ギターを立って弾く時には、「ストラップ」が欠かせません。デザインにこだわることで演奏時の佇まいがかっこよく見えたり、実用性を重視すれば快適な演奏をサポートしてくれるなど、ストラップはぜひともこだわりたいアイテムです。また、座って弾く時もストラップを使うとギターが安定して弾きやすくなるので、1本は持っておいて損はないでしょう。今回は、ギターストラップの選び方や付け方、おすすめ製品を紹介します。
ギターストラップの選び方
ギターストラップを選ぶ際には、「デザイン」「材質」「使い心地」「長さ調節の方法」がポイントとなります。
好きなアーティストとお揃いのギターストラップを選ぶのもアリ! デザインや材質に注目
ストラップには多種多様なデザインがあるため、自分の好みや、愛用のギターとの相性を考慮して選びましょう。アーティストモデルも数多くあるので、憧れのギタリストと同じデザインのものを使うのもおすすめです。
また、材質も様々な種類があります。おしゃれで滑りにくい革や、フィット感のあるコットン、価格がお手頃でデザインのバリエーションが豊富なナイロンやポリプロピレンなど。材質ごとに使い心地やデザインに特徴があります。
重量のあるエレキは疲れないタイプがおすすめ! ギターストラップは使い心地も重要
練習スタジオやライブで長時間立って弾くことを考慮して、疲れにくいストラップを選ぶことも大切です。ベルト部が細すぎないものやクッション性のあるストラップは、首・肩に食い込みにくいためおすすめ。
また、滑りやすいストラップを選ぶと、ギターが“ヘッド落ち(ヘッドの部分がずり下がってしまうこと)”して弾きにくくなってしまいます。体や衣服に触れるストラップの内側の材質もチェックすると良いでしょう。
ギターストラップは種類によって長さの調整方法が異なる
ストラップの多くは長さが調整できますが、製品によって調整方法が異なります。例えばアジャスタータイプは、細かく長さ調整ができるので便利。バックルタイプはベルトと同じ原理のため、ある程度調整できる範囲が決まっていますが、そのぶん安定感があります。
意外と外れやすいギターストラップもロック機構があれば安心
ストラップは意外と外れやすく、ライブ中にいきなりギターが落ちた!というトラブルもありがちです。ロック機構つきのストラップを選べば、このような事故を回避できます。
ギターストラップにロックピンやストラップロックを付けるのもおすすめ
ストラップが外れないようにするため、ロックピン(画像)やストラップロックを使うのもおすすめです。
ロックピンはストラップをしっかり固定できて、さらに着脱もワンタッチでできるようになる優れモノ。ギター本体のストラップピンをこちらのロックピンに交換し、ストラップ側にもパーツを取り付ける必要がありますが、大した手間ではないので初心者にもおすすめです。
ストラップロックは、ギター本体のストラップピンにストラップをつけたあと、上から被せるだけ。数百円で購入できるのでお手軽です。
ギターストラップの付け方
ここで、ストラップの付け方をおさらいしておきましょう。
ストラップの長さ(ギターを構える位置)は人それぞれこだわりがあり、正解がありません。自分が弾きやすく、かっこよく見える位置を探しましょう。
一般的に標準とされているのは、肘がやや曲がるくらいの高さ。ボディの中心がおへそにくる程度か、おへそよりやや低い位置を目安にするとよいでしょう。位置を考える時は真っ直ぐ立ち、できれば鏡の前で調整するのがおすすめです。
ストラップピンにつけるだけ! エレキギターのストラップの付け方
ギターのボディには、先端とお尻の部分にストラップピンというパーツがついています。基本的には、ストラップの穴にギター本体のストラップピンを差し込むだけでOKです。新品のストラップは少し固いかもしれないので、ゆっくり押し込みましょう。また、前述したストラップロックなどを使えば、ストラップが外れるのを防ぐことができます。
アコースティックギターはストラップピンがない!? 紐を使ったストラップの付け方
アコースティックギターの場合、ネックの根元部分にストラップピンがついていることがあります。
機種によっては、ストラップピンが片方(お尻側)しかついていない場合も。その場合は、ストラップの穴に紐を通して、ギターヘッド部のナットとペグの間にくくりつけましょう。蝶々結びにすると紐がほどけてしまうことがあるので要注意。
新品のストラップを購入すると、大抵の場合は紐がついています。
アコギにギターストラップをつけるならストラップリンクもおすすめ
紐では落下しそうで怖いという方は、ベルトのように付けられるアイテムを使ってみましょう。
こちらはRighton! STRAPS「ストラップリンク」。レザーを使用した高級感がある商品のため、紐では見栄えが気になるという方にもおすすめです。
ギターストラップのおすすめ5選
続いて、ギターストラップにおすすめの製品を5つご紹介いたします。
かわいいデザインからシンプルなギターストラップまで! ERNIEBALLのPOLYPRO STRAPシリーズ
ギターストラップの定番製品、ERNIEBALL(アーニーボール)「POLYPRO STRAP」。ポリプロピレンを使用したシンプルなストラップで、アジャスタータイプのため長さ調整もスムーズに行えます(965~1700mm)。
ブラック、レッド、ネイビー、オリーブ、レインボーなど、カラーバリエーションも豊富です。
ギターストラップが外れるのを防ぎたい人におすすめ! ロック機構を備えたPlanet Waves「50BAL00」
Planet Waves「Auto Lock Guitar Strap/50BAL00」は、ストラップ本体にロック機構を組み込んでいます。
取り外しが簡単で安定感が高い実用的な一本です。ナイロン製で、長さは30インチ~55インチ(約76~約139cm)。
実用性とデザイン性を兼ね備えたLEVY’Sの本革ギターストラップ
高級感のあるものやおしゃれなデザインなど、幅広いラインナップを誇るLEVY’S(レヴィース)。「DM1」はレザーを使用したストラップです。
革製品ながら5060円(税込み、公式サイト価格)とお手頃で、長く使えるストラップです。幅は約6.4cm、長さは96.5cm~1m28cm(スリット式調整)。
【参考】公式サイト製品詳細ページ
和柄のおしゃれなLiveLineのギターストラップ
ギターストラップの人気ブランドLiveLineの製品は、日本製素材を採用し、日本国内で職人の手作業によって生み出されています。
様々なデザインのストラップをラインナップしていますが、こちらの「LS2400IS」は市松模様と桜柄をあしらった和風デザインです。
人気ギターブランドFenderのギターストラップ
人気のギターブランド“フェンダー”のストラップは、プロ/アマ問わず愛用者が多いです。
「FENDER 2″MONOGRAMMED STRAPS」は、フェンダー製ストラップの定番。随所にあしらわれたロゴがおしゃれなだけでなく、フィット感もあり快適に演奏できます。長さ調整も可能です(44~52.5インチ)。カラーは全6色。
※データは2021年2月上旬時点での編集部調べ。
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文/bommiy