私たちがよく口にする一般的なビールのカロリーは、100mlあたりだいたい40~50kcalくらいといわれています。
今回はそんなビールのカロリーを、メーカーの銘柄ごとに比較してご紹介します。また、カロリーだけでなく、糖質やプリン体なども比較します。
カロリー&糖質比較! あなたの好きなビールは何カロリー?
それでは早速、ビールのカロリーと糖質を比較していきます。また、カロリー、糖質に加えてプリン体、アルコール分もご紹介します。
比較するビールは日本の主要ビールメーカー4社(アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー)の公式サイトの成分表ページに掲載されている商品です。
なお、発泡酒や新ジャンル、「製造を終了」の記載がある商品は比較対象に含まれていません。
【参照サイト一覧】
アサヒビール 成分表
キリンビール 成分表
サッポロビール 成分表
サントリー 成分表
【アサヒ】ビールのカロリーなど成分比較
アサヒビールのビール成分比較表は以下のとおりです。
※100mlあたり
アサヒビールの商品の中でもなじみの深い「アサヒスーパードライ」は42kcal。糖質は3.0gでアルコール分は5%、プリン体は約5~6mgとなっています。カロリー、アルコール分、プリン体が低いビールは「アサヒスーパードライ ザ・クール」。「アサヒ ザ・ダブル」の糖質はわずか2gとなっています。
【キリン】ビールのカロリーなど成分比較
キリンビールから発売されているビールの成分比較表は以下のとおり。
※100mlあたり
私たちがよく口にする「キリン一番搾り生ビール」は40kcal、糖質は2.6gでアルコール分は5%。プリン体は約9.0mgでした。注目は「キリン一番搾り 糖質ゼロ」。23kcalと控えめで、糖質は0g。ダイエット中にもビールを楽しみたい人には、うってつけかもしれませんね。
ただし、糖質は0gだからといって、飲みすぎには注意しましょう。
【サッポロ】ビールのカロリーなど成分比較
サッポロビールといえば「黒ラベル」や「ラガー」、「ヱビス」などのビールが人気ですが、そのカロリーや糖質はどうなっているのでしょうか。成分表をチェックしてみましょう。
※100mlあたり
「サッポロ生ビール黒ラベル」は40kcal、糖質2.9g、アルコール分は5%で、プリン体は約7.5mgとなっています。「サッポロラガービール」は40kcalで糖質は2.9g。アルコール分は5%でプリン体は約8.0mgとなっています。
限定発売の「HOPPIN’ GARAGE おつかれ山ビール」はカロリー控えめでアルコール分は3%と優しい飲み心地。糖質も1.9gでプリン体は約4.6mgとなっています。
【サントリー】ビールのカロリーなど成分比較
最後に紹介するのは、「ザ・プレミアム・モルツ」などのビールでおなじみの「サントリー」。ビールのカロリーなど成分比較表を見ていきましょう。
※100mlあたり
「ザ・プレミアム・モルツ」のエネルギーは47kcal。糖質は3.6gでアルコール分は5.5%となっています。糖質の値がもっとも小さいのは「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」と「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール ダイヤモンド麦芽〈初仕込〉」。
柑橘系のさわやかな香りが特徴の「TOKYO CRAFT(東京クラフト)〈ペールエール〉」は42kcal、プリン体は約8.2mgと、成分表に記載があるビールの中では、もっとも小さい値となっています。
ビール350ml缶のカロリーはどれくらい?
銘柄にもよりますが、仮に100mlあたり40kcalのビールとすると、350ml缶の場合は「40×3.5」となるため、1缶あたり140kcalとなります。
500ml缶のビールのカロリーは?
こちらも計算方法は簡単で、100mlあたり40kcalのビールだとすると、「40×5」で答えは200kcalとなります。飲み過ぎには十分注意しましょう。
「ザ・プレミアム・モルツ」の場合、100mlあたり47kcalなため、500ml缶の場合「47×5」で約235kcalとなります。
ビールを飲むと太る? 太らない?
ビールのカロリーのほとんどは「アルコール」です。アルコール由来のカロリーは、血行の促進、体の熱を上昇させるなどはたらきがあります。
炭水化物由来のカロリーと比べると、「グリコーゲン」や「脂肪」となって体に蓄積されることは少ない、といわれています。
しかし、ビールには「胃液の分泌促進作用」があるため、それによって食欲が増し、食べ過ぎることにより、肥満につながるケースもあります。
【参照】アサヒビール お客様相談室
※データは2021年2月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/髙見沢 洸