若さ溢れる年頃に恋に落ち、10年以上生活を共にしている夫のことを、多くの妻はどのように捉えているのか。 ネクストレベルは結婚10年以上経過した既婚女性185人に、「夫の好きなところ」や「直してもらいたいところ」などを調査した。
結婚10年以上経過した既婚女性に聞いた!具体的な夫の「好きなところ」とは?
10年経っても好きなところ、1位は「優しい・いたわり」
「旦那様と結婚して10年以上経っても好きだなと思うところを、全て選んでください」という質問への回答が、上のグラフだ。
最も多かったのは「優しい・いたわってくれる」で55.7%。40%以上の票が集まった回答は「子どもを大切にする」「頼りがいがある」「一緒にいて楽しい」「真面目・誠実さ」「しっかり者・責任感がある」「話が合う」でした。逆に20%以下だったのは、「趣味に付き合ってくれる」「料理や家事が上手」「スタイルが良い」「おしゃれ・小綺麗」「家計管理が上手」。
これらの結果からは、結婚10年以上経った女性は、夫の優しさや誠実さ、責任感を評価している反面、家事参加や家計管理、見た目については、あまり評価していないということが分かる。
今も夫を愛しているかは、子どもの有無で差がある
上のグラフは「ずばり、今も旦那様を愛していますか?」という質問への回答を、子どもの有無で分析した結果だ。
子どもがいない人では、82.8%が「はい」と答え、「家族としての愛情はある」が17.2%でした。「いいえ」と答えた人は一人もいなかった。対して、子どもがいる人では「はい」が59.6%で、子どもがいない人に比べて約23%も低くなっている。
代わりに「家族としての愛情はある」が35.2%で、子どもがいない人より18%も高い。また、「いいえ」「わからない」という回答もあった。
結婚10年以上経った夫への愛情という面では、子どもがいない人の方が子どもがいる人よりも高いという結果に。“子はかすがい”という言葉がありますが、今回の結果には当てはまっていないようだ。
”恋愛結婚”に比べて”婚活”は「家族としての愛情はある」が2倍
「旦那様を愛していますか?」の回答を、夫婦の出会いが“恋愛”か”お見合い(婚活)”かによっても分析した。
「はい」と答えたのは、恋愛結婚で64.8%なのに対し、お見合い(婚活)では33%。「家族としての愛情はある」は恋愛結婚では30.6%ですが、お見合い(婚活)では67%だった。
恋愛結婚では「いいえ」「わからない」という回答があったが、お見合い(婚活)ではなかった。
燃え上がるような男女の恋愛から始まった結婚かどうかは、10年後の夫婦の関係に少なからず影響を与えていることが分かる。ただ、お見合い(婚活)の方が、家族としての穏やかな愛情に包まれる可能性が高いとも言えそうだ。
夫に「コレだけは直してもらいたい」のは、”片付けない”こと
「旦那様に直してもらいたいことを全て選んでください」という質問を投げかけてみたところ、1位は「片付けをしない・だらしない」で22.7%だった。「体形が崩れた」「気が利かない」もそれぞれ20.5%という結果に。その他に10%以上だったのは、「(家事や育児を)手伝ってくれない」「ねぎらいがない」「浪費する」。
注目したいのは「直してもらいたいところはない」と回答した人が10.8%いることです。結婚10年以上経って夫に改善してもらいたいところが一つも無いという妻が1割以上もいるということに、驚く人もいるのではないだろうか。
“夫の愛情を感じ取れてない妻”が30%以上
「旦那様は、今もご自身を愛してくれていると思いますか?」という質問への回答を、子どもの有無で比較したのが上のグラフだ。
“子どもなし”の人が「はい」と答えたのが75.9%であるのに対し、“子どもあり”では66.7%とやや低い。また「わからない」という回答は、“子どもあり”の人の方が高い結果となった。
子どもが生まれるまではお互いの愛情を確かめる機会が多かったものの、子どもが生まれてからは夫の愛情を感じ取る機会が少なくなっているのかもしれない。
“お見合い(婚活)”では、「愛してくれているか分からない」が44%
「夫は今も愛してくれていると思うか」について、夫婦の出会いが“恋愛”の場合には、「はい」が68.8%。“お見合い(婚活)”では、56%と10%以上少なくなっている。「分からない」という回答は、“恋愛”が29.5%に対し“お見合い(婚活)”が44%。しかし、“お見合い(婚活)”では「いいえ」と答えた人が一人もいなかった。
“お見合い(婚活)”の場合には、“恋愛”に比べると分かりやすい愛情表現が少なく、相手の愛情に確信が持てないという人が多いようだ。
「家族としての愛情」は、相手に“愛されている”と伝わりにくい傾向
このアンケートは、妻の立場に先駆けて、夫の立場からの調査を行っている。そこで妻・夫それぞれ、相手からの愛情をしっかりと感じ取れているのかについても調べてみた。
上記のグラフを見ると、「愛している」「愛されている」の数値がほぼ同じであることが分かる。男女の愛情がある夫婦に関しては、お互いの愛情もしっかりと感じ取れているように見受けられた。
気になるのが、愛しているかの問いに対する「家族としての愛情はある」という回答と、愛されているかに対し「わからない」という回答の数値が近いことだ。この結果から「家族としての愛情」は、相手に“愛されている”と感じ取りにくいのでないかと推測できる。
また、相手を愛しているか「わからない」「いいえ」の回答を足した数値と、愛されているかに対する「いいえ」の回答も、とても近い数値になっている。このことから、“相手を愛しているか分からない”と感じている場合、相手は“愛されていない”と感じていると読み取ることができそうだ。
調査概要
調査方法:インターネットアンケート
アンケート母数:計185名
実施時期:2021年02月04日~2021年02月09日
調査実施主体:縁結び大学
調査会社:ネクストレベル
構成/ino.