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「虚栄心」が強い人の特徴と上手な付き合い方

2021.03.25

誰にでも自分をよく見せたい気持ちはありますが、あまりにも度が過ぎると「虚栄心が強い」と言われてしまうかもしれません。虚栄心が強い人の特徴や心理、上手に付き合うためのコツを紹介します。自分の言動を振り返り、ありのままの自分を大切にしましょう。

虚栄心の意味とは?

SNSで自分アピールに余念がない人などは、「虚栄心が強い」と評されることがあります。虚栄心とはどのような意味なのでしょうか。虚栄心の意味について見ていきましょう。

自分をよく見せようとすること

自分を実際の姿以上に素晴らしいものに見せようと、あれこれと見栄を張る心理状態が虚栄心です。

虚栄の『虚』とはうつろなこと、『栄』は物事が栄えている様子を表します。字面が表すように、『虚栄』とは中身がないのに栄えているように見せること、つまりうわべだけ取り繕うことと考えればよいでしょう。

『表面では自分をすごい存在であるかのように見せているけれど、本当はそうではなく、中身は空っぽ』などという意味で使われます。

虚栄心の類語

虚栄心は『過度に自負する状態』であるため、類語には『うぬぼれ』『思い上がり』『慢心』などが挙げられます。また、『必要以上に体裁をよく見せようとすること』という意味では『世間気』『気取り』『見栄』などが類語です。

さらに、よく混同される言葉としては『自尊心』『自己顕示欲』などがあります。

しかし、これらには一般に見栄を張る、虚勢を張るなどの意味はありません。自尊心も自己顕示欲も、等身大の自分に自信を持っている状態です。

自尊心は『自己肯定感が高い』、自己顕示欲は『自己承認欲求』などと言い換えられます。自尊心も自己顕示欲もありのままの自分で満足している状態を示しており、自尊心はポジティブな意味でも使われることが多いでしょう。

虚栄心が強い人の特徴

虚栄心は、本当の自分とうわべの自分が一致しない人の様子について言われることが多いようです。どのような特徴があるのか、具体的に見ていきましょう。

つい見栄を張る

虚栄心が強いと言われる人は、話を盛りがちです。ありのままの自分をさらけ出せればよいのですが、つまらない人間だと思われたくありません。何かにつけて自分を大げさな表現やきれいな言葉で飾り立て、誇張します。

自分をよく見せようとし過ぎると、どうしても嘘をつく回数が増えます。ついには自分でも何が嘘で何が本当か分からなくなることがあるほどです。

嘘が増え過ぎて話の辻褄が合わなくなれば、周囲の人もおかしいと気づくものです。「この人の言うことは信じられない」と疑われるようになり、敬遠されやすくなります。

他人を評価しない

自分を大きく見せたい人は、とにかく周囲からの評価や好感度を気にします。そして、自分以外の誰かに注目が集まるようなことはしたくありません。

誰かが褒められたり高く評価されたりしたときは、「でもあの人は…」とあえてその人を下げるような発言をします。たとえはっきりと数字で分かる評価を提示されたとしても、何かしらケチをつけようとするでしょう。

他人を評価することは、その人が優れていると認めることです。これは、常に人より高く評価されたい人にとっては苦痛以外の何ものでもありません。

他人を評価すれば自分の価値が下がる感じがして、難癖をつけて他人の価値が上がらないようにするのです。

肩書やブランドを重視

虚栄心の強い人は、外側をよく見せたがる傾向にあります。肩書があればそれを利用しようとし、分かりやすいブランド物で身を固めたがります。

常に他人の目を気にしているため、一目で価値が分かりやすい、目に見えるものに惹かれるのです。

さり気なく学歴を言う、ブランドアイテムを見せるなど、虚栄心の強い人は自身のステータスの高さや羽振りのよさ、センスのよさを周囲に知らしめることが、自身の評価を高めることにつながると信じています。

しかし、肩書や外見に内面が伴っていなければ、周囲からは評価されません。外面ばかりを気にする人は軽薄な印象を与えやすく、周囲からの信頼は得にくいでしょう。

虚栄心が強い人の心理

『自分を大きく見せたがる』『自分をすごい人間であるかのように言う』などは、虚栄心が垣間見える人にありがちな行動パターンです。

虚栄心が強いと言われる人は、なぜこのような行動を取るのでしょうか?その心理について考察してみましょう。

負けず嫌い

虚栄心の強い人は、人との関係を「上か下か」で測りがちです。自分を大きく見せようと虚勢を張る人ほど、「他人に下に見られたくない」という気持ちが強く働いていると言えるかもしれません。

自分を飾る嘘ばかりついている人は、その嘘が本当であると錯覚することがあります。「自分はすごい」「あの人より上だ」などと考えるようになり、常に周囲から高い評価を期待します。万が一自分より高い評価を受けたり注目を集めたりする人が現れようものなら、負けたような気がして落ち着きません。

