冬の寒さが峠を超えたと思ったら、入れ替わるように次は花粉……。冷え性で花粉症の人にとっては、新型コロナ対策で換気をしようにも億劫な季節が続く。
東京・名古屋では3月上旬から中旬に花粉の飛散量がピークとなる予想されている。花粉シーズンには、どのような点に気を付けて換気を行うべきなのだろうか?
そこで今回、空気のプロ・ダイキンが教える「窓開け換気時の花粉対策」を紹介していきたい。
POINT1 飛散量が少ない時間帯に、効果的に換気をする
花粉の飛散量は時間帯によって変化する。在室中はいつでも定期的に換気をすることが望ましいが、花粉症でどうしても窓を開けたくないという人は、花粉の飛散量が少ない時間帯に重点的に換気をするというのも1つの方法。
また、換気量は減ってしまうが、環境省の『花粉症環境保健マニュアル』によると、窓の開け幅を10cm程度にした上でレースカーテンをすることで、花粉の流入を4分の1に減らすことができる。カーテンは定期的に洗濯をしよう。
POINT2 空気清浄機を上手に活用しよう
空気清浄機を設置して、花粉が床に落ちる前に除去するのも有効。ホコリや花粉は低いところに落ちるので、空気清浄機は床付近に置くのが効果的だ。
花粉対策としては、玄関や部屋の出入り口近くに置くと、高い効果が得られる。空気清浄機の吸い込み、吹き出しを妨げないようにすることで、部屋の中に空気の流れが生まれ、部屋の空気を効率よくきれいにする。
エアコンの対角線上に置くと、エアコンの気流との相乗効果で部屋の空気の流れが良くなり、さらに効率よく空気をきれいにすることができる。
POINT3 窓際の床を中心に重点的にお掃除しよう
多少の花粉が侵入するのは防げないので、換気後は掃除をする。掃除機をかけたり濡れタオルで拭いたりして、床に溜まった花粉が再び空中に舞うのを防ごう。
花粉は室内の空気の通り道だけでなく、壁際の床にも溜まりやすい。それらの場所を重点的に掃除すると良いだろう。外から空気の入ってきやすい窓や玄関には、タオルマットやラグを敷いておくと、花粉が舞いにくくなることが期待できる。
出典元:ダイキン工業
構成/こじへい