スマートフォンよりも大画面で文字や資料を確認しやすいタブレット。テレワークを導入する企業が増えたこともあり、ビジネスツールとしてタブレットを使用している人も増えています。
そんなタブレットには、大きく分けて「Wi-Fiモデル」と「セルラーモデル」の2種類があります。今回は、SIMカードを挿入してデータ通信が行える「セルラーモデル」の運用法からおすすめ製品を紹介していきます。
タブレットにLTE通信機能は必要? おすすめ運用法を紹介
まずは、データ通信に対応したタブレットのおすすめ運用法を紹介していきます。Wi-Fiモデルと比較すると、タブレットとしての性能が大きく変わるわけではありませんが、活用の幅は広がります。
LTE通信対応タブレットの運用法
データ通信に対応したタブレットの強みはやはり外出先でも手軽に利用できるという点です。Wi-Fiモデルであれば、スマートフォンのテザリング機能を使用するなどWi-Fiとの接続がなければ、使用用途は限定的になってしまいますが、そのひと手間がいらなくなります。
スマートフォンの画面では小さくて見づらい電子書籍や電子新聞を電車通勤時に確認するもよし、プレゼン用の資料を出先で確認・修正するといった使い方も可能でしょう。
また、対応している製品であれば音声通話機能を使用することも可能です。大画面のタブレットを耳にあてて通話するのは難しいですが、イヤホンなどと接続すればそのまま利用できるでしょう。
なお、自宅にWi-Fi環境が整っており、タブレットは自宅でしか使用しないという人にはWi-Fiモデルがおすすめです。データ通信に対応したモデルよりもWi-Fiモデルのほうが安価という特徴もあるので、購入前に自分の使い方をよく確認しておきましょう。
おすすめのLTE通信対応タブレット製品を紹介
ここからは、LTE通信に対応したおすすめのタブレット製品をいくつか紹介していきましょう。
タブレットは画面サイズやタッチペン対応の有無、搭載OSの種類によって使い勝手が大きく変わるので、自分に適したモデルを選択するように心がけましょう。
おすすめのLTE通信対応タブレット【iPad Air(第4世代)】
まずはいわずと知れた人気タブレットシリーズの最新モデル「iPad Air」です。2020年には第4世代となるiPad Airが登場していますが、この性能がかなり高いと話題を呼んでいます。
A14 BionicというiPhone 12シリーズと同様の高い処理性能をもつチップセットを搭載し、Touch IDによる指紋認証やApple Pencil(第2世代)によるタッチペン操作や、専用のタイプカバーと併用してタイピングも行えるなど、タブレットとして隙の無い仕上がり。
ディスプレイサイズは10.9インチで、カラーバリエーションも5色展開と豊富。当然、その他のアップル製品との互換性の高さも魅力です。セルラーモデルは64GBが7万7800円(税別)、256GBが9万4800円(税別)となっています。
【参照】アップル iPad Air
おすすめのLTE通信対応タブレット【Lenovo Tablet 10】
続いて紹介するのは、パソコンメーカーとして有名なLenovoの2in1タブレット「Lenovo Tablet 10」です。搭載OSはWindows 10 Proなので、普段Windows PCを使用している人であれば、同じような操作で使用できるのがポイントです。
ディスプレイサイズは10.1インチ。専用のタッチペンでの操作にも対応しています。タブレット本体は質量約654gと比較的軽量で、キーボードを装着しても約1.19㎏なので持ち運びも快適でしょう。
構成によって変わりますが、ダイレクト価格が9万9000円~(税別)となっています。ビジネスシーンでWindows PCを使っている人の、持ち運び用端末としておすすめしたい製品です。
【参照】Lenovo Tablet 10
おすすめのLTE通信対応タブレット【HUAWEI MatePad】
最後に紹介するのがHUAWEIの「MatePad」という製品。搭載OSはAndroid 10をベースとしたEMUI 10.1。Googleのアプリをインストールすることはできませんが、ブラウザ経由から利用は可能。PCと似たような動作性になるので、大画面のタブレットであればそこまで問題ではない印象です。
ディスプレイサイズは約10.4インチで、2K画質に対応。画面の縁が約7.9mmとかなり細く設計されているので、動画視聴などが大迫力で楽しめます。独立した4つのスピーカーを搭載しているので、厚みのあるサウンドが楽しめるのも特徴です。
約7250mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、長時間の利用ができるのもポイントでしょう。カラーバリエーションはミッドナイトグレーの1色ですが、LTE対応モデルでも3万9800円と比較的安価な製品となっています。
【参照】HUAWEI MatePad
※データは2020年2月中旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