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発売当時の価格は138万円!トールボーイデザインで話題を集めたホンダのフルオープンカー「シティ・カブリオレ」

2021.02.26

1981年11月11日に発売されたホンダ「シティ」。背が高くてコンパクトな〝トールボーイデザイン〟を採用した1.2Lのクルマは、若者を中心に大人気となった。

ホンダ「シティ R」

その後、1982年9月21日は、小型高性能ターボ車ホンダ「シティターボ」が誕生。やんちゃな走りで瞬く間に若いドライバーのハートを射止めた。

ホンダ「シティターボ」

ホンダ「シティ」の勢いは留まることを知らず、1983年11月10日に、1.2Lクラス初のインタークーラーを装備したホンダ「シティ・ターボⅡ」が発売された。

ホンダ「シティ・ターボII」

「これで、シティのバリエーション展開は終わりだろう……」と思っていたら、飛びっきりの変化球が用意されていたのだ。

それが、今回ご紹介するホンダ「シティ・カブリオレ」だ。

ホンダ「シティ・カブリオレ」がデビュー

1984年8月1日より発売されたホンダ「シティ・カブリオレ」は、本格的なソフトトップ(幌)と、オーバーヘッド・バーを装備した、当時国産唯一のファッショナブルなフルオープンカーだった。

シティ・カブリオレは専用色を含める12色のボディーカラーを採用。

内装は高級感のあるファブリックシートと、汚れなどにも強いビニールレザーシートの2タイプが用意された。

エンジンは、燃焼効率の高いニューコンバックス(高密度速災燃焼原理)エンジンを採用。1231ccで67PS/5500rpm(5速マニュアル車)を発揮。ATも選択可能だった。

ホンダ「シティ・カブリオレ」のソフトトップにはピニンファリナ社の技術を導入

ホンダ「シティ・カブリオレ」の開発では、ボディの基本構造やソフトトップのスタイリング、レイアウトをイタリアのカロッツェリア、ピニンファリナ社に依頼。各種の技術的協力を受けている。

そのおかげで、スムーズに開閉できてスタイリッシュなソフトトップが実現した。

ソフトトップ先端の両側にあるロックハンドルを解除し、持ち上げながら後の方へ押してセットすればフルオープンに。

折りたためばコンパクトに収納が可能。ソフトトップを汚れやゴミから守り、走行風でのバタつきを抑えるソフトトップ・カバーが標準装備された。

リアウインドウを傷つきにくく、後方視界に優れたガラスとしているのも特筆だろう。

ホンダ「シティ・カブリオレ」のボディデザインの多くは「シティ・ターボII」と共有

ホンダ「シティ・カブリオレ」のエンジンは自然吸気(NA)ではあるが、外観デザインは「シティ・ターボII」に準じる、ダイナミックフェンダーやエアロスカート、リアコンビネーションランプなどを採用。スポーティさと力強さを打ち出している。

ホンダ「シティ・ターボII」

ホンダ「シティ・カブリオレ」は中古車で購入できる?

大手中古車販売サイトにて調査したところ、ホンダ「シティ・カブリオレ」は2021年2月中旬現在、7台の掲載車両があった。

最安値は、1985年式、走行距離不明、5MT、赤で車両本体価格は65万4000円。

最高値は1985年式、走行距離7万8000km、5MT、赤で車両本体価格は178万円だった。

すでに各車、車歴が35年となる車両ばかり。どうしても欲しいなら、値上がりがさほどではない今がチャンス。程度へのリスクを覚悟の上、「発見したら確保」という感じだろうか。

ホンダ「シティ・カブリオレ」はオープンカーブームを呼び起こす先駆者

12色のカラフルなボディーカラーで彩られた、ピニンファリナ社の技術によるフルオープンボディ。しかも、ホンダ「シティ・ターボII」に準ずるスポーティさも兼ね備えるなど、魅力満載のホンダ「シティ・カブリオレ」。しかし、新車価格は東京地区の標準現金価格で138万円と、バーゲンプライスだった。

当時の若者がこの、ちっちゃくてかわいいオープンカーにハートを射貫かれたのは当然のこと。登場から35年以上経過した現在でも、ホンダ「シティ・カブリオレ」の魅力は褪せることがない。

※データは2021年2月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/中馬幹弘

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