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キスマークは恋人同士の愛情表現の一つですが、肌に消えにくい痕が残ります。「やめてほしい」という意見も一定数ある一方、「付けたい」「付けられたい」と考える人も多いようです。キスマークを付ける心理や、付ける場所ごとの意味、キスマークの隠し方・消し方などを紹介します。
そもそもキスマークとは?
『キスマーク』とはいうものの、キスマークはただキスをすればできるというものではありません。そもそもキスマークとはどのようなものなのでしょうか。
肌を唇で強く吸ったときにできる痕
キスマークとは、キスによって肌にできる『赤いあざ』のことです。
濃さや大きさはさまざまですが、唇で触れる程度の軽いキスではできません。キスマークを付けるには、肌に内出血の痕が残るよう強い力で吸引する必要があります。
なお、キスマークによって付いた赤い痕は、数日もすれば消えてしまうことがほとんどです。内出血とはいえ、強い衝撃によるものではないため、痛みを伴うケースはほぼありません。
恋人に付けられたい派、付けられたくない派
キスマークは愛情表現の一種などといわれますが、OKかNGかは個人の考えによります。『恋人にキスマークを付けられたい派』『付けられたくない派』それぞれの意見をチェックしてみましょう。
まず、以下はキスマークを付けられたい人の意見です。
- いつも恋人と一緒にいる気分になる
- 恋人の独占欲を感じてうれしくなる
キスマークを恋人からの愛情と感じる人は、痕が残っても嫌な気分にはならないのでしょう。
一方、キスマークを付けられたくない人は次のように思っているようです。
- 他人に見られたら恥ずかしいから困る
- 束縛されているようで嫌
やはり、「見えるところにキスマークを付けられるのは困る」という意見が多く見られます。
また、キスマークを一種のマーキング行為に近しいものと捉える人も少なくありません。このようなタイプの人は、「恋人の独占欲が強過ぎる・束縛されている感じがする」としてキスマークを嫌がる傾向にあります。
キスマークを付ける心理とは?
一般に、キスマークは愛し合う恋人同士で付け合うものです。男性から、女性から、さまざまなシチュエーションが想定されますが、「キスマークを付けたい」という気持ちはなぜ湧き上がってくるのでしょうか。
恋人にキスマークを付けたいと思う心理について考えてみましょう。
会えない時間も思い出してほしい
キスマークを付けたくなるのは、「キスマークを見れば恋人が自分を思い出してくれるのでは」と期待するためです。
どんなに仲のよい恋人同士でも24時間一緒にいられるわけではなく、ずっと相手のことだけを考えてもいられません。会えない時間が続けば、恋人の存在感が薄くなることもあるでしょう。
ところがキスマークがあれば、付けられた側は付けた恋人の顔やシチュエーションを思い出しやすくなります。キスマークがないときよりも、恋人を思う時間が増えるかもしれません。
「離れていてもいつも自分のことを考えてほしい…」キスマークを付ける側はそう考えて恋人にあえて痕を残すのです。
相手を独占したい
キスマークを付けるのが許されるのは、親密な恋人だけです。中にはその特権を利用して、恋人が自分のものであるとアピールするためにキスマークを付ける人もいます。
例えば、首筋といった目立つ場所にキスマークを付けておけば、それだけで恋人の存在を匂わすことができます。わざわざ「恋人はいるの?」と聞かなくても、彼女または彼には心を決めた人がいるのだと周囲はすぐに理解するでしょう。
また、キスマークを見えないライバルへのけん制と考える人もいます。万が一ほかの誰かが恋人に好意を持っていたとしても、キスマークがあれば「この人には手を出しにくいな」と感じるはずです。
単純に愛情表現の場合も
恋人への愛情が高まって、思わずキスマークを付けてしまうこともあります。
これは純粋に愛情からくる行動なので、何らかの思惑があるわけではありません。好きな人と特別な関係でいられることを、この上なくうれしく思っているのです。
また、照れ屋の男性の中には、普段思っていることを口に出せなかったり、好きな気持ちを隠したりする人も少なくありません。
