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覚えておいて損はない「キャリア決済」のメリットとは?

2021.03.12

ドコモ・au(KDDI)・ソフトバンク・楽天モバイルの4キャリアでスマートフォンを使用している人は、「キャリア決済」というサービスをご存じでしょうか。

実はこれらは、近年よく耳にする「d払い」や「au Pay」といった決済サービスとは別物。使いこなすと月々のクレジットカードの支払いを1つにまとめたりと、便利なものになります。

最近は各キャリアの料金プランに注目が集まっており、どのキャリアが安く利用できるかと検討している人もいるでしょうが、こういったサービスの違いを確認してみるのもありでしょう。

「キャリア決済」ってどんなサービス?

まずは簡単にキャリア決済とはなにかについて紹介していきます。難しい手続きなどはなく、各キャリアで契約していれば利用できるサービスになっています。

月々の携帯料金と合算できる「キャリア決済」

キャリア決済は、簡単にいうとネットショッピングなどの代金を月々の携帯料金と合わせて支払うことができる決済サービスのことです。AmazonといったECサイトの買い物額をまとめられるのはもちろん、Google Playなどの支払いも合算できます。

キャリア決済はドコモ・au(KDDI)・ソフトバンク・楽天モバイルの4キャリアで利用できます。利用限度額などそれぞれ異なるので、次の項目で詳しく見ていきましょう。

キャリア別に「キャリア決済」の違いを見ていこう

では、4キャリアそれぞれの決済サービスの特徴を見ていきましょう。

ドコモのキャリア決済サービスには2種類ある?

ドコモのキャリア決済サービスには「ドコモ払い」と「spモード コンテンツ決済」の2種類があります。

【参照】ドコモ払い
【参照】spモード コンテンツ決済サービス

よく耳にする「d払い」は“ドコモで利用できる決済サービス”なのでキャリア決済ともいえますが、ドコモユーザーじゃない場合は月々の携帯料金と合算することができないので、今回は別のサービスとして扱います。

d払いはドコモユーザーでなくても登録すれば使用できるのに対し、ドコモ払いとspモード コンテンツ決済はドコモユーザーのみが利用できるサービスになります。

ドコモ払いとspモード コンテンツ決済は、買い物の支払いを月々の携帯料金と合算できるという点では同じですが、購入物に違いがあります。

ドコモ払いはネットショッピングや街のお店での支払いを月々の携帯料金と合算できるサービスなのに対し、spモード コンテンツ決済はスマートフォンのdメニュー掲載コンテンツ代金ほか、Google PlayやApp Storeといったコンテンツの料金を合算できます。

利用限度額は1000円単位で設定できますが、19歳までは月1万円まで、20歳以上はドコモとの契約が1か月から3か月の間は月1万円まで、4か月から24か月目までは月3万円、25か月目以降は月5万円/8万円/10万円の中から、利用状況に応じて設定されます。

上記した利用限度額は、ドコモ払いとspモード コンテンツ決済の合計金額になります。

【参照】d払い/ドコモ払い
【参照】spモード コンテンツ決済サービス

「auかんたん決済」は豊富なコンテンツでPontaポイントもたまる!

au(KDDI)が提供するキャリア決済サービスが「auかんたん決済」。こちらもau以外のユーザーも使える「au Pay」とは別のものになります。

利用可能者には、KDDI=au(povoも含む)/UQ mobileの携帯電話で契約している人のほかに、「auひかり」「auひかりちゅら」「Smart TV Box」などを契約していることが含まれ、au IDを持っていることが条件となります。

auかんたん決済も、ショッピングの支払い代金を月々の携帯料金に合算できるほか、動画配信サービスや電子書籍といったサブスクリプションサービスの代金を支払うことも可能。コンテンツは多岐にわたります。

auかんたん決済で支払った場合、100円で1Pontaポイントが還元されます。普段クレジットカードで支払っている代金を1つにまとめながら、ポイントを獲得できると考えればお得なサービスですね。

利用限度額は12歳までが月1500円まで、13歳から17歳までが月1万円、18歳から19歳が月2万円、20歳以上が月10万円までとなっています。au PayといったKDDIが提供する別の決済サービスとは別枠の金額設定となっています。

【参照】auかんたん決済

電子プリペイドサービスも利用できる「ソフトバンクまとめて支払い」

ソフトバンクの「ソフトバンクまとめて支払い」は、App StoreやGoogle Play利用時にまとめて支払いができるのはもちろん、年会費無料で利用できるVisaの電子プリペイドサービス「チャージPASS」を利用できます。

また、ソフトバンク内のワンブランドであるYモバイルでは、「ワイモバイルまとめて支払い」が利用できます。こちらは「ソフトバンクまとめて支払い」と同等のサービスで、利用規約も同様。名前が違うだけと認識して差し支えないでしょう。

利用限度額は満12歳未満が最大2000円/月、満20歳未満が最大2万円/月、満20歳以上が最大10万円/月となっています。利用可能額を変更したり、利用を制限する「使いすぎ防止機能」の設定も可能です。

【参照】ソフトバンクまとめて支払い

楽天モバイルではGoogle Playストアの代金をまとめられる

楽天モバイルの「楽天モバイルキャリア決済」は、Google Playストアで購入するアプリ代金や、アプリ内のサービス料金支払いを携帯料金にまとめることができます。利用には「my 楽天モバイル」の支払いをクレジットカードに設定する必要があります。

公式HPにはApp Storeに関する記述がありません。これは楽天モバイルが正式にiPhoneの取り扱いを行っていないためでしょう。

利用限度額は13歳以下が月1万円、14歳から17歳が月2万円、18歳から19歳が月5万円、20歳以上が月20万円となっています。

【参照】楽天モバイルキャリア決済

※データは2020年2月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/佐藤文彦

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