スマホを機種変更した際、LINEアカウントの引き継ぎはできたものの、トーク履歴の引き継ぎをしておらず、それまで友達と会話したメッセージが削除されてしまった……。そんな苦い経験をしたことがある人は多いのでは?
思い出のトークが消えないよう、トーク履歴はしっかりと引き継いでおきましょう。
【参照】トーク履歴のバックアップ方法
スマホ別! LINEでトーク履歴を引き継ぐ方法
それでは早速、iPhone/Android別にLINEのトーク履歴を引き継ぐ方法をご紹介します。利用したデバイスは「iPhone SE 第2世代(iOS 14.4)」と「Galaxy S20(Android 11)」です。
【iPhone】LINEのトーク履歴を引き継ぐ方法
iPhoneの場合、LINEのトーク履歴は「iCloud」にバックアップします。バックアップの際はiPhone本体やiCloudに十分な空き容量を確保し、電波が安定している場所で行いましょう。
【iPhoneでトーク履歴をバックアップする際にチェックすること】
・LINEのバージョンが 6.4.0以上である
LINEアプリを開いて「ホーム」をタップ。画面右上の歯車のマークをタップし、「LINEについて」を選択すると現在のLINEのバージョンを確認できます。
・iOS 8.1以上である
設定アプリを開いて「一般」をタップ。「ソフトウェア・アップデート」を選択すると、現在のiOSのバージョンがわかります。
・iCloud Driveがオンになっている。
「設定」アプリを開いて画面の上にある「名前」をタップ。「iCloud」をタップして下にスクロールしていくと、「iCloud Drive」とあります。有効になっているか確認しましょう。
以上のことを確認したら、LINEアプリを開いて以下の手順で操作してください。
1:「ホーム」をタップします。
2:画面右上の歯車のマークを選択します。
3:「トーク」をタップします。
4:「トークのバックアップ」を選択します。
5:「今すぐバックアップ」をタップします。
以上で操作完了です。
ちなみに……「今すぐバックアップ」の画面で、「バックアップ頻度」をタップし、「自動バックアップ」を有効にしておくことで、手動でなく自動でトーク履歴のバックアップを行えます。
トーク履歴は無事バックアップできましたか? 新しいiPhoneでLINEアカウントの引き継ぎができると「トーク履歴をバックアップから復元」と表示されます。こちらをタップするとトーク履歴の復元ができます。
【Android】LINEのトーク履歴を引き継ぐ方法
Androidスマホの場合、LINEのトーク履歴は「Googleドライブ」に保存されます。トーク履歴のボリュームによっては、データ通信量がかさむ可能性があるため、通信制限などが気になる人は、通信が安定しているWi-Fiに接続してください。
【Androidでトーク履歴をバックアップする際にチェックすること】
・LINEのバージョンが7.5.0以上である
LINEアプリを開いて「ホーム」をタップ。画面の上側にある歯車のマークを選択し、「LINEについて」をタップすると現在のLINEのバージョンをチェックできます。
LINEのバージョンの確認ができたら、以下の手順でトーク履歴のバックアップをしましょう。
1:LINEアプリを開いて「ホーム」をタップ。
2:画面の右上にある歯車のマークをタップ。
3:「トーク」を選択します。
4:「トーク履歴のバックアップ・復元」を選択します。
5:「Googleドライブにバックアップする」をタップします。
以上の操作でトーク履歴のバックアップが完了です。「自動バックアップ」を有効にしておくことで、自動でトーク履歴のバックアップができるようになるので、こちらもおすすめです。
なお、複数のGoogleアカウントがある場合は「Googleアカウント」の欄にあるGmailアドレスをしっかり確認しておきましょう。復元の時、Googleアカウントがバックアップをとった時と異なると、復元ができないためです。
iPhoneからAndroidに機種変更! LINEのトーク履歴は引継げる?
残念ながらiPhoneからAndroidへ機種変更をした時、つまり機種変更時にOSも変えた場合は、トーク履歴の引き継ぎはできません。もし、どうしても消したくない思いでのトークなどがある場合は、スクリーンショットで撮影して保存しておくと良いかもしれません。
AndroidからiPhoneに機種変更した場合…トーク履歴の引き継ぎは可能?
異なるOS間での機種変更をした場合、LINEのトーク履歴の引き継ぎはできないのです。トーク履歴をどうしても残したい場合は、新しいスマホは機種変更前と同じOSの端末をチョイスすると良いでしょう。
※データは2021年2月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
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文/髙見沢 洸