運動不足解消になるし、交通費の節約にもつながる。おまけに今のご時世、満員電車で「密」になることもない……。そんな理由からここ最近、自転車通勤、自転車通学を始めたという人も多いのではないだろうか。
そんな自転車通学・通勤に関する意識調査がこのほど、エイチームフィナジーにより、通勤、通学で週3日以上自転車を利用する全国にお住まいの20代-40代の男女330名を対象として実施された。
自転車で通勤、通学を始めたきっかけは「交通手段として便利なため」が最多の55.5%
自転車通勤または自転車通学を始めたきっかけに対し「交通手段として便利」が55.5%、「職場・学校と自宅の距離が近いため」が33.9%だった。通勤、通学をする人にとって自転車が手軽で便利な乗り物として認知されていることがわかる。
それに対し、「新型コロナウイルスの流行」がきっかけと回答した人は、意外にもわずか21.2%だった。
自分が住んでいる地域の自転車保険の義務化を把握していない人は15.8%
自転車保険の義務化に対する意識を確認するため「あなたの住んでいる地域は、自転車保険が義務化されていますか」と質問したところ、「義務化されているか知らない」と回答した人は15.8%だった。
自転車の利用頻度が高い人でも、義務化されているか知らない人が一定数いることが見てとれる。
約75%の人が自転車乗車時に事故に遭いそうになった経験あり
「自転車利用時に事故に遭いそうになったことがありますか?」という質問に対し、74.8%の人が「ある」と回答し、多くの人が自転車乗車時に事故の危険を感じた経験がある事実がわかった。
また、自転車利用時に事故に遭いそうになった経験があり、自転車保険の加入が義務化されていない地域にお住まいの人に自転車保険に加入しているか質問したところ、「自転車保険に加入している」人は29.6%、「自転車保険の加入を検討している」人は36.3%だった。
事故に遭いそうになった経験のある65.9%が自転車保険へ加入、または加入検討していることがわかった。
1万円以上3万円未満の自転車の利用者は41.2%。高額な自転車利用者ほど自転車保険への加入意識が高い
現在利用している自転車の購入価格帯を質問したところ「1万円以上3万円未満」が41.2%と一番多く、次に「3万円以上5万円未満」17.9%、「5万円以上10万円未満」が16.1%となった。
高頻度で自転車を利用する人は、比較的高価な自転車を愛用している人が多いことが見てとれる。
また、自転車購入価格帯別に自転車保険加入割合(※自転車保険の加入が義務化されていない地域にお住まいの人が対象)を確認したところ、「1万円以上3万円未満」の価格帯の自転車利用者が「自転車保険に加入している」もしくは「加入を検討している」と回答した人の合算は59.8%、同様に「3万円以上5万円未満」の価格帯の自転車利用者は73.5%、「10万円以上」の価格帯の自転車利用者は81.3%という結果になった。
高額な自転車を購入している人ほど、万が一の際に備えて自転車保険に加入または加入意識が高い傾向があると言えそうだ。
事故等で壊れた自転車の修理費用を補償する保険もあるが、一般的な自転車保険は「自分の怪我」、「相手への賠償」の2点をカバーする内容となっている。自転車保険に加入することはとても重要だが、一番は自分にも相手にも危険が及ばない安全な運転をすることだ。
出典元:株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/
構成/こじへい