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日本の旅行者の半数以上が「安心・安全を得るための検査に抵抗感がない」

2021.01.17

新しい生活様式が浸透する中で、旅の在り方も変わりつつある。旅先での楽しい体験も美味しい料理ももちろん大事。しかし、最優先で求めるのは……と考えた時に、「安全」の二文字が浮かぶ人は多いようだ。

日本人旅行者の中で強まる「安全第一」の姿勢

世界最大級の宿泊予約サイトBooking.comが実施した調査によると、78%もの日本の旅行者は「今後旅行する際には健康や安全に関する対策を強化する予定だ」と答えており、56%は「安全面の懸念から一部の旅行先を避けたい」と回答している。

この「安全第一」の姿勢は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために厳格なロックダウンが実施された地域でより顕著に表れており、「一部の旅行先は避けたい」と考えた人はインド(71%)や中国(67%)、韓国(65%)といった国々で多く見られた。

これとは対照的に、オランダ(32%)、スウェーデン(47%)、ドイツ(49%)をはじめとする移動制限が比較的緩やかであった国々では「一部の旅行先を避けたい」という懸念が比較的弱い傾向にあった。

責任ある行動を取ることについて、約半数(53%)の日本の旅行者は「到着時に抜き打ちの健康検査が一般的に行われている旅行先に行くことに抵抗はない」と答えており、2人に1人が旅先の検査に対し積極的な姿勢を示していることがわかった。

また、「公共の場でマスクの着用が義務付けられている旅行先に行くことに抵抗はない」と答えた日本の回答者は68%を占めている。

日本の回答者のうち54%は「旅行会社が実施している安全対策について明確に示すこと」を期待しており、43%は「清掃や衛生に関するポリシーをはっきりと表示することは今や必須事項である」と答えていることから、人々は宿泊施設だけではなく、旅行業界に対しても同様に安心感を求めていることが垣間見える。

出典元:ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社

構成/こじへい

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