「あの人よりも下に見られるなんて許せない」と考えてさらに虚勢を張ったり、攻撃的な態度を取ったりするようになります。

コンプレックスがある

虚栄心の強い人は、威勢のよい言葉や強気な言葉を多く発します。一見すると自分に自信があるように見えますが、実際にそうとは限りません。

大げさな言動は、内に持つコンプレックスから来ている可能性があります。「こんな自分が誰かに認めてもらえる必要がない」と考えて、自分自身を嘘の鎧で固めているのです。

もし、自分に自信があるなら、誇張してまで自分をアピールする必要性は感じないものです。いちいち他人の目も気にしないでしょう。

見栄えや外面ばかりを気にするような人は、自信がない分「せめて見た目や勢いだけは周囲に認めさせたい」という心理が働いているのではないでしょうか。

人の目が気になる

自分をよく見せたいという気持ちは、そこに対象があってこそ湧いてくるものです。誰かによく見られたい、すごい人だと思ってほしいという欲求が虚勢や見栄となって現れます。

このような人の多くは、価値基準や判断基準を他人に置いています。言動は全て他者の目を意識したものとなり、思ってもいない発言やその場のノリに合わせた言葉も多くなります。

加えて「本当の自分を知られたら、周囲には相手にされなくなる」などという不安が常にあり、本当の自分をさらけ出すことができません。自分の弱さを悟られまいと、ますます大げさな言動が増えていくのです。

虚栄心が強い人との上手な付き合い方

虚栄心が強い人は、自慢したがりだったり自分上げが激しかったりします。真正面から付き合うと、自身の神経をすり減らしてしまうかもしれません。

虚栄心が強いと感じる人とは、どのように付き合っていけばよいのでしょうか。覚えておきたい上手な付き合い方を紹介します。

話を聞き流す

基本的に、自慢話や自分上げはスルーするのが有効です。虚栄心が強い人の話を聞いていると、辻褄が合わなかったりおかしかったりする点があるかもしれません。突っ込みたくなることもあるでしょうが、ぐっと我慢しましょう。

自分を大きく見せたい人に否定的な言葉を掛けると、あからさまな敵意を示されたり理不尽な反論を受けたりすることがあります。トラブルを避けるなら、聞き流すのが最善なのです。

また、相手の見栄や虚勢を真面目に受け止め過ぎると、聞く方のストレス度が高まります。いちいちコメントするのは避け、適当な相づちでやり過ごしましょう。

程よく距離を取る

いちいち虚勢を張ってくる相手に疲れたら、思い切って距離を取りましょう。ストレスをためながら話を聞くよりも、「ここまでの付き合い」と線を引いた方が、精神をすり減らさずに済みます。

共感できない自慢話や自分上げを聞き続けていれば、メンタルにも悪影響を及ぼすかもしれません。

プライベートな付き合いなら、『連絡が来ても返信しない』『誘われても行かない』などを徹底すれば、相手も連絡をして来なくなるでしょう。

職場の人なら、仕事の話以外はしないように徹底します。「すみません、仕事中なので」などと仕事を理由にして逃げていれば、話し掛けられることも少なくなるでしょう。

自分の虚栄心が強いと思ったら

虚勢を張っていたり他人下げの発言をしたりすることが多いなら、「虚栄心が強い」などと陰で言われているかもしれません。思い当たる節のある人は、他人中心になっている思考の癖を治すことから始めましょう。

スキルアップを目指す

「他人よりも上に見られたい」「すごい人だと思われたい」などといった思考パターンは、自分に自信がない人に多く見られます。

当てはまる人は、まず自分の中のコンプレックスが何なのかをきちんと理解しましょう。その上で、コンプレックスを克服してスキルアップする方法を考えるのです。

また、これといった理由もなくただ漠然と自分に自信がない人は、得意なことや好きなことを増やすのが有益です。高い熱量で取り組める趣味や興味が見つかれば、他のことに目が行きにくくなります。

日々の生活が充実することで、自分の考えや価値観で判断できるようになるはずです。そうすれば、他人の目や他人の考えに振り回されるのは無意味だと気づくでしょう。

ありのままの自分を受け入れる

自分の弱点やコンプレックスを恥ずかしいことだと思っていませんか?

弱点やコンプレックスを否定し過ぎると、劣等感にさいなまれたり自己肯定感が下がったりします。「リアルな自分を知られたくない」という気持ちが働いて、嘘や大げさな発言がますます増えてしまうのです。

コンプレックスや弱点があるのは、人間なら当然なことです。恥ずかしいからと見ないふりをするのではなく、それも自分の一部として受け止めましょう。

ありのままの自分を受け入れられるようになれば、自分を大きく見せたい気持ちも薄らぐはずです。自分上げ・他人下げが少なくなり、周囲と仲良く穏やかに過ごせるでしょう。

素直に周りを認める

周囲の人を下げたからといって、自分の存在価値が上がるわけではありません。いちいち誰かと自分を比べて勝った・負けたを繰り返すのはやめ、周囲の人のよいところ・素晴らしいところを素直に認めてみましょう。

事あるごとに周囲の人を下げるような発言をしていれば、周囲から反感を買うのは必至です。誰かの長所や優れている点を見つけたら、否定から入るのではなく、素直に肯定してみましょう。あなたが周囲の人を適切に評価するほど、周囲の人もあなたを尊重し適切に評価してくれるはずです。

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