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春から手数料が無料に!MNPで格安SIMに乗り換えるのにかかる契約解除料と手順をおさらい

2021.03.11

NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天モバイルの4社では月々2000円台で使用可能な20GBプランが発表され、注目を集めています。

しかし中には、20GBもいらないからもっと安くスマートフォンを使用できないかと模索している人もいるでしょう。そんな人にはMVNO(格安SIM)がおすすめです。

本記事では、MVNOにMNP(乗り換え)する際の手順や注意点について紹介していきます。

4キャリアから格安SIMにMNPする時はいくらかかる?

まずは携帯4キャリアから格安SIMに乗り換える手順について紹介していきます。手数料などは契約している内容や年数によって変わることもあるので自分の契約内容をしっかり確認することが大切です。

4キャリアからのMNPは今年春から無料に!

これまでNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクから他社に乗り換える際には、「番号ポータビリティ転出手数料」として3000円(税別)が必要でした。

しかしソフトバンクは2021年3月17日から、NTTドコモとKDDIは2021年4月1日からこの手数料が無料になります。楽天モバイルの場合は2020年に各種手数料を撤廃する「ZERO宣言」をしているので、今年4月以降は4社とも乗り換え手数料がタダになるという形です。

ただし、契約内容によっては楽天モバイルを除く3社で「契約解除料」がかかる場合があります。それぞれの料金を次の項目で見ていきましょう。

NTTドコモからMNP転出する際の契約解除料は?

実は解約手数料は、以前あった“2年縛り”のようなプランを契約する際には9500円が一般的でしたが、2019年の電気通信事業法改正により1000円以下に規制されています。そのため、法改正前にプラン契約をした人でも、改正後に提供を開始したプランに乗り換えた後に解約すれば、契約解除料も1000円となります。

【参照】総務省 電気通信事業法の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令などの整備について

ただしNTTドコモの場合、「解約金留保」というものがあります。これはユーザーが法改正後のプランに変更しても法改正前の長期契約が維持されるため、その2年が終了する前や更新期間以外に解約すると9500円の契約解除料がかかるというもの。

プラン変更をすると月々に利用できるデータ通信量や金額を変更することは可能なのですが、2年定期契約の期間は継続されてしまい、契約解除料の適用が9500円になってしまうというわけです。

乗り換えの際には、「My docomo」からしっかりと自分の契約内容を確認しておきましょう。

au(KDDI)・ソフトバンクからMNP転出する際の契約解除料は?

au(KDDI)・ソフトバンクの場合は、電気通信事業法改正前のプランで契約している場合、2年以内や更新期間月以外の解約で9500円かかる場合があります。

しかし、法改正後のプランであれば契約解除料は1000円となるので、古いプランに加入している人は一度新しいプランに変更すると、解約手数料はそちらが適用される場合があります。

それぞれ「My au」「My Softbank」で契約内容を確認し、解約にかかる料金は事前に確認しておきましょう。

楽天モバイルからMNP転出する際の手数料は?

楽天モバイルでは、2020年に「MNP転出手数料」「契約解除料」含むほぼすべての手数料を0円とする「ZERO宣言」が発表されています。

そのため、楽天モバイルからMVNO含む他社へ乗り換える際に手数料は一切かかりません。楽天モバイルはワンプランのみの提供なので、自分が契約しているプランを確認する必要もあまりないでしょう。

格安SIMにMNPするときの手順を紹介

では、ここからはキャリア契約から格安SIMにMNPする際の手順について紹介していきましょう。

格安SIMへのMNPは乗り換え前/乗り換え後それぞれの会社で手続きが必要?

キャリアから格安SIMへMNPする際には、乗り換え前(今契約している会社)と乗り換え後(これから契約する会社)の双方で手続きをする必要があります。

MNPするためには、まず契約中の携帯電話会社から「MNP予約番号」を取得する必要があります。いずれのキャリアでもネットや電話、店舗で取得できます。この時点で解約となるわけではないので、スマートフォンはまだそのまま利用できます。

MNP予約番号を取得したら、新しく契約する携帯電話会社で加入申し込みをします。MVNOはほとんどの場合Webでの契約となるので、MNP予約番号などを入力して手続きを進めていきましょう。

Webから加入の申し込みをすると、スマートフォンやSIMカードを購入した人は数日後にこれらが手元に届きます。今使っているスマートフォンを継続して利用したり、「eSIM」で契約すると即日開通できる場合もあるので、待つ時間が惜しいという人はこちらも検討してみましょう。

あとは各MVNO会社のHPを参考に電波開通の作業やMNP切り替え手続きをしていきます。注意してほしいのは、ほとんどの場合MNP予約番号に有効期限があるという点です。MNP予約番号取得の際には、スムーズに乗り換え手続きが行えるよう時間に余裕を持って進めましょう。

また、キャリアで購入したスマートフォンをそのまま継続して利用する際には、SIMロック解除が必要となる場合があります。スマートフォンにSIMロックがかかっているかどうかや、その解除条件については下記URLを参考にしてみてください。

【参照】現在使っているスマホがSIMロック解除済みかどうかを確認する方法

※データは2020年3月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/佐藤文彦

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