このようなタイプの人は恋人の体に触れると気持ちが高ぶって、抑えていた気持ちをキスマークに込めたくなることがあるようです。
キスマークを付ける方法
いざキスマークを実践してみようと思っても、未経験ではきれいに付けるのは難しいかもしれません。キスマークを付ける方法は『ただ皮膚を唇で吸うだけ』ですが、それなりにコツは必要です。
恋人にキスマークを付けてみたいとき、きれいに付けられる方法を紹介します。
まずは唇を湿らせる
きれいなキスマークを付けるには、唇と肌の密着度を高める必要があります。まずはキスマークを付ける前に、唇をしっとりと湿らせておきましょう。
唇が乾燥して荒れていると、唇を寄せたとき肌との間に隙間ができてしまいます。これでは空気が入りやすく、上手に吸い付けません。そのままではきれいなキスマークを付けるのは困難です。
また、荒れた唇で吸い付くと相手に痛みを与えやすくなります。相手を思いやる意味でも、リップクリームなどを利用して唇を潤わせておくことをおすすめします。
一部分を時間を掛けて強めに吸う
肌にキスマークを付けるコツは、付ける場所を決めて、一部分を強めに吸うことです。
唇はカップゼリーを食すときにようにすぼめて、ちゅうっと肌を吸い上げます。そして、そのまま10秒くらいキープすれば、キスマークが残るはずです。
ただし、よりきれいにキスマークを残したい場合は『強く1回吸い上げて終わり』ではなく、繰り返し同じ場所に吸い付くのが望ましいでしょう。これなら相手も痛みを感じにくい上、親密なムードがより一層高まります。
キスマークを付ける場所には意味がある?
男性が付けたキスマークの場所で、その人の心理が分かるといわれます。どの場所にどのような意味があるのか、詳しく見ていきましょう。
首筋
首筋のキスマークは衣服を着ても隠しにくく、相手を困らせてしまう可能性も否定できません。にもかかわらず、あえてキスマークを残すということは、相手に強い独占欲や執着心があることを示しています。
キスマークを付けた男性は「恋人を誰かに奪われるのでは」と危機感を抱いているのかもしれません。あるいは、あえて人目に付くような場所にキスマークを残すことで、2人の関係をアピールしたいと思っている可能性もあります。
いずれにせよ、首筋にキスマークを付けたがる人は、恋人に対してかなり強い気持ちを持っているといえるでしょう。
おなかや二の腕
女性のおなかや二の腕は、男性にはないやわらかさがあります。触れていると心地よく、一種のフェティシズムを感じる人もいるほどです。
そんなおなかや二の腕へのキスマークは、ストレートな好意から付けられることが多いといわれます。つまり、男性はあなたのことが大好きということです。この場合、意味を深読みせず、素直に喜んでよいでしょう。
なお、おなかへのキスマークの解釈として『女性に癒しを求めている証拠』とすることもあります。女性のおなかは、子宮のある赤ちゃんが宿る場所です。
ここに無意識にキスマークを残してしまう男性は、女性に対して母がくれるような優しさを求めているのかもしれません。
胸やお尻・太もも
胸やお尻・太ももは、女性と深い関係にないと触れられない場所です。これらの場所に付けられたキスマークも、男性の強い独占欲を表しているといえます。
特に、胸は女性にしかないものです。所有欲や独占欲を刺激されやすく、キスマークを付けたくなる男性が多いようです。
また、男性が女性について「自分以外の男性の前で服を脱ぐようなシチュエーションがあるのでは」と疑っている場合も、胸やお尻・太ももなどにキスマークを付けることがあります。
背中
背中はキスマークを付けられた本人さえ目にすることができません。ここへのキスマークはほかの場所よりもより『マーキング』に近い意味合いが強いでしょう。
キスマークはほかの男性へのけん制だったり、「彼女さえ見えない場所に印を付けた」という自己満足だったりするケースが少なくありません。
また、「自分以外このキスマークを見つけませんように」という意味が込められている場合もあります。男性の中に「恋人が自分から去ってしまうのでは」という不安が常にあり、キスマークでほかの男性をけん制しようとしているのです。
男性の不安に心当たりがある場合は、相手が安心する言葉を掛けてあげるとよいかもしれません。