総務省がマイナンバーカード申請のためのQRコード付き交付申請書を再配布し、3月末までマイナンバーカード普及促進の動きを実施している。
マイナンバーの申請には証明写真が必要となるが、そのことを知っている人はどれくらいいるのだろうか?また、証明写真を撮るのに最適な時間とは?
そんな「マイナンバーカードと証明写真に関する意識調査」がこのほど、株式会社DNPフォトイメージングジャパンにより、全国の 15-59歳男女、合計450名を対象にして実施された。
現在のマイナンバーカードの所有率は48.7%
5年以内に証明写真を撮影したことのある全国の15-59歳男女、合計450名を対象に、「現在、マイナンバーカードを所有していますか?」と尋ねたところ、約半数(48.7%)が所有していないことがわかった。
まだ所有していない理由は、1位「申請手続きが面倒だから(57.1%)」、2位「申請手続きに時間がかかるから(30.3%)」、3位「所有する必要性が感じられないから(25.5%)」となった。
また、所有していない人に「マイナンバーカードの申請方法について知っている方法」を尋ねたところ、最も知られていたのは「市区町村窓口での申請(56.3%)」となった。一方、『実際に申請するとしたら利用したい方法』については、「スマートフォンからの申請(44.2%)」が最も多い結果となった。
さらに、「マイナンバーカードの申請に証明写真が必要なことを知っていますか?」と尋ねたところ、約3人に1人(32.9%)がマイナンバーカードの申請に証明写真が必要なことを知らないことが明らかになった。
午前10時46分が、証明写真撮影のベストタイミング!?
「履歴書等、書類提出のために証明写真を自分で撮影したことがありますか?」と尋ねたところ、80.2%が撮影したことがあると回答。
また、『証明写真の撮影手段』を尋ねたところ、1位「証明写真機(76.4%)」、2位「フォトスタジオ(10.4%)」、3位「スマートフォンで自撮り(8.0%)」となり、『各撮影手段を選ぶ理由』は、証明写真機を使用する理由は、「きれいに写るから(57.6%)」が1位となり、フォトスタジオを使用する理由も「きれいに写るから(85.1%)」が1位となった。
一方で、自分のスマートフォンで自撮りする理由は、「費用が安いから(75.0%)」が最も多い結果となった。
「証明写真を撮影する際に何回撮り直しを行いますか?」と尋ねたところ、証明写真機とフォトスタジオは、平均1.3回、スマートフォンの自撮りは平均6.1回という結果になり、スマートフォンでの撮りなおしが多い結果となった。
さらに、「証明写真を撮るのに最適だと思う時間を教えてください」と尋ねたところ、どの年代においても平均10時~12時台の時間となり、午前中が多いことがわかった。全体を平均すると、10時46分という結果となった。
「証明写真に求めるポイントを教えてください」と尋ねたところ「きれいに映っているか」(85.3%)、次いで「清潔感があるように映っているか」(56.7%)、「清潔感があると思われるように映っているか」(39.1%)となり、客観的にどう思われるかより、主観的な満足を求める傾向が高いことがわかった。
スマートフォンで撮影した写真より、証明写真機の方が好印象!?
「証明写真機で撮影した写真とスマートフォンで撮影した写真を比較し、それぞれに感じた印象」を尋ねたところ、証明写真機で撮影した写真の印象TOP3は、「きれいに見える(73.6%)」「若く見える(55.1%)」、「清潔感があると感じる(54.9%)」という結果となった。
スマートフォンで撮影した写真の印象TOP3は、「暗い印象を受ける(74.9%)」「だらしがないと感じる(42.0%)」「カジュアルな印象(16.0%)」となり、証明写真機で撮影した写真の方が、良い印象を与えるということがわかった。
「37歳以上」が境界線!?“スマホ自撮り”を恥ずかしく思う年齢
「スマートフォンでの自撮りが恥ずかしいと思う年齢」を尋ねたところ、平均で37.1歳となり、37歳を超えるとスマホでの自撮りを恥ずかしいと思うことが明らかになった。
※株式会社DNPフォトイメージングジャパン調べ
<調査概要>
・調査方法:インターネット調査
・調査時期:2020年12月
・調査対象:全国の15-59 歳男女、合計450名(男性 225名/女性 225 名)
※5年以内に証明写真を撮影した人に限る
※各年齢 5名ずつ、性年代均等割付
※小数点第二位を四捨五入しているため、合計が 100%にならない場合がある。
出典元:大日本印刷株式会社
構成/こじへい