https://www.apple.com/newsroom/2019/06/apple-unveils-powerful-all-new-mac-pro-and-groundbreaking-pro-display-xdr/
米アップルの新型純正ディスプレイの登場が予測されている
現行モデルの製品よりも大幅に安くなるとの噂だ
はたしてどのようなプロダクトになるのだろうか
かつて存在した廉価な純正ディスプレイ
https://www.theverge.com/2016/6/23/12020510/apple-thunderbolt-display-discontinued
かつてアップルは、一般の消費者でも購入しやすい価格の純正ディスプレイ「Apple Cinema Displayシリーズ」や「Apple Thunderbolt Display」を発売していた。
2011年から登場したThunderbolt Displayは10万円を切る価格とLEDバックライトやIPS液晶パネルを搭載し、Thunderbolt接続に対応するなど先進的な設計で高い人気を誇っていた。ただし、販売終了時の2016年頃にはそのスペックにやや時代遅れ感があったのも事実だ。
その後、アップルの純正ディスプレイはカタログから消え、一時的に韓国LG製のディスプレイをストアで取り扱うなどして急場をしのいでいた時期もあった。
あまりにもプロ向けな現行モデル
https://www.apple.com/pro-display-xdr/
2019年にアップルは再び純正ディスプレイ「Pro Display XDR」を投入した。32インチサイズの同ディスプレイはバックライトに青色LEDを採用した6K解像度のRetinaディスプレイを搭載し、高い輝度とコントラスト、正確な色再現性など極めて高いスペックを実現している。
しかし完全にプロ向けの仕様となったPro Display XDRは、本体価格が50万円を超えるなど、およそ一般人には手が届かない価格となってしまった。
このような状況から一般向け、あるいはハイアマチュア向けに、より手の届きやすい廉価な純正ディスプレイを待ち望む声が増えている。
廉価な純正ディスプレイが復活か
https://www.apple.com/newsroom/2019/06/apple-unveils-powerful-all-new-mac-pro-and-groundbreaking-pro-display-xdr/
ただし、希望がないわけではない。ブルームバーグの報道によれば、アップルは現在廉価な純正ディスプレイを開発しているというのだ。
報道によれば、この廉価な純正ディスプレイはプロユースよりも一般向けを意識した商品となり、輝度やコントラストがPro Display XDRよりも控えめなスペックとなるという。まさに、先述のApple Thunderbolt Displayが復活したようなモデルとなるようだ。
現在、多くのアップルユーザーはモニターに他社製品を利用している。そのような状況からも、アップルが購入しやすい価格の純正モニターを遠くないうちに投入する可能性は高そうだ。
文/塚本直樹