無水調理が手軽にできる
おうちごはんで人気上昇中の「無水調理」。
無水調理とは読んで字のごとく、食材に水を加えずに加熱調理すること。食材が本来持つおいしさや栄養分を逃がさないというメリットが、人気の理由だ。ただ、「調味・火加減のコツが要る」「時間がかかる」といったイメージもあり、敷居の高さを感じる人が多い。
今回は、そんな方におすすめの無水調理器「レンジスター」を紹介しよう。
「レンジスター」は、陶製の本体と蓋だけというシンプルな調理器。三重県四日市市の伝統工芸「萬古焼(ばんこやき)」のすぐれた特性を生かし、「リアル下町ロケット」との呼び名をもつ(株)中村製作所が開発したものだ。
同社は過去に、「ベストポット」という土鍋製品を出しており、クオリティの高さからヒット作となった。その後継製品として、「より低価格でお求めやすく」という位置づけで生まれたのが「レンジスター」となる。
「レンジスター」のラインナップは、「mini」と「large」の2種類。「mini」は、幅147mm×長さ217mm×高さ83mm。サイズだけ言われてもピンとこないかもしれないが、「オーブントースターにちょうど入るサイズで、電子レンジには2つ並べて入る」サイズ感。1人分の料理を作るのにちょうどよい容量がある。「large」は、高さは「mini」と同じだが、幅・長さは、A4サイズに近く、4人分を一度に調理できるほどの容量。どちらもカラーバリエーションは、ダークブルー、クリーム、キャメル、オリーブ、ブラウンの5色展開。
「レンジスターlarge」(上)と「レンジスターmini」(下)
製品名の由来が「レンジ+オーブントースター」というだけあって、レンジやオーブントースターで簡単に調理できるのが最大のウリ。つまり、具材と調味料を入れて蓋をし、加熱を始めたらあとは待つだけ。初心者でも簡単に無水調理デビューできるという。
実際に無水カレーを作ってみた
そこで、無水調理は全く未経験の筆者が、「レンジスター」を使った調理にチャレンジした。レシピは、製品に添付されていた「レンジスターde無水カレー」。フードクリエイターのおかちまいさんが開発したもので、材料は以下のとおり。
【材料(1人分)】
・カットトマト缶:100g(1/4缶)
・鶏もも肉:60g(2cm大にカット)
・玉ねぎ:60g(薄切り)
・じゃがいも:50g(2cm大にカット)
・にんじん:50g(1cm大にカット)
・酒:大さじ1/2
・砂糖:大さじ1/2
・ウスターソース:大さじ1/2
・ケチャップ:大さじ1/2
・にんにく(チューブ):小さじ1/4
・しょうが(チューブ):小さじ1/4
・カレールゥ:20g(メーカーによって異なるが、おおむね1片)
作り方は、いたってシンプル。カレールゥ以外の全材料をよく混ぜて「レンジスターmini」に入れ、カレールゥを乗せる。
材料を入れ終わったら蓋をし、電子レンジに入れて600wで8分ほど加熱。
加熱が終わったら、よく混ぜて完成。
材料を刻んで2ステップでできる手軽さながら、味は予想以上によかった。ガスコンロでする無水調理のように、火加減など考える必要はないし、「レンジスター」をそのまま保温性の高い食器として使えて便利。そして食後の手入れも、洗って水気を拭き取るだけなのでラク。
なお、「レンジスター」は、無水調理の定番メニューだけでなく、肉じゃが、カルボナーラ明太うどん、アクアパッツァなど、水の使用・非使用を問わず様々な料理にも使え、ご飯を炊くこともできるという。
在宅ワークや家事で忙しい人の時短調理器具として重宝できそうなこの製品、ただいま「アタラシイものや体験の応援購入サービス」のMakuakeで予約販売中だ(~3月19日)。
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文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)