1台のスマートフォンを長年使用していると、だんだんと動きが悪くなってしまうことがあります。
原因は色々考えられるのですが、「起動したアプリが勝手に終了してしまう」「新しいアプリがインストール」できないといった症状がある場合には“ストレージ”の容量を確認してみましょう。
そもそもスマホの“ストレージ”ってなに?
まずはスマートフォンには必ずある「ストレージ」とは何かについて、理解を深めていきましょう。
ストレージはスマートフォンにおける大切な要素の1つなので、機種変更の際にもぜひ注目してみてください。
ストレージとは押入れの広さのこと?
ストレージ(ROM)とは内蔵メモリの一部で、データを保存する場所・領域のことを指します。簡単にいえば「押入れ」のようなもので、広いほどたくさんのものが収納できるように、ストレージ容量が大きいほどたくさんの写真や音楽といったデータを保存できます。
スマートフォンに内蔵されているストレージは、〇〇GBという単位で表され、ミドルレンジスマートフォンの場合は64GB程度、ハイエンドになると128GB/256GB/512GBといった大容量のものも登場しています。
繰り返しになりますが、ストレージ容量が大きいほどたくさんのデータを保存することができるので、写真や音楽、アプリをたくさん保存したいという人は大容量メモリを搭載したモデルの購入がおすすめです。
ストレージにも種類がある?
ストレージには大きく分けて3つの種類があります。上で紹介したストレージは基本的に「内部ストレージ」のことを指します。
内部ストレージがスマートフォンに内蔵されている保存領域であるのに対し、SDカードといった外付けのストレージが「外部ストレージ」。
利用できるスマートフォンとできないスマートフォンがありますが、簡単にストレージ容量を拡充できるので便利。機種変更の際に簡単にデータを持ち出せるというメリットもあります。
もう1つが「オンラインストレージ」。クラウドとも呼ばれるサーバー上に用意されている保存領域のことで、インターネットを介してデータを保存できます。「Google ドライブ」や「iCloud」などが代表的でしょう。
オンラインストレージには無料で利用できるものも多いですが、保存容量によっては有料となる場合もあるので、使用の際にはよく確認しましょう。
スマホのストレージが足りない!? 容量を確認/増やす方法は?
スマートフォンのストレージがいっぱいになってしまうと、動作が鈍くなってしまったりバッテリーの消耗が激しくなってしまうことがあります。また、当然新しいアプリをインストールできないといった問題が起こるので容量はしっかりと確保しておきましょう。
まずは、iPhone/Androidスマートフォンそれぞれでストレージ容量をどれくらい使用しているかを確認する方法を紹介していきます。
iPhoneのストレージ使用量を確認する方法
iPhoneのストレージ容量をどれくらい使用しているかは、以下の手順で確認することができます。設定画面は、iOS 14のものになります。
設定アプリから「一般」を開く
「iPhoneストレージ」を開く
一番上に表示される「iPhone」の項目で、使用しているストレージ容量を確認できます。
Androidスマートフォンで使用しているストレージ容量を確認する方法
Androidスマートフォンは、機種によってストレージ容量の確認方法が若干異なります。それぞれの機種での確認方法は、公式HPを参考にしてみましょう。
Android 11を搭載した「Pixel 5」の場合、設定アプリに「ストレージ」という項目があり、これをタップするだけでストレージの使用容量を確認することができます。
Android 10を搭載した「Galaxy S20」の場合は、設定アプリの「デバイスケア」をタップすると、バッテリーやメモリ容量とともにストレージを確認することができます。
スマートフォンのストレージ容量が不足! 対処法は?
スマートフォンのストレージ容量が不足しているという状況は、押入れに荷物がパンパンに詰まっている状態に近いです。容量を確保することで、スマートフォンの動きを安定させたり、新しいアプリをインストールできるようになります。
ストレージ容量を確保するには、不要なアプリを削除したり、写真などのファイルを外部ストレージ/オンラインストレージに移動させると良いでしょう。
※データは2020年2月中旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