。

赤口はどのような日?

六曜の中でも、赤口は仏滅に次いで縁起が悪い日とされています。ただし、午の刻だけは縁起の良い時間帯です。

赤口は凶日

六曜は、大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の順に縁起が悪くなるとされています。赤口は仏滅の次に縁起が悪い『凶日』なのです。

祝い事の実施日を決める際には、仏滅を超える『大凶日』として避けられることもあります。赤口の『赤』が火や血をイメージさせるため、火や刃物の取り扱いに注意すべき日ともいわれます。

赤口の語源は、陰陽道で万事に忌み慎むべき日とされる凶日です。『赤口神』と呼ばれる神様の手下である鬼神が、人や生き物を悩ませる日があることに由来しています。

午の刻だけは吉

赤口は何事にも向かない日とされていますが、午の刻だけは吉の時間帯です。午の刻とは、11~13時を指します。

人や生き物を朝から晩まで悩ませる鬼神も、1日の中で昼時だけは休憩することが午の刻を吉の時間帯とする理由です。どうしても赤口に何かをしなければならない場合は、午の刻を狙うと良いでしょう。

ただし、午の刻にできるのは比較的短時間で済ませられることに限ります。1日中かかるような予定の場合は、縁起の良い別の日を選ぶのが無難です。

避けるべきことはある?

縁起が悪い日とされる赤口は、結婚式・引越し・納車などを行う日には不向きです。赤口を避けるべきことや理由を解説します。

結婚式や入籍など

多くの人が集まる結婚式や披露宴は、赤口を避けて実施した方が良いでしょう。参列者の中に縁起を気にする人がいれば、気持ち良く参列してもらえない可能性があります。

特に、年配の人ほど六曜を気にしやすいため、年配者の参列が多い結婚式や披露宴は注意が必要です。身内だけで済ませる場合も、日取りに納得しているか確認すると良いでしょう。

披露宴ではキャンドルサービスで火を使い、ケーキカットで刃物を使います。赤口は火や刃物に注意すべき日とされていることからも、披露宴には向かない日といえます。

入籍も赤口を避けた方が無難です。ただし午の刻だけは吉とされているため、どうしてもその日に入籍したい場合は正午前後に役所へ婚姻届を提出する方法もあります。

引越し

住まいを変える引越しも、赤口を避けるべきライフイベントとされています。赤口の赤が火事を連想させるためです。引越しに関しては、仏滅以上に望ましくない日といわれることもあります。

縁起の良い日に新居へ移りたいなら、赤口や仏滅は回避しましょう。大安や友引を選ぶのがおすすめです。

午の刻を狙って、正午前後の2時間以内に新居への搬入を済ませる方法もあります。ただし、さまざまな理由で時間がずれることも考えられるため、縁起を担ぎたいなら引越し日を変更するのが無難です。

納車や契約など

赤から連想される血が交通事故やケガのイメージにつながることから、納車日にも不向きです。火や刃物との関係性が深いキャンピングカーは、特に納車日を注意すべきといわれています。

納車したい日が赤口なら、吉とされる午の刻に済ませましょう。11~13時の間に納車できないか、業者に相談してみると良いでしょう。

大きな契約をする場合も、縁起が良くない赤口は不向きです。めでたいことや新しいことを始めるには、赤口はふさわしくないとされています。

宝くじの購入

宝くじは運に左右されるため、縁起を担ぐために六曜で購入日を決める人が多く存在します。赤口と仏滅は、宝くじの購入には向かない日です。

宝くじの購入日を決める際は、金運がアップするとされている吉日を指標にしましょう。それらが赤口と重なる場合は、午の刻に購入しましょう。

『一粒万倍日』や『寅の日』が代表的な金運の吉日です。何をやってもうまくいくとされる『天赦日』も、宝くじの購入日に向いています。

行っても問題ないことは?

葬式・法事・七五三は、赤口に行っても問題ないとされています。それぞれの理由や、他の六曜の考え方を確認しておきましょう。

葬式や法事など

赤口はめでたいことや新しいことを始めるには向いていませんが、葬式や法事はどちらにもあてはまらないため問題ないとされています。

赤口に限らず、六曜の中で葬式や法事に向かない日は特にありません。ただし、『友引』は『凶事に友を引く』という意味にもとれるため、葬式の日として選ばれない傾向があります。

一般的に、通夜は葬式の前日に行われることから、友引の前日にあたる『先勝』は通夜に不向きです。結婚式や披露宴と同様に、葬式や通夜の参列者に六曜を気にする人がいる可能性もあるため、覚えておくと良いでしょう。

七五三

七五三を祝う11月15日は、旧暦で鬼が出ないとされている日です。現在の暦で赤口や仏滅でも、七五三を祝うには問題ないといわれています。

七五三のお参り自体が、六曜に影響されない神様への報告であることも、赤口を意識しなくて良い理由の一つです。七五三は寺と神社どちらでも参拝できますが、六曜は仏教や神道とは関係がありません。

仕事などの関係で11月15日前後の土日しか時間がない場合でも、六曜で縁起が悪い日を意識することなく都合の良い日に行えば良いでしょう。

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